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わたしたちの航海日記
「帆船あこがれ体験学習」
 今日、一日はいろんなことがありました。
 まずは、船内探検をして、展帆をして、弁当を食べて、帆をしめて、かっ車の勉強をして、ロープワークの結び方を聞いて戻ってきました。
 船内探検では、自分たちの部屋に入りました。
 次は食堂です。食堂は揺れて、ものが出たり落ちたりしないように工夫がいっぱいありました。たとえば、本だなはさくがあったり、机と床、いすと床がくっついてはなれないようになっていました。
 次はトイレです。船は水が大切なので、トイレの水は海水になっています。あと、トイレに流したものは直接海にはいかず下のタンクみたいなのに入って、バクテリアが食べて汚くない水を海に流すので、海を汚すことがないのです。
 次は操縦室です。
 このように、帆船あこがれはいろいろなところがありました。あとニックネームは「グレートゴンザレス」です。
 
ビレイピンにロープをかける
 
「あこがれに乗って」
 私は、今日いろいろな体験をしました。
 トノさんとやったロープで遊んだのも楽しかったです。1本のロープにどのような工夫をして、3つの玉を作るのかとか考えながらやるのが良かったです。私は、5班で、ハナさんが5班のお世話をしてくれました。最初から最後まで元気いっぱいで明るくていいふんいきにしてくれました。展帆作業は初めての体験でセイルをはるのがとにかくたいへんでした。
 セイルをはった後のロープのかたづけも重くてこしがぬけるかと思いました。滑車遊びはとても不思議な感じでした。バウスプリットに乗りたかったけど、今日はダメだと言われたので少し残念でした。
 最後のはとやんの水のお話がとてもためになりました。今までずっとお風呂に入る時や、歯をみがく時は水を出しっぱなしにしていたので、お話を聞いて、水は人間にとってとても大切なものなんだと思いました。
 
「あこがれに乗って」
 帆船「あこがれ」に乗って感じたことは、1つ目に、マストを張るときにみんなで協力しないとマストが張れないということがわかりました。
 私は、準備ができて合図を出す仕事を1度だけしましたが、大きな声で出さないと相手に伝わらないんだなぁということも分かりました。
 2つ目はかっしゃを使ってやったつな引きです。かっしゃを使わないで引っぱると負けてしまってかっしゃを使うととても楽に引けました。ロープでいろいろな結び方も教えてもらいました。
 ファイヤーエスケープノットはちょっと出来なくて困難でしたが、ハナさんにやさしく教えてもらって出来ました。
 お昼ごはんはトノさんといろいろおしゃべりしながら食べました。楽しかったです。
 3つ目は船では水がとても大切だということです。
 私達は浄水場から来た水を活用していますが、船は動くのでシャワーもろくに出来なくて大変だなぁと思いました。
 今日の「あこがれ」はとてもいい思い出になったと思います。
 
デッキでお昼ご飯
 
 今日、帆船あこがれに乗って、特に心に残ったことは、帆をあげたことです。
 ロープを巻いて報告するのが楽しかったです。今日は、3個の帆しかあげませんでしたが、全部合わせて13個あるので、もっとあげてみたいと思いました。思っていたより、簡単に引くことができましたが、それはかっしゃというもののおかげだということがわかりました。普通のロープでつな引きするより、かっしゃがついていた方が引きやすかったです。
 次にひもでいろいろな結び方をやって、おどろいたことは、玉結びをいっきにする方法があるということです。はじめはちゃんとできなかったのですが、友達に教えてもらってからやるとうまくできました。正しいちょうちょ結びが正しくできているかどうかを調べるためにやる方法も知ることができました。今日教えてもらったことを忘れずに、家族に教えてあげたいと思いました。船のなかはふくざつで少し迷ってしまいました。案内などもわかりやすくしていただいたのでよかったです。海を走っているとき、とてもすずしくていい気持ちでした。お昼ごはんは景しきをみながら楽しくおいしく食べることができました。今日はとてもいい思い出になったと思います。船に乗っている人たちもやさしかったのでとてもよかったと思います。またこのような船に乗りたいなぁと思いました。


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