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四、いきいき異世代コミュニケーション
放送キャスター 押阪 忍 先生
<講師紹介>
 昭和十年、岡山県生まれ。立教大学経営学科卒業。昭和三十三年、現テレビ朝日アナウンス部第一期生として入社。昭和四十年、民放テレビ「フリーアナウンサー」第一号となり話題を呼ぶ。放送キャスターとしてテレビ・ラジオでの出演はもちろんのこと「押阪忍のトークアカデミー」の校長として後進の指導育成にもあたっているほか講演・コメンテーター・エッセイストなどその活躍は幅広い。ご夫人は栗原アヤ子さんで、“おしどり夫婦”、としての出演も数多い。また、財団の武道館大会・式典の司会や企画構成番組のナレーターとして長年にわたり出演される。
 
五、吟詠家の舞台動作
演出家 石川 健次郎 先生
<講師紹介>
 昭和五年生まれ。日本大学芸術学部卒業。長く日本放送協会にあって、日本古典芸能のテレビ、ラジオ番組を担当、その間、吟詠番組を手がけ、NHKの中でも吟剣詩舞や日本舞踊など日本の伝統芸術に造詣の深いプロデューサーとして活躍する。昭和六十三年、同協会を定年退職、協会会友を委嘱されるとともに、母校の日本大学芸術学部演劇学科講師を勤める。また、財団の武道館大会など各種公演の演出指導を手がけるとともに、現在も財団機関誌月刊「吟剣詩舞」への執筆や、剣詩舞道大学の講師や剣詩舞コンクール審査員として協力される。財団の平成九年度(第十二回)吟剣詩舞大賞文化賞を受賞される。
 
(1)舞台動作の基本(よりよき芸術的向上のために)
a 企画構成の意図を理解し、舞台での約束ごとに従って、自分の能力が発揮できる方法を考える。
b 聴衆(観客)がよく理解でき、共感し、又は感動する雰囲気を作る。――演出に協力する――
(2)聞かせ方の演出(音楽性について)
a 表現技術の錬磨。――吟詠コンクール審査規定を参考にする――
b 選曲――表現の適正から演出の可能性へ――
c 伴奏――豊かな内容表現のために――
d マイクアレンジメント――マイクに強くなろう――
(3)見せ方の演出(視覚効果のために)
a 心がまえ
構成番組形式(テーマ)
式典形式(流れ)
コンクール形式(熱意)
例「日本の春」(季節)、「戦国の武将」(時代)、「大和路紀行」(場所)
テンポ・山(序破急)
b 衣裳・身ごしらえ・身だしなみ・扇の扱い
c 舞台での動き、舞台マナー
d 剣詩舞等との協調


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