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表5 分類表
出典:MSC 79/23/Add.1 ANNEX10のIBCコード17章・18章の表を元に作成
 
表6 分類変化表
 
6.1 今後の検討事項
 汚染分類についてはGESAMPの再評価の結果を取り入れながら、4分類においてより新たにX類に入ってくる物質についてどう取り扱うのか(船の構造へ影響する場合の適用時期など)、現在規制されていない無害物質の残液排出の規制にどう対応をしていくか、データのない物質の評価法の検討も継続する必要がある。特にMSCにおいて決められた、急性毒性のデータのない物質についてMARPOL AnnexIIから削除されるという件に関しては輸送に影響のでる物質については早急に対応する必要がある。
 
 IBCコードのデータ様式についても現存船には摘要されないが、2007年以降には施行されるので船型要件へのクライテリアについて検討し、海査407号のデータ様式の改訂を進める必要がある。
 
 GHSについては汚染分類とともにIBCコードの船型要件への影響することとなったので今後も継続的に情報を収集していくべきと考えられる。
 
6.2 まとめ
 汚染分類については本調査会において検討した結果をふまえ、日本案として提出した4分類が承認された。この方式において新たにX類に入ってくる物質についてどう取り扱うのか(船の構造へ影響する場合の適用時期など)、現在規制されていない無害物質の残液排出の規制にどう対応をしていくか、データのない物質の評価法の検討も継続する必要がある。
 
 海査407のもととなるIBCコードのデータ様式についても本年度検討したが、今後も議論されるので船型への影響について検討し、あらかじめ対応を考えておく必要がある。なお現存船には摘要されないことが合意されている、
 
 GHSについては汚染分類への影響が考えられるので今後も継続的に情報を収集していくべきと考えられる。







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