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8. 電灯照明
 電圧特性は電球の種類、形、フィラメントの製作条件によって必ずしも一様でないが、一応次の特性式が適用できる。
 ただし、Vo、Vは電圧、Fo、Fは光束、Lo、Lは寿命、Eo、Eは効率、Ao、Aは電流、Wo、Wは電力、Ro、Rは抵抗であって、それぞれ定格電圧〔Vo〕、使用電圧〔V〕のときの値を示し、かつガス入電球(16〔m/w〕について示したものである。
〔例題〕集魚灯用電球定格100〔V〕、2,000〔W〕、41,000〔m〕、1,000時間寿命のものを120〔V〕で点灯したときの光束、寿命、電力はどうなるか。
〔解〕
 
(1)電圧特性
(2)温度特性
〔例題〕1. 100〔V〕、20〔W〕、50〔Hz〕の白色蛍光灯のランプ電流は0.375〔A〕で全光束は920〔m〕である。いま4.5〔W〕の安定器を使用するとき、効率はいくらになるか。またこのときの力率はいくらか、力率を0.9に改善するには何〔μF〕のコンデンサを使えばよいか。
〔解〕 
 力率改善のためコンデンサを並列に入れる。入れないときの位相角θ1入れたときの位相角θ2とすれば
 2πCE2=P(tanθ1-tanθ23・3及び3・4(1)参照のこと
〔例題〕2. 蛍光ランプを使用するとき、周囲温度が光束と点灯電圧にどのように影響するか。
〔解〕(1)蛍光ランプは周囲温度が20〔℃〕のとき管内の温度が40〔℃〕になり、水銀気圧が最大の光束を発光するように設計されている。したがってこれより温度が下がっても上がっても光束は低下する。
(2)点灯電圧は周囲温度が下がると高くなる。このことは温度の低下により水銀気圧が下がるので電離する水銀原子が少なくなるので蛍光ランプは点灯しにくくなる。しかし周囲温度が上昇しても点灯電圧はほとんど変わらない。







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