はじめに
坊津歴史資料センター輝津館では、日本財団の助成と、財団法人日本海事広報協会並びに社団法人九州海事広報協会の協賛により、坊津歴史資料センター輝津館企画展「坊津−さつま海道」を開催いたします。
坊津諸港(坊・泊・久志・秋目)は、九州島の西南端に位置し、古くより海上交通の要衝として、国内外の船舶が行き交った土地柄です。
今回の企画展では、坊津が「日本三津」のひとつとして、海上交流史上に果たした重要な役割を、近隣の薩摩諸港との比較や、海外文化の受け入れ、坊津一乗院の動向といった観点から紹介します。
本書は企画展の解説書として作成いたしましたが、今回の企画展と共に多くの方々にご高覧いただき、東アジアの海を行き交った人と物とが織り成した、坊津の歴史のダイナミズムを、感じ取っていただけたら幸いです。
最後に、今回の企画展の開催並びに本書の作成にあたって、ご協力いただきました関係各位に対しまして、厚く御礼申し上げます。
平成17年10月
坊津歴史資料センター輝津館
この地図の作成にあたっては、カシミール3D、国土地理院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。 |
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