ウォータータンク設置による生徒の衛生面の改善
対象地域:パプアニューギニア
申請隊員:濱田 勇(平成12年度2次隊・理数科教師)
申請内容:
隊員の配属先の高校では大半の生徒が寮生だが、寮に水の設備がないため、河川の泥水や近隣の濁った湧き水を生活用水とせざるを得ないなど不衛生な状態であり、病気になる生徒も多い。
寮にウォータータンクを設置することによって、マラリアの罹患率も低下し、また夜に離れた場所まで水を汲みに行く必要もなくなるため、女子生徒の安全確保にもつながる。
支援金使途:ウォータータンク設置にかかる材料費
活動の経過と報告:
多くの学校関係者が快く協力し、タンク到着から生徒の寮への設置まで速やかに行われた。
雨の多い土地柄もあり、今後ウォータータンクは大いに効果を発揮すると思われる。これにより生徒の衛視環境、安全面が改善され、学業に集中できる。
多くの生徒が喜ぶ笑顔を見ることができ、また多くの感謝の言葉を得た。
対象地域:ホンジュラス
申請隊員:万代 ユミ(平成13年度1次隊・工作機械)
申請内容:
隊員の活動する地域では、住民がスポーツに関心を持っているものの、厳しい気候や施設の不備などの問題があって機会を逸している。
住民によって整地された場所にさらに屋根を取り付けることによって、いつでも住民がスポーツに親しむことができ、集会等のさまざまな用途に利用される重要な場所になることが期待される。
支援金使途:屋根設置にかかる材料費等
活動の経過と報告:
地域の人々は、最低限の工事に必要な人件費を捻出のため、バザーや寄付要請活動を行い、工事も専門職員の指導のもと地元の有志によりすすめられるなど、まさに手作りの屋根付き広場ができあがった。
工事終了直後の地区の祭りの際には、完成した広場でフットサル大会が開催され、今後この新しい広場は、スポーツ活動だけでなく集会などの多目的に利用できるスペースとして、地域住民に期待されている。
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