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11. 固定距離環[RANGE RING]の輝度を調整する
 [RANGE RING]キーを押すと、固定距離環のオン/オフと輝度調整(4段階)ができる。(図7・1・4及び図7・8参照)
 
図7・8 固定距離環の輝度調整
 
12. 海面反射を除去する
 手動調整
 [A/C SEA]つまみを右に回せば自船付近の感度を抑え、海面反射を除去できる。つまみを右に回し過ぎると必要な物標映像まで消えるので注意が必要である。(図7・9参照)
 
図7・9 海面反射除去の効果
 
注意:つまみを回しすぎると映像物標が小さくなったり、小物標の映像が消えたりすることがある。海面反射が観測に支障をきたさない限り、海面反射つまみは左いっぱいに設定する。
 
13. 雨雪反射を除去する
 [A/C RAIN]つまみを右に回すと雨、雪、霧などの映像を消して船や陸地の映像をはっきり見ることができる。(図7・10参照)
 
図7・10 雨雪反射除去の効果
 
注意:A/C RAINつまみを回しすぎると物標映像が小さくなったり、小物標の映像が消えたりすることがある。雨雪反射が観測に支障をきたさないかぎり、A/C RAINつまみは左いっぱいに回しておく。
 
14. 自動調整(不要波除去)
 [A/C AUTO]キーを押すと自動的に海面反射と雨雪反射を除去できる。不要波除去機能をオンにしているときは、画面左下に“不要波”と表示される。
 微調整は[A/C SEA]つまみと[A/C RAIN]つまみで行う。
 不要波機能を解除したいときは、もう一度[A/C AUTO]キーを押す。不要波除去機能は海面反射が不均一な場合に使うと便利である。
 
15. 船首線マークを消す
 船首方向に小さな物標があり、船首線と重なって見にくいときは、HL OFFキーを押し続けて、船首線マークを消す。(図7・1・4及び図7・11参照)
 
図7・11 舶首線マーク
 
16. 電子カーソルと可変距離環を操作する
 電子カーソル[EBL]と可変距離環[VRM]にはそれぞれ第1(点線・・・)と第2(破線−−−−)がある。電子カーソルの方位と可変距離環の距離は画面下部に表示される。矢印(> <)で囲まれている方がつまみで操作できる。電子カーソルの方位基準(相対/真方位)および可変距離環の距離単位(マイル/km)の切換はメニューで行う。(図7・1・2及び図7・12参照)
 
図7・12 電子カーソルと可変距離環の数値表示(画面下部)
 
・電子カーソル[EBL]の出し方・動かし方・消し方
(1)電子カーソル[EBL]の[ON]キーを押す。
 第1電子カーソルが現れる。
(2)[電子カーソル]つまみを回して第1電子カーソルを操作する。
(3)もう一度[ON]キーを押す。
 第2電子カーソルが現れる。
 両方の電子カーソルが現れているときは、[ON]キーを押すごとに矢印(> <)が第1と第2で切り換わり、つまみで操作できる電子カーソルを選ぶことができる。
(4)電子カーソル[EBL]の[OFF]キーを押す。
 電子カーソルが消える。
 電子カーソルが2種類現れている場合は、矢印(> <)で囲まれていない方の電子カーソルが消え、もう一度OFFキーを押すと残りの電子カーソルも消える。
・可変距離環[VRM]の出し方・動かし方・消し方
 電子カーソル[EBL]と同じである。


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