水田および畑の農耕作業の道具は、掘り棒一本です。が、最近では鍬などが導入されています((18)(19)(20))。掘り棒による農耕は根栽農耕の特徴で、タロイモ、ヤムイモ、バナナ、サトウキビなどの主要食用植物を基盤にしているオセアニア、ミクロネシア、メラネシアなどの地域で現在も広く行なわれています。
(19)飾りの彫刻を施した堀り棒
(一九七七年一二月 Imorod)
(20)鍬をつかってのタロイモの手入れ
(一九九六年一二月 Imorod)
(21)かかしを供えタロイモ水田
(一九七八年八月 Iratay)
(22)十字架を供えタロイモ水田
(一九九六年一二月 Iraralay)