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吟剣詩舞だより
宮崎岳星会「翔け鳥」
第十四回
青少年吟道犬会
 
 社団法人日本詩吟学院岳風会認可宮崎岳星会では、県内外より九十余名のご来賓のご臨席を頂き、四月二十七日十三時より宮崎観光ホテル大ホールにおいて、後藤岳星名誉会長百歳祝賀・創立四十周年記念・第十回青少年吟道大会を開催した。
 
「月夜荒城の曲を聞く」を連吟する青年部の皆さん
 
 まず開会式では、木村岳風先生、笹川良一先生、笹川鎮江先生並びに会員物故者の霊に黙祷を捧げ、記念式典では財団矢萩保三事務局長、岳風会平澤岳漱理事長、県内ご来賓の諸先生よりお祝辞を頂戴した。
 続いて平澤岳漱理事長より当会へ、財団河田和良会長、平澤岳漱理事長、後藤岳星名誉会長の諸先生へ坂本岳雄会長より感謝状が贈呈された。
 なお、財団河田和良会長、深田光霊顧問、岳風会竹末岳陽最高顧問、同長谷川岳聖常任顧問並びに関係諸先生よりの祝電が披露された。
 式典終了後、いよいよ青少年吟道大会に入り、第一部では宮崎、鹿児島、三原から幼少青年出席会員約二百八十名全員の大合吟「寒梅」、次に七保育園、幼稚園の園児百五十名による「一休さん」、続いて合吟・独吟八番を発表した。
 第二部構成吟「翔け鳥」では、小中高校生二十三名が「太郎におくる詩」など九番を剣舞・詩舞・書道入りで熱吟した。
 続いて第三部青年部吟詠・剣詩舞並びに元青少年部賛助出吟に移り、遠く三原から長期出張中のアメリカ、マイアミからも駆けつけ、独吟・合吟・ピアノ・吟・歌曲等十一番、淡窓伝光霊流宮崎詩道会大師範・財団少壮吟士八代光晃子先生と、少壮吟士候補中武岳玲正師範による剣舞「白虎隊」の連吟で最後を飾った。
 なお今回の青少年吟道大会に際し、剣詩舞水峰流梅峰会並びに桜堂流剣詩舞桜龍会の青少年の皆さんに友情出演して頂き、厚くお礼申しあげます。
(宮崎岳星会事務局)
 
清吟堂吟友会女性部大会
吟舞の祭典
 
 平成十五年四月二十九日(火)みどりの日、平成十五年度清吟堂女性部大会吟舞の祭典が愛媛、香川、島根、鳥取などの各地より約六百人の女性会員が松山市総合コミュニティセンターに参集して盛大に開催された。
 同会は毎年四月二十九日「みどりの日」を奉祝し開催している。
 八束麗爽女性副局長の開会宣言、国歌斉唱、信条斉唱に続き、水上麗美女性局長の開会のことばで大会の幕が上がった。
 
清吟堂女性部会員による合吟
 
 午前の部は各ブロックの合吟、連吟、詩舞と普段の練習の成果が発揮された。午前の最後は昨年度の総合決勝大会における各段位、指導者の部で優勝、準優勝をした女性優秀吟士の吟詠があった。
 午後の部は、最初に式典が開始され、まず野中清峰会長のあいさつ。次に愛媛県知事代理として前田瑞枝女性副知事が祝辞を代読され、続いて国会議員(参)前大臣、関谷勝嗣先生夫人、(衆)塩崎恭久先生夫人及び県下の友好吟舞団体の代表から心のこもったご祝辞を戴いた後、国会議員、松山市長、県下吟界等からの祝電が披露された。
 続いて、ブロック会長吟詠、本部役員吟詠、連吟(二部)、詩舞、会長吟詠、招待者の吟と詩舞が行なわれた。
 最後にアトラクションがあり、各県各ブロック工夫を凝らした楽しい出し物で会場をわかせた。
 閉会式では、佐々木麗幸女性局副部長の閉会のことば、二神清竜理事長の万歳三唱で本大会の幕を閉じた。
 清吟堂吟友会創立五十周年記念に相応しい楽しく充実した女性部大会吟舞の祭典であった。
(会長 野中清峰)
 
創立五十周年記念大会
 
 平成十五年五月十一日(日)東京港区のメルパルクホールに於て、日本吟詠総連盟創立五十周年記念全国吟詠剣詩舞大会と呼称して華々しく開催された。
 
梅田櫻山理事長の挨拶
 
 大会は、文化庁、東京都、財団法人日本吟剣詩舞振興会のご後援を戴いた。
 九時三十分、連盟旗の入場で始まり、開会のセレモニーが行なわれた。
 プログラムは、関東、北海道、九州の各地区の吟詠、剣舞、詩舞、協賛大合吟と続き、午前の部は終わった。午後一時から、式典に入り、梅田櫻山理事長の挨拶では、ご後援を頂いたお礼と、昭和二十九年以来五十年、代々の役員、会員の貢献に対し感謝し、その歴史を受け継いだ我々はそれを守り発展させる使命があると述べられた。
 財団法人日本吟剣詩舞振興会会長河田和良先生の祝電披露があり、感謝状、永年表彰が行なわれ式典は終了した。
 吟詠にもどり、協賛大合吟、近畿、四国、中部、甲信越の各地区と続き、役員吟詠のあと、梅田櫻山大会会長の徳川家康公遺訓をもって全番組を終わり、万歳三唱、閉会の挨拶で大会は盛会裡に終了した。
(広報部)
 
全国吟詠大会開催
 風薫る五月二十五日(日)朝翠流朝翠会本部恒例の第六十会楠公祭奉納全国吟詠大会が、東京千代田区公会堂にて開催されました。この大会は佐々木孝吾初代宗家が崇拝していた、忠臣楠正成公の命日、五月二十五日に近い日に毎年開催されて来ましたが、今年の六十回大会は奇しくも足利尊氏軍との戦いで湊川に没した命日と重なりました。
 財団法人日本吟剣詩舞振興会、東京都吟剣詩舞道総連盟より後援を頂き、また大勢のご来賓がお越し下さっての開催となりました。
 楠公祭祭典にては、東京大神宮神官方によって厳かに神事が執り行なわれ、式典にて財団顧問横山岳精先生、矢萩保三財団事務局長よりご祝辞を、財団元老坂本坦道先生よりは「六十回記念詠楠公祭」の詩文をそれぞれ頂戴いたしました。そして少壮吟士吟詠・奉納吟剣詩舞・来賓吟詠と続き客席は諸先生方の吟と舞に圧倒されておりました。
 六十回という大きな節目の大会を祝って、日枝師鵬新理事長のもと北は北海道、岩手、南は広島と大勢の会員が参集しての大会となり、舞台の最後は佐々木孝吾作「人生行路」を佐々木朝鵬三代目宗家が吟じ、大会の幕を下ろしました。朝翠流の大きな行事を無事終えることの出来た、晴れ晴れとした満足感にて、散会することが出来ました。
(朝翠会本部)
 
楠公祭の開会式から
 
財団法人 日本吟剣詩舞振興会関連行事予定表(平成15年8月)
時間 大会名 開催場所 責任者
3日(日) 9時30分
〜18時00分
平成15年度
全国吟詠コンクール近畿地区大会
尼崎市総合文化センター 近畿地区連協
3日(日) 9時00分
〜17時00分
第32回泰洲流吟剣詩舞道大会 四日市市文化会館
第2ホール
山路泰洲
3日(日) 10時00分
〜18時00分
平成15年度
日本壮心流全国剣詩舞道大会
愛知県豊橋勤労福祉会館 入倉昭山
24日(日) 9時00分
〜17時00分
平成15年度
渋川流剣詩舞道大会
金沢市文化ホール 田村天聖月
24日(日) 9時00分
〜17時30分
平成15年度
北辰神桜流吟剣詩舞道大会
名古屋港湾会館
大ホール
竹内騎峰
31日(日) 9時00分
〜17時00分
東滄流岳鈴吟詠会20周年記念大会 静岡市民文化会館
中ホール
村岡東鈴
 
7月行事予定 変更分
時間 大会名 開催場所 責任者
13日(日) 10時00分
〜17時00分
平成15年度
全国剣詩舞コンクール中国地区大会
山口県セミナパーク 中国地区連協
20日(日) 10時00分
〜20時30分
平成15年度
全国剣詩舞コンクール近畿地区大会
神戸市立
垂水勤労市民センター
近畿地区連協
27日(日) 9時00分
〜17時00分
平成15年度
全国吟詠コンクール中部地区大会
名古屋港湾会館大ホール 中部地区連協
*グレーの部分が変更箇所です
 
FM吟詠放送
「邦楽のひとと老」
●放送日時
七月十七日(木)午前十一時〇〇分〜同三〇分
●再放送
七月十八日(金)午前五時二〇分〜同五〇分
●吟題と出演者
一、和歌・露おかぬ
(太田道灌)
松島(岩渓裳川)
〈吟〉福永 瀧霊
二、和歌・夏は来ぬ
(吉井 勇)
山亭夏日
(高駢)
〈吟〉小林 瀞玉
三、夏夜涼を追う(楊 万里)
応制天の橋立(釈 希世)
〈吟〉菅 岳椿
四、諸生と月を見る
(中江藤樹)
農を憫む(李 紳)
〈吟〉秋山 晋鵬
五、後夜仏法僧鳥を聞く
(空 海)
舟八島を過ぐ(正岡子規)
〈吟〉大森 英風
六、友人を送る(李 白)
〈吟〉田中 祐泉







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