伊東市海交流会議事要旨(一部抜粋)
実施日:2003年11月13日(木)18:00〜21:00
場所:伊豆高原ビール(静岡県伊東市湯川571-19 伊東マリンタウン内)
|
|
【森】
伊東和田の湯を7月に東京までもっていった。江戸開府400年と伊東との関わりを少しでも多くの人に知ってもらえたのではないかと思う。その関係で東京からお見えになりました田中さんから今日の趣旨をお話してもらう。
【田中】
こんにちは・・・海から日本を見たほうがよい。シンボリックな旗を掲げて日本の海を地域づくりをしながら回る。海の人が受け皿を作ってくれれば多くの人が来やすくなる。そういった関係で今日は来た。観光にも教育にも生かすことができる。この建物はまさしく海の駅。全国にこういった施設があるが、その人達が知り合いになれば行き来するようになる。
【佃】
こんばんは。民間の力を行政に生かしていくべき。役人に心のゆとりを。海が好きで船をもっていた。海の人の寛大さと自然の怖さ。地域が衰退しているとはいうけれど、昨日行った箱根はどこも満館。民間の力の証。最初は海と陸からやろうとしたが途中で頓挫した。できることからやっていく。富士の鈴木市長はよく知っている。友情の輪というものを大事にしていってほしいと思う。お酒が入ると言いたいことが言える。忌憚のない意見を。
【中村】
一言ご挨拶を。伊東の温泉について。江戸時代にはお湯で焼けた土地なので減反を申請したということがあった。和田村の名主が色んな動物が来てお湯に入っているのを見て人間にも効くだろうといって入ったのが和田の湯の入浴の謂れ。開府400年に合わせて佃島に持って行ったというのはご苦労さまです。伊東のますますの発展と参加者のご健闘を祈りまして乾杯。
【辻野】
海がすばらしい。駿河湾と相模湾と富士山のあるところ。海をもっと開いてほしい。ここは日本の中心。微力ですが支えになれればと思っております。
【田中】
少し、補足を。少しでも海の好きな人を多くしようとやっておられる。
【加山】
またヨットで寄らせていただきますのでよろしくお願いいたします。
【石田】
ヨット協会の石田です。何年か前に青森のねぶたを見にいってなんとか伊東の港を良くしようと考えている時にこのマリンタウンができた。防災埠頭も兼ねたものにしていきたい。次の世代につながるような計画を立てていってほしい。
【古屋】
マリンタワーができて3年。1年に200日くらいはヨットで海に出ている。暇はあるのでご協力できることがあったら喜んでやります。
【海老原暎】
私はヨットに乗らないが、夫が東京へお湯を運んだ時にたいへん歓迎を受けたことを感激して帰って来たので、今日は参加した。
【海老原捷元】
森さんに誘われてお湯を運んで東京まで行った。大変な歓迎だったので伊東に来た時にも歓迎しよう思っていたのだが、急なことで十分準備ができず・・・次回は大歓迎できるようにしたい。
【植野】
平成7年に東京で定年になった。ヨット協会を元気づけるために活動している。
【川口】
伊東マリンタウンを利用いただきありがとうございます。3年前にできた。3つの部分からできている。20店舗の商業施設、温泉、サンライズマリーナからなっている。マリーナは国と県と市の公共事業でまだ完成していない。伊豆半島を代表するマリーナにしていきたい。地元のマリーナではあるが、ビジターが来て良いなというものにもしていきたい。開かれたマリーナにしていきたい。海の駅の一つにもしていきたいと思う。
【武字】
こんばんは。静岡朝日テレビです。森さんが和田の湯を持って行くという話をしていた時に伊東の人は温泉に対して当たり前の感覚になっているが、東京に行ったら大切に扱ってもらえた。もう一度温泉のルーツを地元も見直し、来年もこういった企画をやろうということになってきたので、温泉の代表もいるが、逆に伊東の温泉にも入りに来てもらうようなものにしたいと思う。相互に色んな方面に応援していただき、ウイリアム・アダムスの関係で九州まで行かれたという海の男の森さんに敬服しています。来年伊東はウイリアム・アダムスが日本で始めて洋式帆船を作って来年で400年。その帆船の実物大の骨くらいは作って全国に発信していきたいと思う。
【森】
写真を持ってきましたが、佃島の中央区の方に大切にもって帰ってもらった。まもなく来られると思うが、区議会議員の二瓶さんが「森さん、たいへんお年寄りに喜んでいただいた。ぜひ来年も」と樽をわざわざトラックで宇佐美まで持ってきていただいた。
【水口】
こんばんは。駿河湾、東京湾、隅田川を渡ってお湯を届けた。天気はあまり良くなかったが、すばらしい旅をさせていただいた。「日本ぐるっと一周・海交流」の海交流の中で港みなとに良い人達がいて、横浜港でも夢の島マリーナでも親切にしてもらった。宇佐美の子ども達。海からの交流には壮大なロマンがある。少しずつ利用者が増えていくといいと思う。一日1人づつ増えていっても1年で365人になるのだから。安針建造400年も来年に控えている。
【田畑】
まちこん伊東。伊東市の子ども達をヨットに乗せる活動をしている。市の方にお願いして中学生を公募したが1名もいなかった。昨年の体験乗船の小・中学生で公募した時は20名の枠に60名応募があったが、中学になると覇気がなくなるんだなぁと思った。里山づくりをしている。
【田中】
お金があるからやっているというのではない。お金は別のところで調達してこちらはボランティアでやっている。武字さんがおっしゃたように、もっともっと交流したいと思って今日は来た。和田の湯をもって千代田区に行かなかったからこういうことになった。過ちから始まった幸せ。品川区のまちづくり協議会の会長の堀江さんからメッセージが届いているので森さんのところに先程届けた。これを紹介する。品川区は鎌倉の昔から品川港としてまた東海道1番目の宿場町として栄えてきた歴史を持っている。陸と海の道を通して全国の町と交流してきました。東海道400年を経て新幹線品川駅と日本開港150年を迎えるにあたり海と陸と鉄道の道で新しい文化創造をしたいと思っている。海のまちネットワークをつくろうとする「海交流」云々。11月21日に全国の街道に関わる人々で交流会を開くが、当協議会でも海を縁にした交流を広げていきたいと考えているということです。堀江さんは個人的にも伊東ともっといろいろやりたいんだということで、品川区には人がたくさんいる。品川宿も海が埋め立てられて引っ込んでいるから海をもう一度という意識はある。二瓶さんや堀江さんと会をして、夢の島の人達と東京で会をやっている。ずいぶん近くなった。品川駅から1時間半で来る。一つ仕掛けを考えて堀江さんと何かやってもらうとよい。スイスのジュネーブとも連携している。人がつながれば何でもできるということを実証していただきたい。二瓶さん、堀江さんとも付き合っていただきたい。
【森】
今度行ってびっくりしたのは、センチュリー21という高層ビルと昔ながらの河岸のコントラストが実に良い。高層マンションにたくさん人が住んでいる。しかしそこにいるとストレスがたまって自然に帰りたくなる。そういう方たちにどんどん来ていただいてそれぞれに癒してほしいと思っている。もう少しで佃島の方もいらっしゃる。
【二瓶】
中央区には隅田川、大川などの運河があるので、水辺を生かしたまちづくりをしたいと思って田中さんとお付き合いしている。晴海のトリトンスクウェアーを一大「海の駅」にしたいと思っている。伊東市の宇佐美とは馴染みが深くて宇佐美学園という中央区の学校が宇佐美にある。遅刻はしましたが、交流をして帰りたい。昔から船が好きで、時間があればヨットで来たかったのだが・・・。
【田畑】
森さんが言っているのは伊東市の子どもではなく、宇佐美の子どもだけなんですよ。海の海中観光船とヨットの体験乗船をした。子ども達がどういう風にしたら海を守れるのかということを海上保安部の方にお話してもらった。小中学校15校全部に公募しても、残念ながら応募が一番多いのは宇佐美の子ども達です。森さんの活動で子ども達がこういうことがあったらやってみようという気持ちがある。低学年の親子で参加している子達が大きくなってまた参加してみようよという場なってほしい。この町を好きになってほしい。陸から海を眺めるのもいいんですが、さっき言われたように海から見る伊東の町は最高に素敵なんです。山もある。ハイキングコースを作る活動もしている。海からも山からも伊東を好きになってほしい。発信して東京からも来て良さを分かってほしい。そうすると伊東の子ども達が刺激を受ける。また、こちらのマリンタウンでやったことによって、ヨットの持ち主の方からこういう行事があったらヨットを提供するから参加したいという手紙をもらった。
【田中】
宇佐美の子どもとそうでない子どものどちらが感性豊かな子どもか比べてみると良い。
【海老原】
うちの子供の話をさしてもらう。今度、カリブ海でクルージングを計画している。係留金をクルーがつくかどうかで申請しなければならない。子どもは30才になります。ヨット歴31って書いたら計算が合わないと向こうの会社から電話がかかってきた。母親のお腹にいる時から乗っていると言った。
【田中】
それで、海老原家では子育ては大成功だったということですね。
【森】
じゃ、今日はもうまもなくいい時間になりますので。どうもありがとうございました。
以上
■新聞に掲載■
富士ニュース記事 11月18日
■富士市・三浦市・下田市・南アルプス市親書■
(拡大画面:135KB)
|
 |
|