(5)訓練組織
訓練組織図を図IV-2.2に示す。
図IV-2.2 訓練組織図
(6)訓練実施内容
訓練実施内容は、次のとおりである。
訓練1 情報伝達訓練
訓練2 調整本部設置・運営訓練
訓練3 付近船舶及び付近住民への安全措置訓練
訓練4 意識不明者の救助訓練
訓練5 オイルフェンス展張等による流出油の防除措置
以上の訓練のうち、当センター職員は訓練5に参加を行った。
2 訓練シナリオ
(1)訓練1(情報伝達訓練)及び訓練2(調整本部設置・運営訓練)
1000 [想定1] 発動
日本地下石油備蓄(株)による緊急放出訓練のため、串木野港域内において原油受け入れ中のタンカー室蘭丸の左舷中央部外板水面下に、串木野新港向け入港中の中国籍貨物船C号の船首部が衝突し、室蘭丸(67,524G/T、114,106D/T、全長243.5m、型幅44.0m、満載喫水15.37m)から原油(イラニアンライト)1,500klが海上に流出した。
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1002 串木野海上保安部長から所属巡視船に対して出動を指令する。
1003 協議会会長は、各機関に対し船舶及び人員の出動並びにオイルフェンス等防除資機材の輸送を要請するとともに、巡視船とから上部船橋に「総合調整本部」を設置する。
訓練開始における各船艇等の配備状況を図IV-2.3及び写真IV-2.1〜写真IV-2.4に示す。
図IV-2.3 訓練開始における各船艇等の配備状況
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