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経営品質改善活動報告書
施設名 クリエートプラザ金津
 
 
No. 経営品質改善内容 取組中 取組済 効果 展開
1 Nさんの就労支援について
2 Yさんの作業支援について(昨年度からの継続的な支援)
3 福祉工場就労に向けた給食業務実習
4 ケース事例検討会の開催
5 『タッチパネルの押し忘れ0運動』の展開
6 昼食摂食率0%〜20%の利用者の原因追及と支援
7 グループホームのバックアップ支援の拡充
8 始業前清掃の継続
9 デイサービス事業の準備開始
10 支援センターとの連携による生活支援の充実
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経営品質改善明細表
改善内容 Nさんの就労支援について 施設名 No.
クリエートプラザ金津 1
 
[改善前]
<前回の発表に引き続き、Nさんの支援継続>
【H17.6〜H17.10】
○職業訓練センターやクリーニング会社での実習を終え、所内での訓練を続けたNさんは、その後、カーテンランナーや園芸部品組み立ての作業に携わっていたが、スリーエス丸岡新設に伴い、所内での給食部門に実習という形で配属される。
【H17.12〜H18.1】
○給食部門での実習はNさんだけではなく、一緒にスリーエス丸岡で実習をする訓練生や社員もローテーションで実習をする。(一人約2週間、ペアを組む)
 
【H18.2.10】
○Nさんだけではなく、他に訓練生7名・社員2名がスリーエス丸岡に実習生として訓練を開始。利用者の中には、「今まで行ったことのない場所で、最初から全部できんと思うで、それが不安」など、新しい場所・慣れない環境での作業に戸惑っていた人もいた。
 
〈新たな問題点〉
【職員サイド】福祉工場就労を控えている人に対しての、プログラムやマニュアルが無い。
【訓練生サイド】所外で作業をしたことが無い人が多く、外での作業に対して不安が大きい。
 
[改善のポイント]
(1)Nさんの福祉工場就労を中心に、実習に於ける他の訓練生のサポートも行う。
(2)実習日誌を作成し、定期的に作業の様子を見て訓練生の状況や不安を聞き、実習を継続できるように支援をすること。
(3)現場での職員と連携をしながら、毎日の作業の様子を把握する。
 
[改善後]
<所内での訓練〜スリーエスでの訓練が始まって・・・>
 
○Nさんは最初の頃、「立ち作業が嫌だ、金津の事業所に戻りたい」と金津の職員に電話を掛けるなど不安があったようだが、今では丸岡事業所の職員からの信頼も厚く、実習を継続している。
 
○福祉工場就労を控えた訓練生に対しては、保護者向けの説明会はあっても本人達が内容を理解していないということが分かった為、説明会を開く。説明会を開いたことによって、本人の不安や作業が出来るか・・・などの不安要素が発見できた。
 
○福祉工場に就労する→『社会で責任ある立場にあること』を理解できていない人がおり、何故仕事をするのか、納得できていない人がいる。
(1)法人外から専門家(福祉・教育など)を呼び、支援方法を学ぶ講習会の開催(予定)
〈↑職員だけではなく、利用者も参加できるような分かりやすい講習会を計画〉
(2)月1回、チーム制での職場見学、企業内実習の計画
〈所外での活動で今まで携わったことの無い異業種・人・物に直接触れる機会を設ける〉
 
[改善にあたっての留意点]
(1)食品を扱うという作業の為、衛生面での意識の向上を目指す。
(2)機械化された作業場(調理室)の中での事故・怪我がないように金津・丸岡職員で意識付け。


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