日本財団 図書館


<京都市>
 
平成14年度「お父さん子育てサークル推進事業」開設の募集について(通知)
 
家庭教育支援室だより NO 1
平成14年7月31日
発行:京都市教育委員会生涯学習部家庭教育支援室
 
● ● ● 家庭の教育力向上サポートチーム第1回会議開催される ● ● ●
 
 家庭教育支援の大切さが叫ばれる中、「参加してほしい人が参加できる」取組を目指すとともに、家の中までは入れないが、家の前、戸口まで近づく子育て相談や、父親の積極的な子育て参加など、学校・家庭・地域の連携を基盤とした取組を行います。13年度の「子育て語り合いサロン」「子育て連続講座」の充実・発展を図るとともに、新たに「お父さんの子育てサークル」によって、父親の家庭教育参加の促進と地域におけるネットワークづくりを進め、さらに、教職員用の家庭教育支援の手引書を作成します。将来的には、保護者・地域住民等による子育て支援のネットワークづくりを進め、向こう三軒両隣の復活とぬくもりのある地域社会の実現を目指しています。
 
 昨年度結成された家庭の教育力向上サポートチームの本年度第1回会議が開催されました。会議の中では、昨年度から行われている「子育て語り合いサロン」(8校実施)から保護者どうしの新しいネットワークが生まれつつあり、本年度も引き続いて取組を充実していくことや、今年度から始まる「お父さんの子育てサークル」には、37校の学校から事業実施申し込みがあり、今までとは違う角度から子育てに関わっていこうとする動きが広がっていることなどが報告されました。また、“参加してほしい人が参加できる”“戸口まで近づく子育て相談”という課題は、今後とも解決に向けて地道に取り組んでいく必要があることが話し合われました。
 
家庭の教育力向上サポートチーム第1回会議
 
● ● ● お父さんの子育てサークル推進事業 いよいよ始動! ● ● ●
 
 「お父さんの子育てサークル推進事業」は、家庭教育におげる子育ての課題として、父親の存在感が希薄であるとの指摘がなされている今日、父親の家庭教育に対する積極的参加を求めるため、学校単位での父親によるサークル活動を奨励し、親子一緒に行動する機会や父親自身が楽しく交流できる場を工夫し、子どもに関するふれあい活動や地域との合同行事等を通じて、父親たちの家庭教育への参加を促すとともに、地域でのネットワークづくりを推進するものです。
 
橋本首席社会教育主事による趣旨説明
 
 家庭教育支援のための新規事業としてスタートする「お父さんの子育てサークル事業」の説明会が6月13日(木)に行われました。当日は、申し込みのあった37校もの小学校から50人近い方々が参加され、この事業の趣旨や事務手続きを熱心に聞いておられました。今まであまり子育てには関わっておられなかったお父さんも、“楽しみながら、積極的に子育てに関わっていく”そんな活動をそれぞれの地域で広げていきたいという熱意が会場に満ち溢れていました。
 
● ● ● お父さんの子育てサークル推進事業取組 各校で始まる ● ● ●
 
★鳳徳小学校の取組
 
・「おやじの会」発会式
 7月6日(土)、鳳徳小学校において、「おや(じ)の会」の発会式が行われました。約20名の登録メンバーが集まり、それぞれの持ち味・得意技を生かした運営や工夫した内容で取り組もうと、意気盛んに旗揚げされました。今後の活動に、保護者や地域の方々も目を細めて期待を膨らませています。
 
・親子水泳
 第1回目の当日は「親子水泳」も企画され、80名近くの児童が参加し、台風の影響下のくもり空を吹き飛ばすほどの歓声と“おやじのパワー”で、「お父さんの子育てサークル」が元気よくスタートしました。お父さんも、子どもにはまだまだ負けないぞといった、元気の出る1日でした。
 
 
★新洞小学校の取組
 
・第2回 おやじ座談会
 6月16日(土)、新洞小学校において「第2回おやじ座談会」が行われました。「お父さんの子育てサークル推進事業ってどんなこと?」という演題で、橋本昇 首席社会教育主事の講演が行われ、その後、「楽しい企画!おやじにできること」をテーマに白熱した話し合いをしました。
 
 
・四季の自然を楽しもう―身近な水環境に親しむ―
 5月25日(土)、子どもたちの参加のもと、鴨川畔の散策と生物観察、川遊びを通して身近な水環境に親しみながら、おやじと子どものふれあいを深めました。お父さんの笑顔や子どもたちのうれしそうな顔がとっても印象的でした。子どもたちの歓声が聞こえてきませんか。
 
 
※新洞おやじの会では、今後、夏のイベントとして次のような取組が企画されています。
・北山自然体験とバーベキュー
・大文字山ハイキング
 
■京都市教育委員会社会教育課ホームページもご覧ください。







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION