3-3 その他
以下の2つのホームページにリンクを貼った。
(1)近海郵船物流株式会社の紹介ホームページ
メイン・メニューの文中の【ろーろー船『しゅり』(近海郵船物流(株))】をクリックすると別ウィンドウに,航走水温の自動観測にご協力頂いている近海郵船物流(株)の紹介ホームページが表示される(図7)。
図7 航走水温観測にご協力頂いている近海郵船物流(株)の紹介ホームページ
(左下の船が観測しているRORO船)
【文中のろーろー船『しゅり』(近海郵船物流(株))をクリック後別ウィンドで表示】 |
(2)日本財団のホームページ
サブ・メニュー上の日本財団マークをクリックすると,別ウィンドに本事業に助成していただいている日本財団のホームページが表示される(図8)。
図8 日本財団の紹介ホームページ
4. 携帯電話を利用した沖合海洋情報流通システムの機能
ここでは,携帯電話で閲覧する利用者を対象に構築したシステム機能について説明する。
4-1 携帯電話用Webページを記述する言語
現在,携帯電話でインターネットにアクセスしてWebページを閲覧できるものには,(株)NTTドコモのiモードやJ-フォン(株)のJ-Sky,KDDI(株)のEZウェブなどがあるが,それぞれ独自の機能とサービスを展開しており,基本的に互換性の低いサービスである。閲覧方法は,現在2つの仕様があり,1つはiモードやJ-Skyで採用されているhttp方式,もう1つがEZウェブで採用されているWAP方式である。両者はまったく異なるアクセス方法でそれぞれ専用のデータとして用意されているWebページを見ることになる。
本業務では,http方式でアクセスする携帯電話に対してシステムを構築した。その理由として,http方式はパソコンでインターネットにアクセスしてWebページを閲覧する際に利用している方式であり,ページを制作するときの記述言語はHTMLであるため,パソコン用のホームページを応用できるからである。
このため,本システムで利用できる携帯電話は,(株)NTTドコモの“iモード”対応機か,J-フォン(株)の“J-Sky”対応機となる。
4-2 ページ制作に当たっての注意点
本業務でiモード,J-Skyの携帯端末用ホームページを制作するに当たって注意したい基本的な相違点を表1にまとめて示した。
なお,現在では,画面やデータ・サイズもかなり大きな容量を扱える端末が発売されているが,本事業では,より多くの方々に利用していただくことを目的にしているため,モデル端末として文字数が“横8文字(半角16文字)×縦7行”,グラフ画像サイズが“横96ピクセル×縦160ピクセルの256色”と初代インターネット対応端末でも利用できる条件で作成した。
表1 携帯端末用ホームページ制作の相違点
|
iモード |
J-Sky |
Webデータ通信方式 |
HTTP |
HTTP |
Webサーバー |
通常のサーバー利用可能 |
通常のサーバー利用可能 |
ページ記述言語 |
i-HTML 2.0 |
HTML/MML 2.0 |
文字コード |
Shift-JIS |
Shift-JIS |
ページ構造 |
1ぺージ/1ファイル |
1ページ/1ファイル |
データサイズ(画像含む) |
推奨2KB/最大5KB |
最大6KB |
表示文字数 |
横8文字×縦6行 |
横8文字×縦7行 |
表示画面サイズ |
横96×縦72ピクセル |
横96×縦98ピクセル |
画面スクロール |
横:× 縦:○ |
横:○ 縦:○ |
カラーモード |
256階調 |
256階調 |
画像ファイル形式 |
GIF |
PNG |
CGI |
対応 |
対応 |
|
また,データ・サイズが限られていることや,利用者が海上にいる場合,その周辺海域の情報がすぐに閲覧できるように利便性をはかるため,表2や図9のような海域区分で情報提供できるシステムにした。
表2 携帯電話での情報提供の表示内容と海域区分
海域 |
表示内容 |
海域範囲 |
A |
東京湾〜相模湾 |
34.0〜36.0°N・139.0〜141.0°E |
B |
駿河湾〜遠州灘 |
33.0〜35.5°N・137.0〜139.0°E |
C |
熊野灘〜紀水東(紀伊水道東側) |
32.5〜35.0°N・135.0〜137.0°E |
D |
大阪湾 |
34.0〜35.0°N・134.5〜135.5°E |
E |
紀水西(紀伊水道西側)〜土佐湾 |
32.0〜34.0°N・133.0〜135.0°E |
F |
豊水沖(豊後水道沖合)〜日向灘 |
31.0〜33.0°N・130.5〜133.0°E |
G |
種子島〜トカラ |
29.0〜31.0°N・128.0〜133.0°E |
H |
奄美島〜沖縄島 |
26.0〜29.0°N・126.0〜132.0°E |
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図9 携帯電話での情報提供の海域区分
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