6.2.3 不具合が生じた船齢について
各検査において、船底弁等に不具合が生じた船齢について、不具合原因別にその不具合件数を調査した結果を図6.2.3および図6.2.4に示す。なお、ここでは船齢が不明な不具合についてはカウントしていない。図より明らかなように、腐食衰耗を不具合原因とする結果に着目した場合、船齢が5以上10年未満で不具合が発見され始め、10年以上15年未満で最も不具合が発見されている。また、船種ならびに検査別による不具合が生じた船齢の相違におよぼす影響はほとんど認められない。なお、参考までに、各検査において、船底弁等に不具合が生じた船齢についてその不具合頻度分布を調査した結果を図6.2.5に示す。図より分かるように、上記結論を支持する結果が得られた。
図6.2.3 船底弁等に不具合が生じた船齢(第2回以降定期検査)
(a)旅客船関係
(b)非旅客船(漁船を除く)
(c)漁船関係
|