“4校合同 如意ケ岳ハイキング”レポート
2005年3月13日
京都大学総合博物館で学び、“大文字山”へ登ろう!
主催:清水(きよみず)・錦林(きんりん)・紫明(しめい)・新洞(しんどう) おやじの会・PTA
共催:京都市教育委員会 (育友会)
協力:京都大学総合博物館
後援:京都経営者協会・さわやか福祉財団
助成:日本財団
<参加者数>
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清水小 |
錦林小 |
紫明小 |
新洞小 |
講師他 |
総参加者 |
子供(幼児含む) |
2 |
6 |
26 |
12 |
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89 |
大人 |
1 |
6 |
19 |
15 |
2 |
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<ハイキングレポート>
昨年9月に始まった「京都大学総合博物館で学び、如意ケ岳へ登ろう!」という、一連の企画の最終レポートをお届けいたします。
年初に4校アンケートの結果、登山実施は3月13日と決まりました。当日は3月半ばというのに小雪のちらつく寒い一日となり、くしくも「京都シテイハーフマラソン」と重なり、あてにしていた路線バスが経路変更の為利用できず、また参加者数も予想を超える人数だったため、急遽観光バス2台の手配となりました。
これがかえって小旅行気分を盛り上げ、短い車中ながらも梶川先生(京都市埋蔵文化財調査センター)のお話を聞くことも出来、思いのほか良い時間を得られました。
道中は先ず出発地「池ノ谷地蔵」を参拝。ご住職の計らいでトイレも拝借し順調に歩き始めました。霜柱が立ち、凍った山道を歩くとほどなく「雨神社:赤龍社跡」。梶川先生の軽快な足取りを先頭に、山中に点在する遺跡を「本堂」「講堂」「宿坊」・・・と、あちらこちらと訪ね歩き、古絵図や地図などの資料を手に往時をしのぶ詳細な解説を得ました。
寒さに震えながらも「雨神社:赤龍社跡」前の広場で昼食をとり、如意が岳山頂へ。この間にも山城の名残である土塁跡も確認いたしました。山頂三角点からの下山コースはすべる足元に苦労しながら大の字中央へと進み大阪まで見渡せる雄大な景色に疲れも吹き飛びました。「五山送り火」の大文字火床に腰を降ろし、しばし景色を楽しみ銀閣寺道へと帰途につきました。
今回は残念ながら鉱物や生物の先生方には同行願えなかったものの、「おんじょうじ園城寺あと跡」、「如意寺跡」など普段では決して足を踏み入れることのない場所へ案内いただき、道無き道を掻き分け進むスリルと、「礎石が並んでいるでしょう、ここに大きな講堂があったんですよ、想像してみてください・・・」と熱く語られる先生の言葉に1200年の時をさかのぼるロマンを感じました。
大人にはもちろん、子供たちにも普段みなれた『大文字山』が郷土の偉大な歴史ある遺産であることを再認識したものと確信します。
9月からお世話になったそれぞれの小学校の先生方、保護者の皆様、10月からお世話になった京都大学総合博物館、京都市埋蔵文化財調査センターの先生方に心より感謝申し上げご報告とさせていただきます。
文責 世話役代表 山梨彰一
“4校合同 如意ケ岳ハイキング”レポート 2005年3月13日(日曜)
8:45 学校にバスが来たよ。錦林小学校前。
9:45 池ノ谷地蔵前にてコースガイド。
10:00 雨神社「赤龍社跡」。
10:30 山道を本堂跡へ。
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