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ハンセン病制圧に関するご報告
世界のハンセン病回復者、その子どもたちのために、今後も一層のご支援を!
WHOハンセン病制圧特別大使
日本財団理事長
笹川陽平
 全国の吟剣詩舞愛好者の皆様、お元気でしょうか。
 皆様がハンセン病について関心をもたれご寄付くださった総額は四二〇万円になりました。私はこの貴重な寄付金を一円たりとも無駄使いせず、すべてインド・中国・ミャンマーなどの国々の、恵まれないハンセン病回復者や学校に行けないその子どもたちのために活用させていただいております。寄付金の使途につきましては、後日詳しくご報告いたします。
 
今年二月、マダカスカル・マナンザーリ地方の診療所を訪ねる笹川氏(右)
 
 私は年間四カ月、海外で活動しています。皆様の心強い支援があればこそのことです。いわれない差別に苦しんでいる人々のために世界からハンセン病をなくしたいという父・笹川良一の遺志を継いで、私は仕事をさせていただいていることに感謝をしながら活動しております。
 世界のハンセン病回復者は、皆様の想像を絶する環境の中で、仕事もなく極貧の生活をしております。その子どもたちも学校に行けず、悲しい生活を強いられております。
 
南アフリカ、ハンセン病回復者のヨハンさん一家
 
 お元気でご活躍の皆様方、彼らのためにも今後も一層のご支援をお願いいたします。
 
■笹川陽平氏の著書
『世界のハンセン病がなくなる日』をプレゼント
 
 
 世界保健機関(WHO)ハンセン病制圧特別大使として、昨年第十一回読売国際協力賞を受賞した笹川陽平氏が、ハンセン病に取り組んできた半生を本にしました。父の故・笹川良一氏(前・日本財団会長)がハンセン病根絶とかかわったいきさつから、その遺志を継いでの自身の活動が克明に記録されています。ぜひご一読ください。なお、四月一日以降一万円以上の募金をいただいた方には、もれなく著者サイン入りの本書をプレゼントいたします。
 
ハンセン病回復者支援事業に引き続き協賛戴きました。
 現在、開発途上国におけるハンセン病回復者自立支援事業における「(財)日本吟剣詩舞振興会」を通じてご寄付いただいた額は、四、二二八、四三九円(二月末日現在)となっております。
■募金の振込についてのご案内
 ハンセン病回復者自立支援募金は、本誌最終頁に貼付の「専用振込用紙」をご利用いただき、最寄の郵便局からお振込ください。送金手数料はかかりません。皆さまの温かいご支援をお願いします。
ハンセン病回復者 自立支援事業 スタッフー同
 
二月中にご寄付いただいた方のお名前(敬称略)
〔埼玉〕
井浦 禎子
〔東京〕
小林 賢治
吉見 芳蘭
〔神奈川〕
大垣 里子
〔愛媛〕
返脚 玉凰
〔大分〕
伊地知隆輝
笠置 一郎
 
財団法人 日本吟剣詩舞振興会関連行事予定表(平成17年6月)
時間 大会名 開催場所 責任者
4日(土) 11時00分〜
13時00分
財団本部理事会・評議員会 笹川記念会館 財団本部
12日(日) 9時00分〜
18時00分
横山岳精吟道70周年記念
岳精流日本吟院 全国吟道大会
川崎市教育文化会館 横山岳精
12日(日) 10時00分〜
18時00分
日本吟道学院創立25周年記念 第50回日本吟道全国大会 中野サンプラザ大ホール 小早川桜神
12日(日) 9時30分〜
16時30分
第29回三重県吟剣詩舞道大会 伊勢市観光文化会館大ホール 山路泰洲
19日(日) 9時30分〜
18時00分
詩吟墨水流墨水会創立55周年記念大会 江戸川区タワーホール船堀 梅澤昌峰
19日(日) 9時00分〜
16時30分
平成17年度全国剣詩舞コンクール北海道地区大会 札幌市教育文化会館 北海道地区連協
26日(日) 13時00分〜
17時00分
吟亮流千葉吟風会創立35周年記念吟詠の集い 習志野文化ホール 三橋吟煌
26日(日) 11時00分〜
18時00分
吟と舞 第40回記念大会 三越劇場 榊原静慧
26日(日) 13時00分〜
17時00分
少壮吟士発足30周年記念吟詠チャリティーリサイタル 宮崎市民文化ホール 増田鵬泉
 
五月NHK教育テレビ
吟詠放送
「吟詠・五月にうたう」
●放送日時
五月二十八日(土)
午後二時三十五分〜同二時五十分(予定)
●吟題と出演者
一、和歌・さつきまつ (よみ人しらず)
さつきまつ 花(はな)たちばなの
かをかげば 昔(むかし)の人(ひと)の
袖(そで)のかぞする(繰返し)
〈吟〉河田 神泉
二、独柳 (杜 牧)
〈吟〉青木 紫扇
三、舟中子規を聞く (城野静軒)
〈吟〉増田 鵬泉
四、蘇台覧古 (李 白)
〈吟〉池田 嶺煌
五、惜春詞 (小野湖山)
〈吟〉伏尾 琵城
   中武 岳玲
   塚本 白光
 
五月NHKラジオ
FM吟詠放送
「邦楽のひととき」
●放送日時
五月十九日(木)午前十一時〇〇分〜同三〇分
●再放送
五月二十日(金)午前五時二〇分〜同五〇分
●吟題と出演者
一、和歌・わがやどの (よみ人しらず)
わがやどの 池(いけ)の藤(ふじ)なみ
さきにけり 山郭公(やまほととぎす)
いつかきなかむ(繰返し)
藤樹書院に過る (伊藤 東涯)
〈吟〉小林 北鵬
二、和歌・帰り(かえり)こぬ (式子内親王)
帰りこぬ 昔(むかし)をいまと
思ひね(おもひね)の 夢(ゆめ)の枕(まくら)に
にほふたち花(はな)(繰返し)
壇の浦夜泊 (木下 犀潭)
〈吟〉徳田 寿風
三、赤馬が関舟中の作 (伊形 霊雨)
阿嵎嶺 (頼 山陽)
〈吟〉中尾 仁泉
四、烏衣巷 (劉 禹錫)
清平調詞 その(三) (李 白)
〈吟〉伊藤 契麗
五、海に泛ぶ (王 守仁)
湖上に飲す (蘇 軾)
〈吟〉清水 錦洲
六、寧楽懐古 (太宰 春台)
〈吟〉北瀬 美岳


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