プログラム
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指揮者(しきしゃ)の大友直人(おおともなおと)さんからみなさんへ
大友直人(おおともなおと)
「音楽(おんがく)のまち」をテーマにお届け(おとどけ)してきました今(こん)シーズンの最後(さいご)を締め(しめ)くくる演奏会(えんそうかい)となりました。きょうは、サンクト・ペテルブルクを中心(ちゅうしん)とするロシアの作曲家(さっきょくか)を取り上げ(とりあげ)ます。音楽(おんがく)の世界(せかい)で、重要(じゅうよう)な国(くに)のひとつであるロシアは、歴史的(れきしてき)に多く(おおく)のすばらしい音楽家(おんがくか)を輩出(はいしゅつ)してきた音楽大国(おんがくたいこく)です。ロシアの作曲家(さっきょくか)を除いて(のぞいて)、音楽(おんがく)の歴史(れきし)を語る(かたる)ことはできないでしょう。そこには、豊か(ゆたか)な情緒(じょうちょ)と、心(こころ)からの歌(うた)にあふれた、すばらしい世界(せかい)が広がって(ひろがって)います。きょうは、チャイコフスキー、ショスタコーヴィチ、グリンカ、リムスキー=コルサコフ、ボロディンといった大作曲家(だいさっきょくか)たちの豊か(ゆたか)な音楽(おんがく)の世界(せかい)を、存分(ぞんぶん)に楽しんで(たのしんで)いただきたいと思い(おもい)ます。
チャイコフスキーの優雅(ゆうが)な世界(せかい)、ショスタコーヴィチの力強い(ちからづよい)オーケストレーション、グリンカの躍動感(やくどうかん)、リムスキー=コルサコフの鮮やか(あざやか)な色彩感(しきさいかん)、ボロディンの美しい(うつくしい)メロディー・・・といった、それぞれの音楽(おんがく)の特徴(とくちょう)をお楽しみ(おたのしみ)いただくとともに、これらの音楽(おんがく)に共通(きょうつう)して流れる(ながれる)リズムのすばらしさにも触れて(ふれて)いきたいと思い(おもい)ます。
恒例(こうれい)のこども奏者(そうしゃ)と東京交響楽団(とうきょうこうきょうがくだん)の共演(きょうえん)も楽しみ(たのしみ)です。こども奏者(そうしゃ)のみなさんも、『ルスランとリュドミラ』の難曲(なんきょく)を、あざやかに演奏(えんそう)してくれることでしょう。
ロシアを中心(ちゅうしん)にした東(ひがし)ヨーロッパには、まだまだすばらしい作曲家(さっきょくか)がたくさんいます。また機会(きかい)をつくって、ほかの作曲家(さっきょくか)の作品(さくひん)を聴いて(きいて)いただきたいと思って(おもって)おります。
今年度(こんねんど)のシリーズはきょうで終了(しゅうりょう)しますが、また来年(らいねん)のシリーズではさらに広がり(ひろがり)をもたせたテーマで、世界中(せかいじゅう)の音楽(おんがく)をみなさんにご紹介(しょうかい)していきたいと思い(おもい)ます。どうぞご期待(きたい)ください。
■指揮(しき)・おはなし 大友直人(おおともなおと)
東京交響楽団(とうきょうこうきょうがくだん)常任指揮者(じょうにんしきしゃ)。1958年(ねん)東京(とうきょう)生まれ(うまれ)。桐朋学園大学(とうほうがくえんだいがく)卒業(そつぎょう)。小澤征爾(おざわせいじ)、秋山和慶(あきやまかずよし)、尾高忠明(おたかただあき)、岡部守弘(おかべもりひろ)に学ぶ(まなぶ)。プレヴィン、バーンスタイン、マルケヴィチからも指導(しどう)を受ける(うける)。22歳(さい)でデビュー以来(いらい)、日本(にほん)の主(おも)なオーケストラの演奏会(えんそうかい)で活躍(かつやく)。日本(にほん)フィルハーモニー交響楽団(こうきょうがくだん)正指揮者(せいしきしゃ)、大阪(おおさか)フィルハーモニー交響楽団(こうきょうがくだん)指揮者(しきしゃ)をへて、1991年から東京交響楽団(とうきょうこうきょうがくだん)正指揮者(せいしきしゃ)として、自ら(みずから)のプロデュースによる「東京芸術劇場(とうきょうげいじゅつげきじょう)シリーズ」などで人気(にんき)を集め(あつめ)ている。また1994年(ねん)には京都市交響楽団(きょうとしこうきょうがくだん)首席指揮者(しゅせきしきしゃ)となった。2001年は、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団(かんげんがくだん)、コロラド交響楽団(こうきょうがくだん)やインディアナポリス交響楽団(こうきょうがくだん)に客演(きゃくえん)したほか、イギリスの名門(めいもん)、フィルハーモニア管弦楽団(かんげんがくだん)来日公演(らいにちこうえん)の指揮(しき)もおこない、いずれも好評(こうひょう)を得(え)た。現在(げんざい)、京都市交響楽団(きょうとしこうきょうがくだん)常任指揮者(じょうにんしきしゃ)、東京文化会館(とうきょうぶんかかいかん)音楽監督(おんがくかんとく)。
■こども定期演奏会2006年度シーズン
2006年度こども定期演奏会
《音楽の国》〜音楽の街巡り〜
指揮&お話:大友直人
演奏:東京交響楽団
会場:サントリーホール
第17回2006年4月15日(土)
『イタリア』〜ローマ・ミラノ・ヴェニス・ナポリ〜
レスピーギ:『ローマの祭』より
プッチーニ:歌劇『トスカ』より
ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』より、他
第18回2006年7月22日(土)
『アメリカ』〜ニューヨーク・ボストン・ニューオリンズ〜
バーンスタイン:『キャンディード』序曲
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
ジョン・ウィリアムズ作品より、他
第19回2006年10月21日(土)
『ガラ・コンサート』
曲目:未定
第20回2006年12月9日(土)
『ドイツ』〜ベルリン・ミュンヘン・ライプツィヒ・ドレスデン〜
ウェーバー:『魔弾の射手』序曲
ワーグナー:ワルキューレの騎行
R. シュトラウス:
交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』、他
■こども定期演奏会2006年度シーズン『テーマ曲』募集のお知らせ
2006年度シーズンで演奏する「テーマ曲」を募集します。締め切りなど詳しくは、
をご覧ください。
2006年こども定期会員優先申し込み日変更のお知らせ
(変更後)2006年2月15日(水)、16日(木)
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(変更前)2005年12月8日(木)、9日(金)
TOKYO SYMPHONYチケットセンター
044-520-1511
サントリーチケットセンター
03-3584-9999
※電話のみの申込受付となります。10:00〜18:00
チケット一般発売 2月21日(火)より
料金:定期会員券 10,000円
(全席指定、4回セット券)
※残席が出た場合は、1回券を3,000円で発売予定
■こども定期演奏会 公式ホームページ
過去のコンサートの一部を映像でご覧いただくことができます!
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