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経営品質改善活動報告書
施設名 クリエートプラザ若狭東
 
 
No. 経営品質改善内容 取組中 取組済 効果 展開
1 地域のなかでの社会自立を目指して
2 ビーズ製品以外の製品の開発
3 ビーズ製品県内全域での販売拡充
4 老人施設・保育所・小中学校との交流の強化
5 福祉工場内作業を通しての就労支援
6 一般企業実習を通しての就労支援
7 「遊織」を用いた新商品の開発
8 サービス業に向けての就労支援
9
10
 
[17年度の反省と課題]
今年度の目標である「就労に向けての地域との連携の強化を図る」に焦点をあて活動してきました。訓練生の障碍の区分には差があり、訓練生全員が実習に携わることは難しい。しかし、地域に溶け込み共に働きたいと言う思いが強くなっており、職場実習にこぎつける事ができた。今後も地域との結びつきの強化を図り、就労できるよう努めます。
 
18年度の目標
・自社製品の開発
・他施設との交流の強化
・就労に向けて地域との連携強化
 
経営品質改善明細表
改善内容 地域の中での社会自立を目指して 施設名 No.
クリエートプラザ若狭東 1
 
[改善前]
 Aさんは、兄弟が名田庄村外で暮らしている為高齢の母と2人暮らしである。本人は将来に対し不安を感じていないが母、職員等周りの人は深刻な問題と感じている。そこで、地元企業での就労に向けて名田庄村でしいたけの生産・出荷等を行っている名田庄バイオテック様でAさんの職場実習を受け入れていただいている。上半期において、菌床カゴの洗浄についての指導を行うことで作業行程を覚えることができ指示がなくても作業することが出来てきた。その結果、実習回数を月2回から5回に増やし実習を継続している。
 今後、地元企業での就労に向けて作業の能力の向上と本人の技術の向上を課題に改善活動を行った。
 
[改善のポイント]
・現作業の技術的なレベルアップの支援 <添付資料1、2
・企業内における実習作業項目の増加と支援 <添付資料3、4、5、6
 
[改善後]
・菌床カゴの洗浄を始めてから1年が経ち慣れてきたことでスピードは上がったが、洗い残しができる為、マニュアルを使用しての支援を行った。
○隅々まできれいに洗えるようになった
 
・実習先との交渉で菌床カゴの洗浄以外の作業項目(しいたけの採取・パック詰め)も実習に取り入れてもらえるようになった
○Aさんの能力を発揮できる場が広がった
 
新作業項目 改善後の状況
椎茸の採取 菌床から丁寧にしいたけのじくの根元を取れるようになった
(規格以下の小さなしいたけを取ってしまわなければ一人で作業できるようになれる)
パック詰め 時間はかかるが見本をみながらパック詰めができるようになった
パン販売で顔見知りの人が多く作業場の雰囲気に溶け込むことができる
 
・Aさんの実習が評価され、4月から実習生を1名増員してもらえることになった
○2人になることでAさんの不安も減る
 
[改善にあたっての留意点]
・冬季は完全防寒して体力の消耗を防ぐ


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