1. 背景
昭和20年代より続いた、三交バス垂坂路線(近鉄四日市〜垂坂)が、利用者減による運賃収入不足より赤字路線となり、平成14年5月31日に廃止となった。
この廃止路線は、近鉄四日市駅から放射状に伸びる路線の1つとして、渋滞の激しい国道1号線を経由しこの地域まで結んでいた。
しかし、モータリゼーションの発達や通勤通学需要の激減、さらには郊外型のショッピングセンターの出現により乗客減となった。
羽津地区全体としては、近鉄電車の近接地域であり、バスについても近接路線が存続することから、交通手段の確保に支障はないと判断した。
しかし、羽津いかるが地区は最寄の鉄道駅まで約2km離れており、公共交通の空白地域となる。よって、地域住民(世帯数約540戸、人口約1,700人)にアンケートを実施したら、152名からの回答があり、高齢者を中心に「買物や通院に不便になる」との声が多く、公共交通手段の必要性が要求された。
2. 現状把握
2.1 情報収集
1)住民アンケート
2)小グループ討議
2.2 求められているもの
1)医療機関への通院移動手段の確保
2)地域活性化
(買い物、交流、通学、通勤、etc.)
3)地域密着型のバス路線
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