2.1.4 研究成果および観測データ公開
水質・海況監視装置の構築にかかる成果の公表に関しては表2.1-2の経緯で実施された。監視装置からのデータが順調に得られるにしたがって、7月下旬からホームページの公開を開始した。9月下旬には2005年度日本海洋学会秋季大会において、ポスター発表を行い、開発成果について関係者へ広くアピールした。装置の更新にあわせて、10月上旬からホームページの整備を始めた。その後、幾度かのバージョンアップを経て、取得データを定期的にWebサイトにアップするように設定されている。
表2.1-2 成果の公開に関する経緯
2005年
5月19日 |
千葉県水産総合研究センター、千葉県富山町漁業協同組合の参事および定置網船頭らとの水質監視装置の設置に関する打ち合わせ懇談会 |
7月25日 |
準リアルタイムの水温データ・システムに関する情報等をWebサイトに公開開始 |
9月28日 |
2005年度日本海洋学会秋季大会(仙台)におけるポスター発表 |
10月上旬〜 |
ホームページの整備開始 |
2006年
1月下旬 |
流速データセット作成プログラムの開発の依頼と打ち合わせ((有)ディー) |
2月上旬 |
流速データセット作成プログラム納品((有)ディー)、ホームページの調整開始 |
2月28日 |
知在フェアにおけるポスターの発表 |
3月14日 |
自動更新システムによるWebサイトに公開 |
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なお、本事業で開発されたブイ式水質監視装置には、毎正時に水温データを取得確認できる機能も備わっている。その操作方法は非常に簡単で、確認したい地点の装置固有のメールアドレスと件名を入力するだけである。各地点の装置のアドレスと件名を表2.1-3に示す。
表2.1-3 リアルタイムデータを取得する場合の送信アドレスと件名
場所 |
アドレス |
件名 |
備考 |
千葉県
富山町沖 |
cfw46668@mopera.ne.jp |
tomiyama |
日本財団助成金により設置 |
館山ステーション |
cfw78526@mopera.ne.jp |
cfw78526 |
東京海洋大学海洋科学部が設置 |
神奈川県
小田原沖 |
chf65872@mopera.ne.jp |
sagamiwan |
科学研究費補助金により設置 |
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(1)情報公開(ホームページ)
本事業で得られる水質・海況情報の部はWebサイトにて順次公開している。図2.1-24(a)〜(c)は、現在公開しているホームページである。ホームページのURLは、
である。水温、流速のモニタリングについては毎日自動的に更新するように設定されている。
各関係機関から本事業で収集されている水質・海況データを公開する要望が多く寄せられているが、システムの開発調整など整備に時間を要するため、今後の課題として残されている。ホームページに関して、開発・改善させる必要のある課題としては、(1)携帯端末による受信と表示、(2)更新する時間間隔をできるだけ短くする、(3)統計解析を施した結果の紹介、(4)異常事態時におけるホームページ上での警報注意報発令の自動化、(5)取得データの2次利用(データ提供)に対するデータベースの整備などが挙げられる。これらに関しては、次年度以降に早急に取り組まれることが望ましい。
図2.1-24(a) |
Webサイトに公開中のホームページ.
上段:本事業研究のページ、
下段:水質・海況監視装置による準リアルタイムモニタリングのページ. |
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