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船の科学館からのメッセージ
船の科学館
館長 神山 榮一
 
地球上すべての生命の偉大なる母である海
海は恒久の昔から人を育み
海と船の人間とのかかわりから生まれたドラマやロマンは、数限りなく存在します
人の体の中に血液という海があるように、人の心の中には偉大なる海と船の記憶があります
 
船の科学館は、「科学するこころ」を育み
一人一人の心に呼びかけるメッセージを体験という形で提供します
 
科学とは、単なる技術にとどまらず、未来のものとの出会いであり、理解を深め
未来を造ってゆく心の動きに他なりません
さまざまなロマンやドラマ、そして歴史を体験しながら
一人一人が自分や海や船とのかかわりに目覚め
明日への夢と希望を持ち帰れる場・・・
それが船の科学館なのです
 
「自分にとっての船、船にとっての海を見つけ、やがて七つの海、そして世界の国々を結ぶ力となってほしい」それが船の科学館が贈る
未来を見つめる青少年への海と船のメッセージなのです
 
沿革
年.月 事項
1963.9
財団法人日本船舶振興会は、モーターボート競走の収益を世のため人のために生かすための事業として、海事科学の普及を目的とした博物館建設の基本方針を決定。
1965.4
海事博物館(仮称)建設事業計画を策定、運輸大臣の認可を得る。
1967.4
財団法人日本船舶振興会は博物館事業の実施、運営団体として財団法人日本海事科学振興財団を設立。
1968.3
博物館の名称を「船の科学館」と定め、建設用地を東京港13号地その1埋立地に内定、建設事業計画作成を実施。
1970.12
建設工事に着手。
1971.11
展示工事に着手。
1974.7
「船の科学館」一般公開。海の記念日に海事全般にわたる総合的、近代的科学館として公開。
1978.7
“宇宙−人類の夢と希望”のテーマのもとに、船の科学館を中心に宇宙科学博覧会開催、551万人余の見学者を迎える(期間:1978.7.16〜1979.1.15)
1979.3
国際児童年に協賛し、宇宙博再開。(期間:1979.3.24〜1979.9.2)
5
船の科学館施設として元南極観測船“宗谷”一般公開。
1980.7
二式大型飛行艇一般公開。
1985.6
3階展示場改装。
1986.12
2階展示場改装。
1987.12
1階展示場改装。
1988.7
6階展示場改装。元青函連絡船“洋蹄丸”取得。
1989.3
「マリン・シアター」一般公開。地階展示場改装。
1992.3
「Q&Aシアター」一般公開。
5
イタリア・ジェノヴァ市で開催された「国際船と海の博覧会」に日本政府館として“羊蹄丸”出展。(期間:1992.5.15〜1992.8.15)
1996.3
「フローティングパビリオン羊蹄丸」一般公開。
1997.7
「和船コーナー」「マリタイムサルーン」一般公開。
1999.3
「船の科学館ホームページ」一般公開。
2001.3
「海の安全コーナー」展示改装。
5
参加体験学習専用桟橋設置。
12
モニュメント用大型スクリュープロペラ設置。
2002.4
「読書ルーム」一般公開。
2003.3
体験学習用施設「ボートハウス」改装。
12
二式大型飛行艇、海上自衛隊鹿屋航空基地資料館へ譲渡。
2004.12
「海をひらくコーナー」展示改装。
 
施設概要
 船の科学館は、海と船の文化をテーマに造られた海事総合博物館です。
 貴重な実物資料や模型をはじめ、美しい映像と音響で描かれるシアターや参加型のアトラクションなどを取り入れた展示で、海と船の過去・現在・未来を楽しみながら学ぶことができます。
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