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経営品質改善活動報告書
施設名 エスケイプラザ若狭 発表者 渡辺 美智留
 
 
No. 経営品質改善内容 取組中 取組済 効果 展開
1 寮生の危険に対する知識・意識の向上をはかる支援について
2 寮生の余暇クラブの継続実施
3 寮生の健康管理の徹底
4 地域生活移行支援
5 寮生の自己金銭管理の拡大
6 寮生のグループホーム移行に向けた保護者の意識強化
7 地域生活移行支援(自立生活に向けて)
8 寮生の休日、余暇の過ごし方の支援について
 
[平成17年度の反省と課題]
 在寮者が20名となり施設滞留者が多い中で、新制度における地域生活移行について多様な支援が求められている。今年度は意識改革と地域移行を目指した本人・家族・職員が、共通の目標を持つことにより自立生活実習を実施した。しかし限られた移行予定者の実習となったため、その他の希望者は体験することができなかった。
 
[平成18年度の目標]
○グループホーム新設とケアホーム新設の継続。
 
経営品質改善明細表
改善内容 地域生活移行支援 施設名 No.
エスケイプラザ若狭 4
 
[改善前]
 今年度4月より障害者自立支援法が施行されるにあたり通勤寮では、地域での自立生活、ケアホームもしくはグループホームヘの移行を念頭においた支援を迫られている。その中で現在エスケイプラザ若狭には計20名の寮生が在籍している。
 前回の活動より、本人・家族・職員の地域生活移行への意識改革を図り、共通の目標をもつことができた。しかし、本人の地域生活(グループホーム生活等)への関心が高まる一方で、自分達が実際に生活を送ることが可能であるかといった不安もあらわれはじめていた。
 
【改善前の支援の問題点】
●実際の地域生活を体験する支援が不足している。
●法人内のGHを利用した体験実習では、本人の自己啓発に限界がある。
 
[改善のポイント]
◇一人暮らし・グループホーム生活を目的とした自立生活実習を行う。
◇少し距離の離れた場所を実習先とする。
・法人施設を離れることにより、実践的な自立生活を肌で体感することができる。
 
[改善後]
【改善内容】
◎一人暮らし、グループホーム生活希望の候補者をピックアップ。
・アセスメント票を基に本人が自立生活可能かを評価
・将来の家族支援の状況の確認
・本人の意思確認
 
◎個別面談を通して本人、家族の意向を確認。
・将来の移行先の検討
・必要なバックアップ体制問題(金銭・通院等)の検討
     ↓
自立生活実習計画書の策定
 
◎少数、あるいは単独での自立生活実習の実施。
 
【効果】
○実習前に見られた地域生活に対する不安が、実習後前向きな考えに変化した。
○通勤寮より2名グループホームヘ移行。
○グループホームより1名単身生活へ移行。
 
[改善にあたっての留意点]
☆本人・家族・職員が一体となった環境作りが必要。
☆緊急時におけるバックアップ体制の強化が大切。


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