(2)身体障害等の状況
(1)歩行や階段の昇降における障害
「歩行・階段とも特に差し支えない」人は約半数である。一方、「階段の昇り降りはきつい」、「車いすを使用している」、「1人での歩行は困難(介助者が必要)」を合わせると、約4割の人が歩行に何らかの障害を感じている。
図5-2-6 歩行や階段の昇降における障害の状況(地区別)
注)以下の分析において、居住地区や年齢、障害の種類など属性による回答状況をみる際、「全体」には属性不明者の回答も含むため、属性別の集計と全体の集計が一致しない場合がある。
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歩行や階段の昇り降りにおける障害の状況を年齢別にみると、64歳以下では約7割が「歩行・階段とも特に差し支えない」と回答しているが、75歳以上になると約半数が「階段の昇り降りはきつい」と回答しており、年齢が高くなるほど障害を有する傾向がみられる。
図5-2-7 歩行や階段の昇降における障害の状況(年齢別)
(2)聴覚障害
約6割の人は、「日常生活に差し支えない」と回答している。一方、「聞き取りにくい、よく聞こえないときがある」、「ほとんど聞こえない」を合わせると、約1/4の人が聴覚に何らかの障害を感じている。
年齢別では、64歳以下では8割以上が「日常生活に差し支えない」と回答しているのに対して、65〜74歳では6割弱、75歳以上では半数以下となり、高齢者ほど、「聞き取りにくい、よく聞こえないときがある」や「ほとんど聞こえない」など聴覚に何らかの障害を有する傾向がみられる。
図5-2-8 聴覚障害の状況(地区別)
図5-2-9 聴覚障害の状況(年齢別)
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