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経営品質改善活動報告書
施設名 スリーエス若狭 発表者 大田浩史
 
メンバー
(スリーエス若狭 社員14名、職員4名、特定職員6名)
 
No. 改善内容 取組中 取組済 効果 展開
1 新規事業開拓(青梅生産)
2 勝負!天然塩づくり
3 清掃技術力の向上
4 清掃道具の適切な使用について
5 門松の品質改善化(1)(ミニ門松の販売)
6 門松の品質改善化(1)(製造工程の改善)
7 職種における資格の給付
8 パッケージ商品の予約注文をとる
9 雇用(清掃業務)の拡大を図るために
 
17年度の反省と課題
・販売目標を19年4月から17年12月に変更したため、細かな課題解決まで出来なかった。
・地域や企業との結びつきが新規事業の取り組みにより深まったので、今後も継続した交流を続けていく
18年度の目標
・経営品質改善活動の継続による、明るく活力に満ちた生きがいある職場づくり
・新規事業成功へ向けての継続した活動と地域連携の一層強化を目指す。
 
経営品質改善明細表
改善内容 勝負!天然塩づくり 施設名 No.
スリーエス若狭 2
 
[改善前]
・今年度上期発表において仮設実験釜での作業中の熱対策、作業中の品質のポイント検証の改善点を踏まえ事業組織強化を図り、販売開始時期を平成19年4月から平成17年12月に販売を実施する方向性を示した。
しかし、次のような問題点が発生しました。
 
・試作釜は焚口の開口部が広く、炉内の温度が安定せず製造効率が悪い。
・釜内へ混入物等が入るため品質の安定が保てない。
・販売開始時期を繰り上げたため、早急に販売する戦略を立てていなかった。
 
以上の、問題点を解決すべく下期の経営品質改善活動に取り組むことにした。
 
[改善のポイント]
・作業効率を下げない改善方法の検討
・多方面への営業活動への展開
 
[改善後]
(結果)
・開口部を両面開きから、片面開きにし約50%縮小したことで温度低下が抑えられ、また、ステンレス製の蓋を作ることで、安定した品質確保が図られたが焚口から炊場までの距離が遠くなり道具を使用しないと薪の導入が困難になった。
 
・煙突排煙部分をT字からH字に変更し、炎の吸込みが向上することで200の海水から沸騰させるのに平均1373時間から平均780時間(43%)の短縮になった。
 
・改良時による生産量確保のために、釜を増設した。
 
・PR活動に重点を置き、新聞による記事掲載や広域有線放送による放映を行ったほか小浜市内の全131ヶ寺院に事業開始の感謝を込めてお供えをした。(上中事業所と共同)
 
・観光お土産店と、天然塩を使ったオリジナルへしこの共同開発に取り組んだ。
 
・市直営レストランの料理塩に使用。商店街加入店やスーパーに進出可能となった。
 
(展開)
・作業手順のマニュアル化、かん水工法確立、薪確保、検品・梱包作業の確立が必要。
 
[改善にあたっての留意点]
・地域とのネットワーク強化
・諸団体(プロジェクトチーム参加団体)との連携を図る


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