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平成10年代(1998〜2004年)
 
競艇広報センター発足(平成10年4月)
 
 競艇の広報宣伝は、それまで各地の競艇場と全施協、連合会、日本財団等がそれぞれ独自に活動を行ってきたが、広域発売に対応した競艇の広報宣伝活動を積極的に展開し、併せてマスコミや地域メディアとの協調を一層密にした活動を行うため、統一コンセプトのもとに、効率良い広報活動を行う体制を整備する必要があるとして、ファン拡大推進委員会の各委員が発起人となり、業界各団体で構成する「競艇広報センター」を設置、平成10年4月1日に発足した。会長には全施協理事長の中地洌氏が就任、平成14年5月には同氏に代わり、連合会理事長の宮路真澄氏が会長に就任した。
 
第1回競艇王チャレンジカップ競走開催(平成10年11月)
 
 競艇王チャレンジカップ競走は、長期化している売上低迷を打開する施策の一環として、より多くのファンに魅力的な競走を提供するため、獲得賞金上位の選手により賞金王決定戦競走への出場をかけて戦うSG競走として新設された。
 第1回の競走は、平成10年11月24日から29日までの6日間、府中市主催により平和島競艇場で開催され、江口晃生選手が初代の競艇王となった。
 
第1回競艇王チャレンジカップ競走
 
蒲郡ナイターレース開催(平成11年7月)
 
 蒲郡競艇場では、蒲郡市の活性化のための施策として数年前からナイターレースの開催に向けて研究を行っていたが、平成11年7月1日、その研究が実を結び、桐生競艇場に続いて競艇界2番目のナイターレースが開催された。
 「ムーンライトレース」と名付けられた蒲郡ナイターは、開催初年度には9月20日まで7節36日間開催され、一日平均売上は4億1200万円(対前年比120%)、一日平均利用者は1万9291人(同145%)と好成績を示した。
 なお、平成14年8月には蒲郡競艇場において、第48回モーターボート記念競走がSG競走としては初のナイターで開催され、場間場外発売は、全国19競艇場と11ボートピアで行われた。
 
蒲郡ムーンライトレースイメージイラスト
(平成12年)
 
第1回競艇名人戦競走開催(平成12年4月)
 
 競艇名人戦競走は、ファンに魅力的な競走を提供し、競艇全体の活性化を図り、ファンサービスの向上に努めることを目的に、50歳以上の成績優秀なベテラン選手だけで競われるGI競走として新設された。
 第1回開催は、平成12年4月18日から23日の6日間、大阪府都市競艇組合主催により住之江競艇場で開催され、審判長によるコール、スタートおよびゴール時のチェッカーフラッグ、最終周回のジャン(打鐘)の復活など、昔懐かしいスタイルでレースが運営された。初代名人位は、完全優勝で高山秀則選手が獲得した。
 
第1回競艇名人戦競走







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