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レジャーチャンネル番組案内
〈吟剣詩舞の世界〉平成15年12月番組表
  日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
1週   [1]
●大会ライブ
(15-11-(6))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(6)
[2]
●大会ライブ
(15-10-(7))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(7)
[3]
●大会ライブ
(15-11-(8))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(8)
[4]
●大会ライブ
(15-11-(9))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(9)
[5]
●大会ライブ
(15-11-(10))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(10)
[6]
●大会ライブ
(15-12-(1))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(1)
2週 [7]
●大会ライブ
(15-12-(2))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(2)
[8]
●大会ライブ
(15-12-(3))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(3)
[9]
●大会ライブ
(15-12-(4))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(4)
[10]
●大会ライブ
(15-12-(5))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(5)
[11]
●大会ライブ
(15-12-(6))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(6)
[12]
●大会ライブ
(15-12-(7))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(7)
[13]
●大会ライブ
(15-12-(8))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(8)
3週 [14]
●大会ライブ
(15-12-(9))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(9)
[15]
●大会ライブ
(15-12-(10))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(10)
[16]
●大会ライブ
(15-12-(11))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(11)
[17]
●大会ライブ
(15-12-(12))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(12)
[18]
●大会ライブ
(15-12-(13))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(13)
[19]
●大会ライブ
(15-12-(14))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(14)
[20]
●大会ライブ
(15-12-(15))
第36回
全国吟剣詩舞道大会(15)
4週 [21]
●大会ライブ
(15-11 (1))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(1)
[平成15年11月26日放送]
[22]
●大会ライブ
(15-11 (2))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(2)
[平成15年11月27日放送]
[23]
●大会ライブ
(15-11 (3))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(3)
[平成15年11月28日放送]
[24]
●大会ライブ
(15-11 (4))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(4)
[平成15年11月29日放送]
[25]
●大会ライブ
(15-11 (5))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(5)
[平成15年11月30日放送]
[26]
●大会ライブ
(15-11 (6))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(6)
[平成15年12月1日放送]
[27]
●大会ライブ
(15-11 (7))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(7)
[平成15年12月2日放送]
5週 [28]
●大会ライブ
(15-11 (8))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(8)
[平成15年12月3日放送]
[29]
●大会ライブ
(15-11 (9))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(9)
[平成15年12月4日放送]
[30]
●大会ライブ
(15-11 (10))
第18回国民文化祭
やまがた2003
全国吟詠剣詩舞道祭(10)
[平成15年12月5日放送]
[31]
●大会ライブ
(15-12-(1))第36回
全国吟剣詩舞道大会(1)
[平成15年12月06日放送]
毎朝7:30〜8:00
スカイパーフェクTV!
381chから無料放送中
 
吟剣詩舞の世界 好評放送中
平成15年12月分の見どころ
新規放送分
●大会ライブ
「第十八回国民文化祭・やまがた2003 全国吟詠剣詩舞道祭」
 平成15年10月12日に開催された「第18回国民文化祭・やまがた2003全国吟詠剣詩舞道祭」から、『水』をテーマにした本部企画「日本の水源―国際淡水年2003に寄せて―」のほか、山形県の豊かな自然と歴史を伝える地元企画「やまがた 四季の彩り きらめく生命」を中心に、すばらしい吟詠剣詩舞の世界をご堪能頂きます。
 
「第三十六回 全国吟剣詩舞道大会」
 平成15年11月9日に日本武道館で開催される「第三十六回 全国吟剣詩舞道大会」では、故笹川鎮江財団二代会長を追悼しての特別企画、「日本の心をうたう―礼と節を吟じた人生―」が披露されます。他にも吟詠と剣詩舞の各コンクール優勝者による披露、全国吟詠合吟コンクールと、見所が多い大会になります。どうぞご期待下さい。
 
伝統文化放送
「吟剣詩舞へのいざない」12月放送予定
(スカイパーフェクTV!325ch)
タイトル
「いくさを語る」「漱石と漢詩」
「日本の橋」
12月中にそれぞれ6回再放送。
新規受信のお問い合わせ
CSデジタル衛星放送スカイパーフェクTV!
「伝統文化放送」
電話03-3544-1371へ。
[●番組に対するご意見・ご要望は]
JLC 株式会社日本レジャーチャンネル [TEL: (03)-5443-2713まで]
〒108-0073 東京都港区三田3-12-12 笹川記念会館 月〜金 9:00〜17:00(土・日・祝日)
 
ハンセン病の根絶を目指して
WHOハンセン病制圧特別大使日本財団理事長
笹川陽平
 かつては“治らない病”として忌避されたハンセン病でした。笹川良一・財団創始会長がハンセン病を全世界から根絶する活動に、生涯を賭けて取り組まれたことは、私たちの記憶に鮮明に刻まれています。創始会長のご子息、笹川陽平・日本財団理事長はご父君の遺志を継ぎ、未だ制圧に至っていない諸国を中心に、根絶運動を継続しています。その近況報告とともに意義を再確認し、私たちにもできる協力について考える機会といたしました。
(なお、協力の具体的方法については、本誌「編集後記」をお読み下さい)
 私は世界のハンセン病の制圧活動に30年以上かかわってきました。私の父で、日本財団(日本船舶振興会)の創設者である笹川良一(1899-1995)は、ハンセン病患者を救済する仕事を日本財団の創設時(1962年)から行ってきました。私はその父と一緒に仕事をし、父の遺志をついでハンセン病根絶(注)をライフワークとしたのであります。父は、幼少のころ村の美しい女性がハンセン病の患者であったがために結婚することもできず、外にも出られずやがて姿を消したという悲劇に遭遇し、ハンセン病を心から憎みこの世界から消滅させることを心に誓っていました。今私も同じ誓いをもってこの病気の根絶のために世界保健機関(WHO)のハンセン病制圧特別大使として真剣な努力を行っているところであります。
 
ハンセン病制圧の現況
 ハンセン病は、社会的差別をともなう病気としていままで人類を苦しめてきました。この病気については古来から世界各地の数々の文書に記載がみられ、新・旧約聖書、中国の古文書、紀元前6世紀のインドの古書などにも記述があります。
 
2003年3月、インド・西カルカッタで現地の診療所を視察 (テーブルの中央筆者)
 
 長い歴史を通して不治の病とされていたハンセン病は、1940年代のダプソンの開発で治癒への望みがうまれ、1980年代にMDTという多剤併用療法が確立したことで、治る病気になりました。MDTは3つの薬から成ります。これらはダプソン、リファンピシン、クロファジミンという薬でこれらの3種類の併用でらい菌を殺しハンセン病を治します。このMDTの開発により、世界のハンセン病の状況は大きく変わることとなりました。
 私が理事長を務める日本財団は、1947年に父笹川良一が設立した笹川記念保健協力財団やWHOを通して世界のハンセン病制圧活動に対していままでに合計約200億円の援助をしてまいりました。特に1994年から50億円の資金供与を行い、5年間にわたってMDTを全世界に無料配布いたしました。現在はノバルティスという製薬会社が継続してMDTを無料配布してくれるようになりましたが、このような支援がハンセン病の患者数の激減に果たした役割は極めて大きいと自負しております。今日では、世界中のどこでも、MDTは無料で供与されています。
 1985年には世界の122カ国でハンセン病が公衆衛生病(人口1万人に1人以上の有病率)とされていました。その後WHOは、1991年の第44回世界保健総会で、2000年末までに公衆衛生上の問題としてのハンセン病を制圧(注)するという決議を出しました。現在までに世界総人口比ではこの目標は達成されましたが、最終的には、2005年末までにすべての国で制圧を達成するという目標が設定されて今日にいたっています。この間にWHO、各国政府、国際機開、NGOなどの献身的な努力により、ハンセン病の制圧は世界の116カ国で達成され、患者数もMDTの利用により1985年の1200万人から現在は60万人へと激減しました。その結果、現在も制圧が未達成な国は主に6カ国を残すのみとなり、これらの国に患者の88%が集中しています。これらは、2002年末までは、インド、ブラジル、ミャンマー、ネパール、マダガスカル、モザンビークの各国でありましたが、2003年1月にはミャンマーが患者数1万人の人口に1人以下の制圧を達成しました。しかしながら、最近、アンゴラの患者数が増えたことにより、現時点での主要未達成国数は変わらず6カ国となっております。
 
2003年3月、インド・ジャルカンド州にて、郊外の村落で回復者となごむ
 
 長い間人類を苦しめてきた難病もいまやその制圧は時間の問題というところまで来たのであります。
 しかしながら、「百里の道のりは九十九里をもってなかばとする」というように、最後の一里の道を歩き通すことはたやすいことではありません。WHOはその最後の努力を達成するために1999年に「ハンセン病制圧のための世界同盟(グローバル・アライアンス)」を結成しました。グローバル・アライアンスは、WHO、世界銀行、蔓延国の政府、日本財団、笹川記念保健協力財団、ノバルティス財団などのような国際組織、そしてさまざまなNGOが、2005年までに、各国でハンセン病の有病率を1万人に1人以下にするという明確な数値目標のもとに、努力を結集してハンセン病制圧を進めるための連合体であります。
 私は、2001年の第1回のグローバル・アライアンス会議がインドで行われた折りに、WHOハンセン病制圧特別大使に任命されました。以来私は、このハンセン病制圧を私に与えられた最も重要な仕事と自覚して、各国で精力的な活動に従事してきました。
 
世界の蔓延国を訪問して
 現在、世界でもっとも多くのハンセン病患者を有するのは、インドであります。したがって私の特別大使としての活動もこのインドが大きな比率を占めております。インドはご承知のとおり人口10億人を越える大国でありますが、2002年末現在の登録されたハンセン病の患者数は約44万人で、全世界の患者数約60万人の70%近くを占める最大の蔓延国でもあります。特に、インド北部の7つの州(ウッタルプラデシュ州、ビハール州、ジャルカンド州、西ベンガル州、オリッサ州、チャッティスガル州、マディアプラデシュ州、人口総計約4億8千万人)に患者が集中しており、この地域の登録患者数は2002年末の統計で、31万8千人となっております。有病率は平均して一万人に6・6人ですが、高いところでは一万人に20人以上、すなわち有病率が500人に1人の地域もあります。私は特別大使として、これらの蔓延州を何回も訪れて、州の保健担当者やNGOの人々とともに現場に行き制圧状況を視察するとともに、政府高官や報道関係者などに会って制圧活動への協力を依頼しております。
 現在インドでは、いままでハンセン病患者の発見と治療が、ハンセン病専門の病院や診療所を中心に行われていたのを、MDTの導入に伴い、一般医療サービスの中に統合してどこの身近な保健所へ行っても他の様々な病気と同様に診察と治療が受けられ、薬も無料で手に入るという「医療サービスの統合(インテグレーション)」が進められております。したがってハンセン病患者も他の疾病の患者と区別なく一般病棟に入院するようになりました。しかし、インドには、社会に古くからあるハンセン病を特殊な病気と考えて患者を差別する偏見がいまだに根深く存在しています。偏見を恐れて身を隠している患者を早期に診断し、治療することがもっとも重要であります。これはインドのみならず、他の蔓延国にも共通した問題です。昨年12月に私はインドの北部蔓延州の内、ウッタルプラデシュ州、西ベンガル州、そしてビハール州を訪れ、今年の3月には引き続いて再度西ベンガル州と新たにジャルカンド州を訪れました。インドで私は、各州の州首相、保健大臣などの政治的指導者に面会するとともに、都市部の病院や、スラム地域、地方の村落などを訪れ、現場でどのような広報啓発活動や新しい患者の診断の努力がなされているかを視察し、関係者の一層の努力をお願いしているところです。
 インドに続いて患者数が多いのは、南米のブラジルです。ブラジルは、1億7千万人の人口と広大な国土をもつ大国ですが、ハンセン病の患者数も2002年の統計で7万8千人と多く、一万人に4・5人の有病率となっています。特にアマゾン河流域の地域にハンセン病患者が多く、私が昨年1月に訪問した地域では、一万人に8・35人という高い有病率でした。しかし、ブラジルでは僻地の村に行っても、その土地の医療関係者が実によく新しい患者の診断、治療の活動に努力をしており、献身的なサービスを行っていました。また、村落の患者の家族を訪問して、家族が一体となって患者を手厚く保護していて社会もそれを温かく受け入れている状況にも触れることができました。このような末端の医療関係者と家族の努力が支える僻地医療の現況を、その後お会いした当時のエンリケ・カルドソ・ブラジル大統領にも報告いたしました。大統領からは、今後もハンセン病制圧に政府を挙げて一層の努力を行うとの確約をいただき、また、ハンセン病だけでなく、HIVエイズのような病気の克服に、ブラジルでは政府のみならずNGOが大きな働きをしていると伺い、この国での制圧活動が政府、医療関係者、NGO、家族の連携で、順調に進むであろうとの確信を得てまいりました。
 
2002年9月、モザンビークで、回復者による社会活動の現場を訪問
 
 昨年は、ブラジル、インドの他に蔓延率の高いアフリカのモザンビークにも特別大使として訪問しました。
 モザンビークは、蔓延国6カ国のうち有病率では第6位に位置します。同国におけるハンセン病は特に北部地域の蔓延率が高く、全国平均の有病率1万人に3・9人に対して、これらの地域では1万人に12・93人(2000年末)という高い数字が出ています。
 これらの北部のいくつかの県では、医療サービスを受けられる人口が全体の30%以下であり、診療所などでハンセン病の診断をできる医師も庄倒的に不足していました。このような状況の改善のために、ハンセン病を一般医療サービスの中に組み入れることが現在進められており、MDTの配布ボランティアの数を増加させ、コミュニティのレベルで患者の治療を進める運動が開始されています。モザンビークに関しては、この特定地域の制圧活動がうまく行けば2005年以前の制圧が可能という確信を得ました。また、同国では、元患者の自助努力による社会活動を政府やNGOが積極的に支援しており、元患者による障害者用の履物製作や、建築用煉瓦の製造、井戸水の配給組織などを訪れてその活動状況に感銘を受けた次第です。同国は、元保健大臣でもあったモクンビ首相も現在のソンガネ保健大臣も非常にハンセン病の制圧に積極的で、それぞれが先頭に立って運動を進めておられます。
 
ハンセン病の制圧に重要なこと
 以上私の特別大使としての活動の一部をご紹介しましたが、私は、ハンセン病の制圧を進めるために重要なことは次の3点であると確信をもっております。第一に、政治リーダーが明確で強固な意志をもってハンセン病制圧を進めることであります。第二にラジオ、テレビ、新聞などマスメディアによる広報啓発活動であります。そして、第三は、WHO、世銀、政府、国際機関、そして民間のNGOの強固な協力関係、すなわちグローバル・アライアンスのような活動の推進であります。そして、私の特別大使としての役割は、政治指導者のハンセン病制圧に対する認識を高めてもらい、強固な意志をもっていただくことをお願いしてまわることと、各国のメディアにアピールして、広くハンセン病についての一般市民の知識を高めてもらうことにあると考えています。特に「ハンセン病は治る病気である」、「薬は無料でどの診療施設でも手に入る」、「差別をしてはならない」という3点を徹底的に社会に知らしめてゆくことが重要です。
 いままでハンセン病は本病を専門とする組織や人々の手によってのみ制圧活動が進められてきました。これは、社会的には縦割りの構造で、その関係者以外の世界には余りかかわりなく努力が進められてきたように思います。またそれが偏見を温存してきた理由の一つでもあるように思います。このような閉鎖的な構造をより開かれた横に広がる水平的なものにしなければならないというのが私の考えです。ハンセン病の現状とその制圧活動をより広く社会に知らしめ、人々の知識を増進するためには、ハンセン病を専門とする人々の間だけでなく、それ以外のさまざまな社会活動にかかわる人々にも情報を伝達し、その協力を仰ぐ必要があると考えています。ハンセン病制圧に直接かかわりのない、国際機関やNGOなどにハンセン病についての知識をもってもらい、その普及をお手伝いいただき、制圧運動を社会的運動に盛り上げて行く必要があると考えます。そして、そのためのひとつの手段として、この4月からハンセン病制庄のために英文ニューズレターの刊行を始めたところです。
 このような情報の交流と共有の積み重ねが、ハンセン病制圧活動を広く社会運動にまで盛り上げる一助となることを期待しながら、私は特別大使としての仕事に邁進して、2005年には制圧を達成させたいと願っております。しかし、制圧を達成しても私の仕事は終わるとは思っておりません。科学的、医学的にハンセン病の根絶はむずかしいとは言われておりますが、私は最終的には根絶のための努力を惜しまない所存でおりますし、また、元患者の方々の社会への完全復帰を実現し、差別のない社会を構築するまで私の闘いに終わりはこないと考えております。
 
編集後記
ハンセン病回復者自立支援事業の募金活動についてのご協力のお願い
 
 本誌前月号の「明日への提言」の中で河田和良財団会長は、笹川陽平日本財団理事長が支援される「ハンセン病回復者自立支援事業」募金活動への協力を呼びかけられました。また、本誌二七頁〜三〇頁にわたって、笹川陽平氏のハンセン病根絶を目指しての特別手記を掲載させていただきますとともに、当面の緊急課題として回復者の職業訓練や、患者・回復者の子どもたちへの奨学金など、患者やその家族の方々の社会復帰を実現するための回復者支援事業(実施者・財団法人笹川記念保健財団)の資金不足を補うための募金活動に日本財団を始めとする関係グループ挙げて取り組んでいるところでございます。
 つきましては、この事業に対する吟剣詩舞購読者並びに財団関係皆さまの温かいご支援をお願いもうし上げたく、下記の通り、募金要項などのご案内をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
募金額(寄付金)
一口 一、〇〇〇円
 寄付金は、一〇〇%被支援者へ還元されます。事業に係わる事務経費等はすべて寄付以外の自己財源でまかなわれます。一万円をこえる寄付金については免税扱いとなります。
募金(寄付方法)
【郵便振込】本誌に綴じ込みの振替用紙をご利用ください。この口座は、日本郵政公社のご協力により振込手数料は免除されますので、ご入金の際に、窓口の係員の方にお伝えください。
口座番号・・〇〇一六〇−七−六一一五七三
口座名義・・ハンセン病回復者自立支援事業
【銀行振込】次の口座へご入金ください。この場合は振込手数料が必要となりますので、あらかじめご了承ください。
銀行口座・・東京三菱銀行銀座支店 普通預金 一一九八六七二
口座名義・・ハンセン病回復者自立支援事業
 
 
 十月号のコンダクター当選者は、京都府京都市左京区の中村国冠さんに決まりました。また、新規購読者プレゼント当選者は、静岡県静岡市の伊藤啓子さんです。おめでとうございます。
*“吟剣詩舞”購読倍増キャンペーンの賞品(詩吟コンダクター「吟詠ハーモニー」/本体価格二六、〇〇〇円)は日本コンダクター販売株式会社の提供によります。
 
読者倍増キャンペーン
新規読者をご紹介ください
★吟剣詩舞愛好者には手放すことができない本誌月刊「吟剣詩舞」を、あなたの周囲でまだ購読していない方がおいででしたら、是非とも購読をお勧め下さい。新規読者の中から毎月抽選で1名様に、詩吟コンダクター「吟詠ハーモニー」(新型・本体価格2万6千円)をプレゼントいたします。
★本誌の年間購読料は4,000円(消費税込)です。お申込は本誌添付の郵便振替用紙の「新規」にマル、その他必要事項をご記入になり、お近くの郵便局で手続きをしてください。
★また現在読者の中からも毎月抽選で1名様に、同様の「吟詠ハーモニー」を贈呈しています。ご希望の方は、官製ハガキにこのページ左上のシールを貼付、
◎郵便番号
◎住所、氏名
◎電話番号
◎本誌への要望、感想などをお書きの上、財団事務局へお送り下さい。
★「現在読者の購読期限が何年何月までか」については、本誌郵送封筒の宛名ラベルの( )内に、毎月記載されています。
[例](0404)とあれば、西暦2004年4月の意。初めの2ケタが西暦年の末尾、次の2ケタが「月」を表しています。継続手続きは期限の1カ月前にお願いします。
 

 注・・制圧とはWHOの規定で人口1万人に患者が1人以下の有病率をもって制圧を達成したとみなします。私は、制圧はこの病気を世界から完全に無くす「根絶」への第一歩と考えています。医学的に患者をゼロにする完全な根絶は難しいと言われますが、私の言う根絶とは、限りなくゼロに近い数字に患者数を減らしてゆくこととともに、ハンセン病にかかわる様々な問題を社会から根絶してゆくことを意味しています。







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