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[なぎなたの理念]
 なぎなたは、なぎなたの修錬により心身ともに調和のとれた人材を育成する。
 
 なぎなたの正しい指導により、技を錬り、心を磨き、気力を高め体力を養うとともに、なぎなたの特性のなかに生きる日本のすぐれた伝統を守り、規律に従い、礼譲を尊び、信義を重んじ、毅然として広く平和な社会に役立つ人を養う。
(財団法人 全日本なぎなた連盟)
 
 (財)日本オリンピック委員会(JOC)が実施する選手強化事業ジュニア対策の一環として、JOC加盟団体が開催するジュニア競技大会の質的向上を図り、大会における優秀な選手を表彰するとともに、将来、オリンピック競技大会や世界選手権等において、活躍が期待できるジュニア選手の発掘、育成を目的として、平成4年度より実施されている事業の一環です。
 
日本体育協会選定
佐伯 孝夫 作詞
高田 信一 作曲
 
一、若い力(わかいちから)と感激(かんげき)に
燃えよ(もえよ)若人(わこうど) 胸(むね)を張れ(はれ)
歓喜(かんき)あふれる ユニフォーム
肩(かた)にひとひら 花(はな)が散る(ちる)
花(はな)も輝け(かがやけ) 希望(きぼう)にみちて
競え(きそえ)青春(せいしゅん) 強き者(つよきもの)
 
二、薫る(かおる)英気(えいき)と 純情(じゅんじょう)に
瞳(ひとみ)あかるい スポーツマン
僕(ぼく)のよろこび 君(きみ)のもの
挙る(あがる)凱歌(がいか)に 虹(にじ)が立つ(たつ)
友情(なさけ)身(み)にしむ 熱(ねつ)こそいのち
競え(きそえ)青春(せいしゅん) 強き者(つよきもの)
 
財団法人 全日本なぎなた連盟
理事長 鶴岡徳子
 
 四国山脈を背景に、雄大な太平洋のひろがる歴史豊かなここ高知市の県民体育館におきまして、全国各地より300名近い若さ溢れる中学生の皆さんをお迎えして「JOCジュニアオリンピックカップ第11回全国中学生なぎなた大会」を盛大に開催致しますことは、誠に意義深く大きな喜びでございます。
 これも、本大会の趣旨に深いご理解をお寄せ下さいました文部科学省をはじめ、高知県ならびに高知市ほか各種団体のお力添えによるものと、衷心より感謝申し上げております。
 現在の世界情勢は混迷の度を加えておりますが、このような時期こそ日本の伝統武道である「なぎなた」で心身共に調和のとれた豊かな人間形成が若い皆さんの将来の社会生活に役立ち、ひいては世界の平和につながって行くものと確信しております。
 本日出場されました選手の皆さんは、平素修練された力を充分に発揮され、中学生らしい元気溢れる試合を展開して、みのりある大会となります様、そして参加された選手の皆さんとの友情の輪を拡げられますようお願い致します。
 最後になりましたが、本大会の為にご尽力賜りました高知県なぎなた連盟の皆様に厚く御礼を申し上げご挨拶と致します。
 
 
文部科学大臣 遠山敦子
 
 JOCジュニアオリンピックカップ第11回全国中学生なぎなた大会の開催を、心よりお祝い申し上げます。
 なぎなたは、我が国の長い歴史と伝統に培われた武道であり、単に勝敗や優劣を競い合うのではなく、一つ一つの技の修練を通して、心を磨き体を鍛え、礼節を尊重する態度を養うなど、豊かな人間形成を目指すものであります。これは、新しい時代を切り拓く心豊かでたくましい日本人の育成という現在の教育改革の方向性とも、大いに通ずるものがあると考えます。
 本大会は、なぎなたを愛好する全国の中学生を対象として、技術の向上と心身の健全な育成を目的に開催されており、回を重ねるごとにますます充実しておりますことは、誠に喜ばしいことと存じます。
 参加される選手の皆さん、日ごろ鍛えた技と力を十分に発揮されるとともに、全国の仲間たちと交流を深め、心に残る素晴らしい大会としてください。また、この大会での経験をもとに一層稽古に励まれ、将来さらに活躍されますことを期待しております。
 終わりに、本大会のために御尽力いただきました財団法人全日本なぎなた連盟をはじめ関係の皆様方に対し深く敬意を表しますとともに、本大会のご成功となぎなたのますますのご発展を祈念し、お祝いの言葉といたします。







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