県営びわこ競艇が、昨年十一月二十五―三十日に開催された「SG競艇王チャレンジカップ」で、一日と一レースの売り上げ新記録をそれぞれ達成したことが十日、わかった。

　チャレンジカップは、有力選手が出場し賞金額も高い国内八大競走「SGレース」の一つで、びわこ競艇でSGレースが開催されたのは四十六年ぶり。

　新記録は三十日で、売り上げは五十六億六千五百四十万円。これまで最高だった二〇〇〇年一月三十日の三十七億千百十三万円を大幅に上回った。またチャレンジカップでは、三十日の第十二レースが二十億九千二十二万円で、一レースあたりでも過去最高を更新。シリーズ期間中の売り上げも、百五十六億二千六百五万円で最高となった。

　びわこ競艇の売り上げは一九九〇年の五百十八億円をピークに年々減少。二〇〇二年度は二百八十四億円にまで落ち込んでいるが、今年度はチャレンジカップの効果で、一月末現在で既に三百四十三億円と、大幅に増えている。競艇を担当する県事業課では「厳しい経営状況は続くが、これを機に売り上げアップが続いてほしい」と期待している。