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3.1.4 まとめ
 舶用ACF排煙処理装置に用いる添加水として、海水を利用した場合の影響を評価した。海水を用いた場合、水道水を用いた場合と比較してやや性能が低下する可能性があるが、オーダーとしてはほぼ同程度のSO2除去性能が得られた。したがって、添加水として海水を用いることは十分可能である。今後は、海水を用いることの長期的影響などを含めて検討していく必要がある。海水と硫酸を混合してpH5に調整したものを添加水として使用した場合も海水だけを使用した場合と性能は大きく変わらない。したがって、ACF反応塔の添加水として海水をそのままで利用可能である。
 
図3.1.6 水道水を用いた場合の触媒高さとSO2濃度の関係
 
図3.1.7 海水を用いた場合の触媒高さとSO2濃度の関係
 
図3.1.8  硫酸でpH5に調整した海水を用いた場合の触媒高さとSO2濃度の関係
 
図3.1.9 水道水を用いた場合の触媒高さとSO2濃度の関係
(入口SO2濃度3分の1)
 
図3.1.10 水道水を用いた場合の触媒圧損
 
図3.1.11 海水を用いた場合の触媒圧損
 
図3.1.12 硫酸でpH5に調整した海水を用いた場合の触媒圧損
 
図3.1.13 水道水を用いた場合の触媒圧損
(入口SO2濃度3分の1)


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