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C-B: オンネベツ川(チャチナ川Tyatina)。7月19日調査。オンネベツ川は国後島最大の河川で川幅10-20mある。河岸段丘、氾濫原と網状流が発達し、幅数百mの河畔林にはオオバヤナギの大木林が成立する。魚類は豊富でオショロコマを主体とする。シマフクロウは2000年の道新の調査で下流と中流に最低2つがいが確認されている。下流の河畔林に営巣木があり、2003年5月頃に雛がいたことをレンジャーが確認している。この営巣木はオオバヤナギで、樹洞の上部に雨よけの屋根が設置されている(1980年代補修)。現地調査の際には営巣木周辺にはシマフクロウの羽毛が複数散乱していた。また営巣木から約500m上流の河岸にシマフクロウの羽毛と足跡痕跡があった。同日夕方近くで待機するが声などなし。
 
オンネベツ川景観 2000年5月
 
 
オンネベツ川 オオバヤナギ河畔岬林
2000年5月
 
 
オンネベツ川 倒木の下に群れるオショロコマ
 
 
オンネベツ川景観







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