競輪の活性化とファン層の拡大などを目的に平塚市の平塚競輪場が全国で2番目、首都圏では初めて開催したナイター競輪「湘南ミルキーウェイレース」が4日に閉幕した。計6日間の売り上げや入場者数などはまずまずの結果となった。
低迷する経済状況を反映し、公営競技の運営は同競輪場に限らず厳しいが、このナイター競輪は、新しい競輪事業への挑戦として実施した。開催期間は8月29日から31日の前節、今月2日から4日までの後節の6日間。
期間中、後節最終日の前半に雨に見舞われたほかは好天続きだった。実施前、同市公営事業所では期間中の入場者数・売り上げを6万人、39億円(本場24億、電話投票15億)と見込んでいたが、入場者は6万895人、売り上げは本場、電投合わせて32億4048万600円だった。同事業所では「本場への人出は予測を上回ったが、電投が伸びなかった分、売り上げは下回った」とみている。しかし、昨年同時期に開催した普通競輪や今年6月の普通競輪などと比べると入場者、売り上げとも大幅に増える好結果が出て、ナイター開催は成功とみている。
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