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奄美群島における静脈物流ネットワークのあり方に関する調査研究 ?報告書?

 事業名 奄美群島における静脈物流ネットワークのあり方に関する調査研究
 団体名 九州運輸振興センター  


(6)名瀬市から関係機関への必要な申請
 自動車リサイクル法の離島対策支援事業に関し、名瀬市は、必要な書類を、奄美大島の他町村と連携の上、作成し、鹿児島県を通じて、(財)自動車リサイクルセンターに提出することになる。
 
・協力要請書
・離島対策事業計画書、事業費明細書
・離島対策支援事業協力資金出えん申請書(実施報告)
・離島対策支援事業協力資金出えん申請 (個別実施明細書)
 
図−6.2.2 離島対策支援事業における協力要請の実務の流れ
 
(7)先進モデル地区としての名瀬港
 名瀬港での取り組みは、全国の離島における循環型社会構築の先進事例であり、地域での環境学習の場として、また全国的な先進モデル(名瀬港エコターミナル)として打ち出していくことが考えられる。
 
(1)名瀬港の先進性
 名瀬港(佐大熊地区)における使用済自動車をはじめとするリサイクル資源の集荷、選別、保管等に関わる取り組みの先進性を、以下の点におく。
 
1)岸壁直背後におけるリサイクル資源の集荷、選別、保管機能(ストックヤード)
 
(ア)港湾空間の大きさを活用した集荷、選別、保管機能の確保
 岸壁の直背後の用地における広大な空間を活用して使用済自動車などの集荷・保管のスペース(ストックヤード)を確保している。
 
(イ)岸壁との近接性による船積みの効率性
 使用済自動車などの集荷・保管スペースを岸壁の直背後に置くため、船積みのための輸送は最小限で済み極めて効率的である。
 
(ウ)鹿児島港等のリサイクル処理岸壁への直送の実現
 名瀬港の岸壁から鹿児島港の岸壁(リサイクル処理岸壁を含む)まで、リサイクル資源を海上輸送することが可能であり、輸送効率が著しく高い。
 
2)様々なリサイクル資源の取り扱い機能(リサイクルステーション)
 名瀬港では、奄美大島の玄関港として、使用済自動車や金属スクラップといった在来貨物とともに、缶、ペットボトル、廃家電、新聞・雑誌古紙等のコンテナで輸送するもの等、様々なリサイクル資源を取り扱うためのリサイクルステーションを設置する。
 
3)景観・安全への配慮
 名瀬港におけるリサイクル資源の取り扱いにおいては、市街地との間における(港湾)緑地を整備するとともに、塀(防護フェンス)を設置し、景観・安全へ配慮する。
 
4)情報公開
 名瀬港におけるリサイクル資源の取り扱いにおいては、取扱状況に関する情報公開が行われ、施設の公開も行われる。
 情報公開については、インターネット上での公開が考えられる。
 
(2)環境学習施設としての位置づけ
 名瀬港におけるリサイクル資源の取り扱い施設は、地域住民、小学生などの環境学習施設として位置づけられ、活用されることが期待される。
 
1)施設の公開
 リサイクル資源の取り扱い施設は、地域の住民へ随時公開され、環境学習の場として利用されることが期待される。
 
2)小中学生等の社会学習の場
 小学生、中学生などの環境、リサイクルに関わる社会学習の場として利用されることが期待される。
 
(3)全国的なアピール
 
1)名称
 「名瀬港エコターミナル」、「名瀬港エコゾーン」などの名称が考えられるが、地域住民の方々からの親しみと支持を得ることができる名称とすることが重要であり、名称を公募することも考えられる。
 
2)パンフレット等による情報発信
 名瀬港における取り組みをパンフレット、インターネットなどで全国に対しアピールすることが考えられる。
 
3)全国からの先進モデル視察の受け入れ
 名瀬港における取り組みの先進性に対し、全国から問合せや先進モデルとしての視察の要請が寄せられることが想定される。奄美の観光と関連させた上で、積極的に受け入れていくことが考えられる。
 
(4)留意事項
 
1)本港地区への使用済自動車の輸送
 本港地区からフェリーにより輸送する使用済自動車については、景観面から本港地区に保管することは避け、内陸部、もしくは佐大熊地区から輸送(横もち)するものとする。
 
図−6.2.3 先進モデル地区のイメージ
 
(1)奄美大島(使用済自動車を除く)
 「2. 名瀬市における使用済自動車の輸送対策の検討」において、奄美大島全体としての使用済自動車の輸送対策について検討したため、この節では使用済自動車を除くリサイクル資源の輸送について検討するものとする。
 
(1)対象品目・量の整理
 奄美大島における使用済自動車を除く主要なリサイクル資源の年間回収量は、以下の通りである。
 市町村により、分別、リサイクルの状況が異なり、リサイクルされてはいても一部のみで大半は投棄、焼却されているものも少なからずある(農業用ビニール等)。現在、段ボール、古紙のリサイクルが一部の地域で始まったところである。
 下表の回収量は、今後、投棄、焼却が抑制されれば、リサイクルのために港湾から海上輸送される量である。
 
表−6.3.1 奄美大島(使用済自動車を除く)における主要リサイクル資源の回収量
リサイクル実施状況 品目 年間回収量
(平成15年度)
備考
廃家電 13,100台  
缶(アルミ) 233,100kg  
缶(鉄)  
ビン -  
ペットボトル 93,700kg  
古紙 - 名瀬市、瀬戸内町では段ボールを回収
家庭用の回収が一部で実施
× 発泡スチロール -  
農業用ビニール 400kg 投棄も多い
資料:奄美大島各市町村、名瀬クリーンセンター資料などより推計
 
(2)海上輸送パターンの整理
 
1)名瀬港
 名瀬港からの海上輸送は、貨物船、フェリーの2タイプがあるが、荷姿は基本的にコンテナである。コンテナを輸送する貨物船、フェリーをタイミング、輸送条件に応じて、使い分けるものとする。
 
2)古仁屋港
 瀬戸内町の廃家電等の一部のリサイクル資源は、古仁屋港からフェリーで鹿児島港へ輸送される。それ以外のリサイクル資源は、トラックで名瀬港へ輸送し、鹿児島港へ海上輸送する。
 加計呂麻島、請島、与路島及び古仁屋港周辺地域については、寄港しているフェリーを活用して、使用済自動車を鹿児島港へ輸送する。
 
表−6.3.2 奄美大島(名瀬港、古仁屋港)における海上輸送パターン
港湾地区 海上輸送 荷姿 輸送単位
名瀬港・佐大熊地区 貨物船 コンテナ 数台/コンテナ
名瀬港・本港地区 フェリー コンテナ 数台/コンテナ
古仁屋港 フェリー コンテナ 数台/コンテナ







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