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伊那谷の民話より
貧乏神
 
<前略>ある日、押入れをあけてみると、五尺にも足りない、小さなやせたじいさまがいた。
(貧乏神:文中より)
 
 
おかげで、秋にはたくさんの作物を収穫することができた。それを見た貧乏神は、そそくさと、どこかへ姿を消してしまった。
(貧乏神:文中より)
 
伊那谷の民話より
牛形
 
その女性には男の子が一人おって目に入れても痛くないほど可愛がっていた。
(牛形:文中より)
 
 
男の子はすっかりうれしくなって、それからは毎日、その丘にやって来ては、お母さんの姿を見つめるようにしていた。
(牛形:文中より)


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