日本財団 図書館


5.2 標準化動向
5.2.1 電子タグ等に関わる標準化動向
5.2.1.1 概要
 ISO/IEC/JTC1/SC31は、バーコード(1次元シンボル、2次元シンボル)及び電子タグに関する自動識別技術の規格を策定しています。
 ISO/IEC/JTC1/SC31の作業領域は、データフォーマット、データシンタックス、データストラクチャ、データ符号化、自動識別およびデータ取得プロセス技術などの標準化に分けられます。
 (社)日本電子情報技術産業協会(JEITA)自動認識及びデータ取得技術標準化委員会では、以下の検討を行っており、特にWG2のコンテンツ、WG4の電子タグとWG5のRTLSが貨物識別に関係の深いコードや識別システムの規格を検討しています。
WG1(データキャリア)
WG2(データストラクチャ)
WG3(コンフォーマンス)
WG4(電子タグ)
WG5(RTLS)
 
5.2.1.2 WG1 データシンボル
 WG1は、リニア/二次元シンボルの記号体系についてのデータキャリア仕様および関連文書の開発を行います。
 情報技術−自動識別及びデータ収集技術−バーコード記号仕様
 Information technology -- Automatic identification and data capture techniques -
 Bar code symbology specification -
 
(1)リニアシンボル
 リニアシンボルには以下の規格があります。
ISO/IEC 16388:1999 Code 39
ISO/IEC 16390:1999 Interleaved 2 of 5
ISO/IEC 15420:2000 EAN/UPC
ISO /IEC 15417:2000 Code 128
 
表5.2.1 リニアシンボル
 
(2)二次元シンボル
 二次元シンボルには、以下の規格があります。
ISO/IEC 15438:2001 PDF417
Information technology - Automatic identification and data capture techniques -
International symbology specification −国際記号仕様
ISO/IEC 16022:2000 Data Matrix
ISO/IEC 16022:2000/Cor 1:2004
ISO/IEC 16023:2000 MaxiCode
☆ ISO/IEC 18004:2000 QR Code
 
表5.2.2 二次元シンボル


前ページ 目次へ 次ページ





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION