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平成15年度全国吟詠合吟コンクール出吟順決まる
 第36回全国吟剣詩舞道大会(11月9日、日本武道館)午前の部で行なわれる全国吟詠合吟コンクールの出吟順が、出場団体代表者会議での抽選で下記のように決まりました。
 
平成15年度全国吟詠合吟コンクール出場団体(出吟順)
順番 吟題 作者 団体名 性別
1 武野の晴月 林羅山 東京都吟剣詩舞道総連盟 男子
2 夜坐 藤田東湖 吟亮流吟風会 男子
3 春日山懐古 大槻磐渓 熊本県吟剣詩舞道総連盟 女子
4 酒に対す 白居易 長野県吟剣詩舞道総連盟 男子
5 稲叢懐古 太宰春台 心彰流愛吟詩道会 女子
6 立山を望む 国分青 大分県吟剣詩舞道総連盟 女子
7 稲叢懐古 太宰春台 山梨県吟剣詩舞道総連盟 男子
8 立山を望む 国分青 墨水流墨水会 男子
9 春日山懐古 大槻磐渓 美声会 女子
10 従軍行 王昌齢 詩吟洌風流 男子
11 酒に対す 白居易 岳心流上毛岳心会 男子
12 武野の晴月 林羅山 吟道紘仙流 女子
13 稲叢懐古 太宰春台 心彰流愛吟詩道会 男子
14 春日山懐古 大槻磐渓 福岡県吟剣詩舞道総連盟 女子
15 夜坐 藤田東湖 契秀流吟詠会 女子
16 酒に対す 白居易 静岡県吟剣詩舞道総連盟 男子
17 春日山懐古 大槻磐渓 千葉県吟剣詩舞道総連盟 女子
18 稲叢懐古 太宰春台 詩吟暁風流歓和吟詠会 女子
19 稲叢懐古 太宰春台 春洋流東洋吟詠会 男子
20 春日山懐古 大槻磐渓 日本國風流詩吟吟舞会千葉県地区本部 女子
21 酒に対す 白居易 関心流日本興道吟詩会愛知県本部 男子
22 立山を望む 国分青 聖風流吟道会 女子
23 稲叢懐古 太宰春台 社団法人日本吟道学院群馬吟道会 女子
24 春夜洛城に笛を聞く 李白 泰洲流詩吟朗詠会 女子
25 壇の浦を過ぐ 村上仏山 岡山県吟剣詩舞道総連盟 女子
26 海を望む 藤井竹外 熊本県吟剣詩舞道総連盟 男子
27 武野の晴月 林羅山 吟道紘仙流 男子
28 夜坐 藤田東湖 朝翠流朝翠会本部 男子
29 春夜洛城に笛を聞く 李白 東京都吟剣詩舞道総連盟 女子
30 酒に対す 白居易 詩吟積峰流 女子
31 春夜洛城に笛を聞く 李白 雪山流日本吟詠学院 女子
32 越中覧古 李白 清吟堂吟友会島根 女子
33 武野の晴月 林羅山 吟詠静凰流 女子
34 武野の晴月 林羅山 社団法人日本吟道学院 男子
35 稲叢懐古 太宰春台 墨水流墨水会 女子
36 春日山懐古 大槻磐渓 長野県吟剣詩舞道総連盟 女子
37 武野の晴月 林羅山 山梨県吟剣詩舞道総連盟 女子
38 武野の晴月 林羅山 栃木県吟剣詩舞道総連盟 女子
39 阿嵎嶺 頼山陽 聖風流吟道会 男子
40 武野の晴月 林羅山 神奈川県吟剣詩舞道総連盟 女子
41 武野の晴月 林羅山 吟亮流和花菜会 女子
42 稲叢懐古 太宰春台 日本吟心流詩吟國舟会 女子
43 稲叢懐古 太宰春台 天洲流吟詠会 男子
44 壇の浦を過ぐ 村上仏山 神洲流吟道会 女子
45 壇の浦を過ぐ 村上仏山 神奈川県吟剣詩舞道総連盟 男子
46 稲叢懐古 太宰春台 詩吟洌風流 女子
47 春日山懐古 大槻磐渓 茨城県吟剣詩舞道総連盟 男子
48 武野の晴月 林羅山 宮崎県吟剣詩舞道総連盟 女子
49 従軍行 王昌齢 契秀流吟詠会 男子
50 春日山懐古 大槻磐渓 千葉県吟剣詩舞道総連盟 男子
51 春日山懐古 大槻磐渓 朝翠流朝翠会本部 女子
52 春日山懐古 大槻磐渓 社団法人日本吟道学院 女子
53 壇の浦を過ぐ 村上仏山 春洋流東洋吟詠会 女子
54 海を望む 藤井竹外 日本國風流詩吟吟舞会神奈川県地区本部 男子
特別参加(審査対象外)
55 春夜洛城に笛を聞く 李白 天山流里白石少年部 混合
 
吟剣詩舞だより
全国朗吟文化協会
第四十三回
『吟と舞春の集い』開催
 六月二十二日(日)梅雨の晴れ間の爽やかな好日、東京九段会館にて表題の大会が、(財)日本吟剣詩舞振興会後援のもと盛大に開催されました。開会に先立ち、永年に亘り当協会には一方ならぬご指導ご鞭撻を賜りました(財)日本吟剣詩舞振興会故会長笹川鎮江先生のご冥福を、謹んでお祈りし黙祷を捧げさせて頂きました。
 
謝辞を述べる小倉契秀大会会長
 
 定刻の九時十五分、開会の辞は小林瀞玉大会副委員長、国歌斉唱は浅野晟穂副委員長、朗吟道は伊丹嘉雪大会副委員長による各先導で声高らかに吟じ始めました。本来ならば式典でご祝辞を戴く最高顧問の松永康路先生が、所用でご退席されるため、ここでご挨拶を賜りました。
 開演第一部は十七組の合吟、第二部の独吟、第三部の剣詩舞と六十三番が堂々と披露され午前の部が盛会の裡に終了しました。
 午後一時、松岡萠洲大会副委員長の司会で式典を開始。岡村晨潮大会副委員長の開式の辞に続いて前田国敞大会委員長の挨拶。続く祝電披露では、(財)日本吟剣詩舞振興会会長河田和良先生の祝文が声高らかに披露されると、会場からは感激の大拍手がありました。
 小倉契秀大会会長の謝辞では、(財)日本吟剣詩舞振興会前会長笹川鎮江先生の大恩に対する御礼と財団会長河田和良先生から賜りました祝辞・祝電の御礼のことば、また最高顧問の松永康路先生に対し、いつもながらの暖かい励ましと医学博士のお立場でのお話に謝意を表されました。役員・会員にも気配りの挨拶があり、矢作積峰大会副会長の閉式の辞で終了しました。
 午後は、第四部会長代行・副会長の独吟で始まり、第五部から第七部で会員の独吟並びに剣詩舞が八十七番続き、午後五時盛会の裡に一六七番すべての吟詠・剣詩舞が滞りなく終了。三浦瑞宝大会副会長の閉会の辞、万歳三唱で本大会のすべてが終了しました。
(広報担当 松岡萠洲記)
神奈川県総連
第四十九回発表大会を開催
 神奈川県吟剣詩舞道総連盟『第四十九回発表大会』が平成十五年七月二十日川崎市教育文化会館大ホールにて開催された。九時半、正副大会会長が壇上に整列、矢沢凰慶大会副会長の開会の挨拶に始まり、続いて佐野白苑大会副会長の先導で国歌斉唱・財団会詩合吟と進み、午前のプログラムは、各流派の一般合吟・群舞・十名単位の合吟コンクールと続いた。本年は、来年の記念大会を前にした、第四十九回大会なので式典でなく、西形興信大会会長の挨拶のみで午後の部にはいり、吟剣詩舞、神奈川県コンクールの優勝者の吟剣詩舞・各会長吟剣詩舞と続いた。尺八、河野正明先生・琴、喜田史珠子先生に伴奏をしていただき、とどこおりなく盛会の裡に終了となった。最後に、午前中に行なわれた合吟コンクールの成績発表となり、優勝・砂子岳精会、二位・紘仙流、三位・紫虹流となり、それぞれにトロフィーと金・銀・銅のメダルが授与された。閉会挨拶は、星野紫虹大会副会長、結びは森川精修大会副会長の万歳三唱で満席の裡に全て予定通り終了した。特に大会名誉顧問の横山岳精先生が、早朝より最後までご鑑賞下され、県総連一同大変励みになり感謝申し上げた次第です。
(大会記録委員)
 
一般一部の合吟コンクール
 
第三十二回
泰洲流吟剣詩舞道大会
 漸く、長かった梅雨明けが宣言されたばかりの、去る八月三日(日)、三重県四日市市文化会館に於いて、泰洲流詩吟朗詠会恒例の第三十二回大会が、(財)日本吟剣詩舞振興会、四日市市ほかの御後援を得て盛大に開催された。
 
詩吟を始めて50年の感慨を述べる山路泰洲宗家
 
 当会は地域に於ける吟剣詩舞の振興、普及発展と会員の質的向上、内容充実を目的として、五年毎の記念大会を含め、毎年大会を実施し、その精神性・音楽性・舞台芸術としての吟剣詩舞を追求している。
 大会は午前十時より開会、国歌斉唱、会詩合吟に続き、笹川鎮江先生はじめ、物故会員に対して黙祷を捧げ、会員吟詠「四季の賦」に始まり、友好会吟剣詩舞、当流企画構成吟「桜花らんまん」の他、昨年の第三十五回財団主催武道館大会、合吟コンクールに於いて、堂々の全国準優勝に輝いた当流女子チームの大合吟が発表された。
 午後の部は式典に始まり、宗家山路泰洲の十三歳で詩を吟じはじめて五十年に到る経過と追想、感慨と将来への斯道に対する展望が述べられ、続いて四日市市長の吟剣詩舞道への期待の言葉、小幡神叡中部地区幹事長の祝辞を戴き、祝電が披露された。午後の部のメーン企画とも言える構成吟は「憂国・志士燃ゆ」が発表され、舞台演出効果に加え、財団の音楽担当者として活躍される、尺八の河野正明先生はじめ、尺八二名、琴二名のバック演奏により、吟詠剣詩舞を一層盛上げ、客席を魅了した。のち各流先生方の名吟、大師範吟詠へと進み、最後に宗家の尊敬する大詩人「杜甫」を、自作の短歌
―天に吼え
地に嘯き(うそぶき)て五十年
熱き情(おもい)の
いよよつのるを―
(泰洲)
と漢詩を発表され、当大会を終始盛会の裡に終了した。
(泰洲流事務局)
 
趣向の舞台を展開
日本壮心流全国大会
 八月三日(日)、アイプラザ豊橋にて毎夏恒例の日本壮心流全国剣詩舞道大会が盛大に開催されました。創流九十七年となる本年の大会は午前十時、開会の辞で幕をあけ、「河内路上」から「黎明」まで六十三番の舘員演舞で日頃の成果を発表。また、全国各地からお越しいただいた二十四名のご来賓の吟剣詩舞もあり、会場は徐々に盛り上がってきました。
 
入倉昭山宗家(中央)が女形を演じた「さくら変奏曲」
 
 そして大会の最後を飾る構成番組です。本年は『春踊舞鑑』〜スプリング・ハズ・カム〜と銘打ち、入倉昭山宗家の構成・演出により、趣向を凝らした舞台が次から次へと繰り広げられました。
 オープニングの家元・宗家一家による「春望」はさすがに見事な演舞。そしてラテン調の「春がきた」、チャイナ服での「江南の春」と幼年部の可愛い番組があり、青年部の「サクラサク」ではトールフラッグ(柄の長い旗)が宙を飛び交うといった斬新な演出もありびっくりです。そしてラストの「さくら変奏曲」では宗家が女形を演じ、振袖から真っ赤なドレスに早変わりしたりと、観衆を魅了する感動の一時間でした。
 フィナーレは賛助出演の吟詠家も含めた構成出演者全員で「春一番」を軽快に踊り、満堂の拍手のなか大盛会のうちに終了いたしました。
(日本壮心流事務局)







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