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取材――株式会社 サークオン
 
*おことわり=連載「吟剣詩舞こんなこと知ってる?」は誌面の都合により今月号は休載いたします
 
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水六訓
一、あらゆる生物に生命力を与えるは水なり。
 
一、常に自己の進路を求めてやまざるは水なり。
 
一、如何なる障害をも克服する勇猛心と、よく方円の器に従う和合性とを兼ね備えるは水なり。
 
一、自から清く他の汚れを洗い清濁併せ容るの量あるは水なり。
 
一、動力となり光となり、生産と生活に無限の奉仕を行い何等報いを求めざるは水なり。
 
一、大洋を充し、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、霰と化してもその性を失わざるは水なり。
 
 水を心とすることが平和と健康と長寿の妙薬であります。
笹川良一
 
OPINION
明日への提言
 
イチロー選手、大リーグ安打新記録、
八十四年ぶりの快挙
河田和良
 前月号では、八月に開催された夏季オリンピックアテネ大会で日本選手団が史上最多のメダルを獲得したことや、九月に始まる秋の吟詠、剣詩舞や合吟の財団全国コンクールにもたくさんの金、銀、銅メダルが用意されているお話しをしました。
 ところが、十月一日(日本時間二日)、米大リーグ、マリナーズのイチロー選手=本名・鈴木一朗(三〇歳)=が、マリナーズの本拠地シアトルで開催されたレンジャーズ戦で三安打を放ち、一気に今季の安打数を「二五九」として、八十四年前の一九二〇年にジョージ・シスラーが作った「二五七」安打を上回るシーズン最多安打の大リーグ新記録を樹立したという、オリンピックの金メダルを凌ぐような快挙の報として世界に流されました。
 そして、二日後の三日、イチロー選手は今季最終戦となったレンジャーズ戦で二安打を放ち、シーズン最多安打記録を「二六二」に伸ばして全日程を終了しました。今季の打率は三割七分二厘で、三年ぶり二度目の首位打者を獲得しました。
 また、三日の産経新聞の記事によれば、「それでもイチローは『打率四割を打ってても、後の六割は打てていない。失敗(打てない)の方が多いですからね』と、イチローの目標はすべての打席でヒットを。それが究極の目標? イチローなら限りなくそれに近づいていくだろう。メジャーの歴史を塗り替えたイチローの進化はどこまで続いていくのだろう」と書いていました。
 何事も、目標は高い方が良い。たいへん教えられるイチロー選手の言葉ではないでしょうか。


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