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東京交響楽団 楽団員 紹介(とうきょうこうきょうがくだん がくだんいん しょうかい)(2)
ヴィオラ、チェロ、コントラバス
写真(しゃしん)左(ひだり)より
最後列(さいこうれつ)
音川(おとかわ)、松崎(まつざき)、鷹栖(たかす)、加藤(かとう)、森(もり)、山廣(やまひろ)、大塚(おおつか)、笠原(かさはら)
中間列(ちゅうかんれつ)
原田(はらだ)、菅野(すがの)、西依(にしより)、西村(にしむら)、黄原(こうはら)、謝名元(じゃなもと)、小林(こばやし)、馬場(ばば)
最前列(さいぜんれつ)
安藤(あんどう)、加護谷(かごたに)、川井(かわい)、ボーマン、武生(たけお)、大野(おおの)、小西(こにし)
右上(みぎうえ)
中山(なかやま)、久松(ひさまつ)、永井(ながい)、渡辺(わたなべ)
 
 東京交響楽団(とうきょうこうきょうがくだん)には約(やく)100人(にん)の楽団員(がくだんいん)がいて、ひとりひとりが音色(ねいろ)を奏で(かなで)、みんなで気持ち(きもち)を一つ(ひとつ)にして美しい(うつくしい)オーケストラの音楽(おんがく)を作り(つくり)あげています。
 今回(こんかい)は「ヴィオラ、チェロ、コントラバス」パートの楽団員(がくだんいん)に「まち」について聞いて(きいて)みました。
 
(1)あなたの好き(すき)なまち(国(くに))はどこですか?
(2)そのまちが好き(すき)な理由(りゆう)や思い出(おもいで)を教え(おしえ)てください。
 
■ヴィオラ
西村 眞紀(にしむら まき) 首席(しゅせき)ヴィオラ奏者(そうしゃ)
(1)ニューヨーク (2)ヤンキースの松井選手(まついせんしゅ)のファンなので、大(だい)リーグの試合(しあい)を見(み)に行って(いって)みたいです。
 
武生 直子(たけお なおこ) 首席(しゅせき)ヴィオラ奏者(そうしゃ)
(1)鎌倉(かまくら) (2)静か(しずか)な時(とき)を過ごせる(すごせる)お気に入り(きにいり)のお寺(てら)があるので・・・。
 
安藤 史子(あんどう ふみこ)
(1)札幌(さっぽろ) (2)生まれ育った(うまれそだった)大好き(だいすき)なまちです。冬(ふゆ)が終わって(おわって)春(はる)に一度(いちど)に花(はな)が咲き(さき)、ほんとうに美しい(うつくしい)と思い(おもい)ます。食べ物(たべもの)もおいしいし、冬(ふゆ)は雪(ゆき)も美しい(うつくしい)です。
 
大野 順二(おおの じゅんじ)
(1)デンマーク(コペンハーゲン) (2)おとぎの国(くに)だから
 
加護谷直美(かごたに なおみ)
(1)日本(にほん) (2)生まれ育った(うまれそだった)国(くに)だから。でも、行って(いって)みたいところがあります。それはエジプト!(特(とく)にカイロとかルクソールとかアスワン)古(いにしえ)の文化(ぶんか)を生(なま)で見て(みて)みたい。ワタシノユメ!
 
小西 応興(こにし まさおき)
(1)沖縄(おきなわ) (2)海(うみ)がきれいでのんびりできる場所(ばしょ)です。考古学(こうこがく)に興味(きょうみ)があるので、外国(がいこく)ではエジプトにも行って(いって)みたいです。
 
中山 智(なかやま さとし)
(1)中国(ちゅうごく) (2)歴史(れきし)が長く(ながく)、日中文化(にっちゅうぶんか)の関係(かんけい)も深い(ふかい)。中華料理(ちゅうかりょうり)も大好き(だいすき)!
 
永井 聖乃(ながい まさの)
(1)北海道(ほっかいどう) (2)豊か(ゆたか)な海の幸(うみのさち)や大自然(だいしぜん)、温泉(おんせん)に恵まれ(めぐまれ)ていて、私(わたし)の心(こころ)と体(からだ)を癒し(いやし)てくれます。特(とく)に礼文島(れぶんとう)で食べた(たべた)ウニの味(あじ)は忘れ(わすれ)られません。
 
松崎 里絵(まつざき りえ)
(1)新潟県(にいがたけん)妙高高原(みょうこうこうげん) (2)3歳(さい)の時(とき)から毎年(まいとし)、両親(りょうしん)と3人(にん)でスキーに行って(いって)いました。楽し(たのし)かった旅行(りょこう)と雪(ゆき)の感触(かんしょく)、若く(わかく)元気(げんき)な父(ちち)と母(はは)の笑顔(えがお)は私(わたし)の大切(たいせつ)な思い出(おもいで)で、今(いま)でも大好き(だいすき)な場所(ばしょ)です。
 
森 みさ子(もり みさこ)
(1)ボルドー(フランス) (2)短期(たんき)ホームステイでボルドーのフランス人(じん)の家庭(かてい)に行った(いった)ことがあります。復活祭(ふっかつさい)のカーニバルにみんなと出て(でて)楽しかった(たのしかった)!お別れ(おわかれ)は涙涙(なみだなみだ)で、「世界(せかい)ウルルン滞在記(たいざいき)」のようでした。人(ひと)も、自然(しぜん)も、ワインもすばらしいところです。
 
 
山廣 みほ(やまひろ みほ)
(1)イスラエル (2)危ない(あぶない)国(くに)というイメージを抱く(いだく)人(ひと)が多い(おおい)と思い(おもい)ますが、行って(いって)みると人々(ひとびと)が温かく(あたたかく)、のんびりとした穏やか(おだやか)さに驚き(おどろき)ます。世界(せかい)で最も(もっとも)低地(ていち)にあることで有名(ゆうめい)な塩水湖(えんすいこ)、死海(しかい)で浮いた(ういた)不思議(ふしぎ)な体験(たいけん)が忘れ(わすれ)られません。
 
■チェロ
ベアンテ・ボーマン 首席(しゅせき)チェロ奏者(そうしゃ)
(1)北(きた)アルプス (2)私(わたし)は山登り(やまのぼり)が大好き(だいすき)で、特(とく)に日本(にほん)の北(きた)アルプスがお気に入り(おきにいり)です。自然(しぜん)の美しさ(うつくしさ)は、まるで偉大(いだい)な作曲家(さっきょくか)べートーヴェンの音楽(おんがく)を想像(そうぞう)させるような神秘(しんぴ)にみちており、トレッキングをして美しい(うつくしい)山(やま)の写真(しゃしん)を撮って(とって)いると、身(み)も心(こころ)も洗われ(あらわれ)ます。私(わたし)にとっては、忙しい(いそがしい)スケジュールの合間(あいま)の何(なに)よりの息抜き(いきぬき)です。
 
音川 健二(おとかわ けんじ) 首席(しゅせき)チェロ奏者(そうしゃ)
(1)ザルツブルク (2)留学(りゅうがく)していた頃(ころ)の思い出(おもいで)や、就職(しゅうしょく)した頃(ころ)の若き日(わかきひ)の思い出(おもいで)等々(とうとう)、ありあまる記憶(きおく)が残って(のこって)います!一度(いちど)はオーストリア人(じん)になることを真剣(しんけん)に考え(かんがえ)た時(とき)もありました・・・、でも良かった(よかった)、日本(にほん)に戻って(もどって)きて!と、今(いま)は思い(おもい)ます。
 
大塚 正昭(おおつか まさあき)
(1)岡山県(おかやまけん)倉敷市(くらしきし) (2)高校(こうこう)の修学旅行(しゅうがくりょこう)で初めて(はじめて)行き(いき)、感激(かんげき)しました。大原美術館前(おおはらびじゅつかんまえ)から旧倉紡跡地(きゅうくらぼうあとち)までの土蔵造り(どぞうづくり)の街並み(まちなみ)や、川(かわ)の両岸(りょうがん)の柳並木(やなぎなみき)などとても美しい(うつくしい)まちです。
 
川井 真由美(かわい まゆみ)
(1)ヴェネツィア (2)景色(けしき)が美しい(うつくしい)のはもちろんですが、裏道(うらみち)にあったレストランで食べた(たべた)パスタとピッツァの味(あじ)が忘れ(わすれ)られません。
 
黄原 亮司(こうはら りょうじ)
(1)ドイツ (2)街(まち)の中(なか)を歩いて(あるいて)いると中世(ちゅうせい)にタイムスリップした気(き)がしました。空(そら)の青さ(あおさ)とオレンジ色(いろ)の屋根(やね)が芸術的(げいじゅつてき)に美し(うつくし)く、また、時刻(じこく)を知らせる(しらせる)教会(きょうかい)の鐘(かね)が心(こころ)を和ませ(なごませ)てくれました。
 
謝名元 民(じゃなもと たみ)
(1)イングランド (2)サッカーでプレミアリーグが一番(いちばん)好き(すき)だから!この間(あいだ)のチャンピオンズリーグでのリヴァプールには鳥肌(とりはだ)がたちまくり!
 
鷹栖 光昭(たかす みつあき)
(1)横浜(よこはま) (2)外人墓地(がいじんぼち)や中華街(ちゅうかがい)などの異国情緒(いこくじょうちょ)が好き(すき)です。日本(にほん)の西洋音楽(せいようおんがく)の先人(せんじん)たちも、数多く(かずおおく)この港(みなと)から欧米(おうべい)への留学(りゅうがく)の途(と)についたことでしょう。
 
馬場 隆弘(ばば たかひろ)
(1)東京(とうきょう) (2)活気(かっき)があって便利(べんり)、何でも(なんでも)そろっているから。世界中(せかいじゅう)の演奏家(えんそうか)が大勢(おおぜい)集まって(あつまって)くるのも楽しい(たのしい)です。
 
■コントラバス
笠原 勝二(かさはら しょうじ) 首席(しゅせき)コントラバス奏者(そうしゃ)
(1)トルコ、ポルトガル (2)トルコは食べ物(たべもの)がとても美味し(おいし)くて安い(やすい)。人々(ひとびと)が勤勉(きんべん)で優しい(やさしい)!ポルトガルはとにかくパンが旨い(うまい)!数年前(すうねんまえ)、私(わたし)の家(いえ)の近所(きんじょ)にポルトガル風(ふう)のパン屋(や)ができてとても喜んで(よろこんで)いたのに、なぜかつぶれてしまいました。残念(ざんねん)!
 
加藤 信吾(かとう しんご) 首席(しゅせき)コントラバス奏者(そうしゃ)
(1)リスボン (2)大航海時代(だいこうかいじだい)にタイムスリップしたような時間(じかん)のゆっくり流れて(ながれて)いるまちでした。
 
渡辺 哲郎(わたなべ てつろう) 首席(しゅせき)コントラバス奏者(そうしゃ)
(1)ポルトガル (2)山並み(やまなみ)や空(そら)の色(いろ)が日本(にほん)と似て(にて)いる国(くに)です。食べ物(たべもの)の味付け(あじつけ)(特(とく)に魚介類(ぎょかいるい))も日本(にほん)と似て(にて)いておいしい。居心地(いごこち)がよくほっとする街(まち)でした。赤(あか)ワインは世界(せかい)で一番(いちばん)おいしいと思い(おもい)ます!
 
小林 照雄(こばやし てるお)
(1)京都(きょうと) (2)ゆったりとした時間(じかん)をすごせる場所(ばしょ)があるから
 
菅野 明彦(すがの あきひこ)
(1)アマゾン (2)誰(だれ)も行った(いった)ことのない未開(みかい)の土地(とち)を探検(たんけん)してみたいです!
 
久松 ちず(ひさまつ ちず)
(1)福岡(ふくおか) (2)故郷(ふるさと)の福岡(ふくおか)は、人(ひと)が明るく(あかるく)、食べ物(たべもの)がおいしいまちです!
 
西依 智子(にしより ともこ)
(1)シンガポール (2)演奏旅行(えんそうりょこう)で訪れた(おとずれた)国(くに)。多国籍(たこくせき)の何とも(なんとも)言えない(いえない)街(まち)の景色(けしき)と匂い(におい)。父(ちち)の育った(そだった)地(ち)ということもあり、なつかしい気がしました(きがしました)。でも一番(いちばん)好き(すき)なのは故郷(ふるさと)の福岡(ふくおか)です!
 
原田 博(はらだ ひろし)
(1)フィレンツェ(イタリア) (2)まち中(じゅう)が美術品(びじゅつひん)の宝庫(ほうこ)で、行く(いく)たびに新しい(あたらしい)発見(はっけん)があります。街並み(まちなみ)そのものが芸術品(げいじゅつひん)といえると思います(おもいます)。


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