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9. 水の中と外で姿が違う生きもの
 護岸や置き石の水面近くで見られる生きものの中には、水中では姿が違う生きものがいます。水族館や水中写真などで観察することができます。
 
 ホヤの仲間(写真は両方ともカタユウレイボヤ)は、上の口からエサと水をいっしょに取り込み、横の口からこした水を出しています。水の上にあげると、体の中の水が出てしまって、下の写真のようにぐったりとしてしまいます。
 
 貝の仲間は、エサと水をいっしょに取り込み、こした水を出しています。水の外でホヤやイソギンチャクほどには姿は変わりません。ムラサキイガイは水の外に出すと口を閉じますが、ミドリイガイは時間がたつと口が開いてきます。
 
 フジツボ(上はタテジマフジツボ、下はいろいろな種類が写っています)の仲間は、細かいヒゲのついた手を伸ばして水中のプランクトンをつかまえて食べています。


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