日本財団 図書館


六、意見交換会【そのII】―吟詠の普及振興をめぐって―
河田和良会長・鈴木吟亮専務理事
入倉昭星常任理事・工藤龍堂常任理事
田口實鳳常任理事・坂本岳雄常任理事
多田正満理事・箕輪緑崇理事
 
作曲家 舩川利夫先生
 
<講師紹介>昭和六年生まれ。鳥取県出身。米子工業専門学校卒業。箏曲家古川太郎並びに山田耕作門下の作曲家乗松明広両氏に師事、尺八演奏家を経て作曲活動に従事。現代邦楽作曲家連盟会員。若くして全日本音楽コンクール作曲部門一位、NHK作曲部門賞、文部大臣作曲部門賞などを受賞するとともに財団の平成四年度(第八回)吟剣詩舞大賞文化賞も受賞。数多い日本の作曲家の中でも邦楽、洋楽双方に造詣の深い異色の作曲家として知られる。おもな作品に「出雲路」「複協奏曲」その他がある。また、財団主催の各種大会の企画番組の編曲を担当するとともに、財団機関誌月刊「吟剣詩舞」の「吟詠発声の要点」の監修、夏季吟道大学や少壮吟士研修会などの講師としても活躍される。
 
<講義の内容>
A 詩吟と音楽
一、世界の音楽の中での日本音楽の立場
二、詩吟が音楽であることの自覚
三、日本語の特質と日本の旋律
四、日本語の発声
五、発声法の実際と歌声
B 音楽としての詩吟の演奏
C 日本音楽の中で主に用いる旋律と音階
 下図音階表参照
 
第1図
 
第2図
 
第3図
 
日本語の音節(拍)一覧
 
作曲家 舩川利夫先生







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION