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■“ヴィクトリア&アルバート1世”
 1843年(天保14年)建造。木造、外輪蒸気ヨット。全長225フィート(68.58メートル)。1034トン。ヴィクトリア女王はその在位中に6隻のロイヤル・スチーム・ヨットを建造。その3隻に“ヴィクトリア&アルバート”の名をつけました。下の絵は1849年にアイルランドを初めて訪問した女王を乗せて、コーク湾に到着した“ヴィクトリア&アルバート1世”。女王の訪問を記念して、以後、“クイーンズタウン”と改名しました。
 
 
“ヴィクトリア&アルバート1世”の外輪ケースの上で、人々の歓呼に答える女王一家(アルバート公とエドワード皇太子)
(1843年(天保14年)、プリマス)
 
■“ヴィクトリア&アルバート2世”
 1855年(安政2年)建造。木造、外輪蒸気ヨット。全長329フィート(100.3メートル)。2470トン。女王が最も愛用したヨット。セーリング・イベントであるカウズ・ウイークに姿を見せることが恒例となり、そのために、このイベントのためにヨーロッパ各国を歴訪し、外交の成果を上げました。
 
 
1867年“ヴィクトリア&アルバート2世”の上でトルコのサルタンを迎えるヴィクトリア女王
 
1855年(安政2年)8月、フランスのルイ・ナポレオン皇帝を公式訪問する女王とアルバート公を乗せて、ブローニュの桟橋に着いた“ヴィクトリア&アルバート2世”
 
“ヴィクトリア&アルバート2世”のダイニング・ルーム
 
1900年(明治33年)、“ヴィクトリア&アルバート2世”からアイルランドのホリヘッドに上陸するヴィクトリア女王。(左)


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