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会報 第23号

 事業名 基盤整備
 団体名 日本太鼓財団  


日本太鼓と学校教育―(14)
 昨年の中学校に続き、本年4月より、高等学校の音楽時間においても日本太鼓をはじめとする和楽器教育が実施されています。支部関係者におかれましては、学校の授業やクラブ活動において太鼓指導に取り組まれていることと存じます。今回は、各学校において、秩父祭屋台囃子の指導を精力的に行っている高橋利雄氏(埼玉県・秩父祭屋台囃子保存会会長)より、寄稿いただきましたのでご紹介します。
 
―「テレテッケにこだわって指導」― 秩父祭屋台囃子保存会 会長 高橋利雄
・楽しかった子供の頃
 私の家は屋台収納庫の近くなので、祭りが近づいて「ならし」が始まると、太鼓の音が聞こえてくる。小さい頃からその練習風景を見に行っていたので、自然と打てるようになった。小学校の低学年から屋台に乗せてもらっていたので、祭りが来るのが待ち遠しかったし、大人に混じって打つのが楽しくて仕方がなかった。若い時は祭りの日は朝早くから屋台に乗り込んで、誰よりも多く打ちたかった。そんな昔が今は懐かしい。
 
・楽しさから責任者へ
 私が上町太鼓長に推挙されたのが、41才の時でした。先代が亡くなり、町会で検討され、多くの先輩がいたなか、技術、実力等を考慮されたのか、抜擢していただいた。その頃から、楽しさから責任者へと気持ちを切り換えていった。ただ、屋台に乗って太鼓を叩いているだけではいけない。他町会、対秩父市、また保存会との関係等、気持ちだけでなく、実際に仕事が増えていくのが分かった。丁度この頃、全日本太鼓連盟が発足した。私も発起人の一人に加えさせていただき、以来、財団法人日本太鼓連盟にもお世話になっている。
 
・太鼓の指導に多忙
 以前、秩父市観光協会では観光宣伝用として太鼓チームを編成した。そして、最多時は年間85回出演というのを記録している。TV出演も多かった。しかし、最近では指導が増えてきている。以前はプロ集団を中心に秩父の太鼓を指導してきた。わらび座、荒馬座、田楽座、ほうねん座等は宿泊し練習する者がいたり、こちらから泊を伴って指導に行くことも多かった。特にここ数年前より、学校が授業のなかで太鼓を取り入れている。音楽の選択の時間、総合的学習の時間等の授業の中で、正規に取り入れられている。県教育委員会の辞令交付を受け、非常勤講師となって指導しているのである。埼玉の川本中、城南中、高校では小鹿野高校が4年目に入る。ゼロから指導することは県立民俗文化センターの設立当時から行っている。全国で唯一と言う、この民俗文化センターは20年程前に建てられた。そして、埼玉の郷土芸能ということで「秩父屋台囃子講座」が開設され、私は当時から、その講座を担当。その時から、より効果のある指導方法を実践してきた。このセンターの指導法が功を奏して、今では東京学芸大、大東文化大、立教大等でも取り入れられている。幸いに受講生から次年度もと言う要望が多く、定着してきているのがうれしい。
 
・「テレテッケ」の難しさ、大切さ
 私は対象者や、その指導の期間によって多少指導方法を変えている。学校教育等では年令、立場が同じなので、ゆっくり進めている。普通は2時間位が多い。先ず小胴の4連符「テレテッケ」が一番難しいのである。秩父の人と言えども、打てるのは容易ではない。皆ここで挫折してしまう程である。小島美子先生も「テレテッケ」は地元の人しか打てないという位である。鼓童や鬼太鼓座も打てない。しかし、最近では本物志向と言うか、本格的を好む人が多くなり、指導の要望が増えている。小胴が打てる様になればしめたものであるが、短期間では無理なので、打てないままでも、大胴に入っていく。「ドコドン、ドコドン」という基本リズムから「大波、小波」を教える。次の主旋律の「ドコン、ドコン」を指導。入り方、出方をしっかり覚えさせるのがコツである。それから「つなぎ」とか次の人へ変わっていくところとか、終わりの太鼓等を教える。何と言っても秩父屋台囃子の魅力は、力と技を必要とし、スピードがあり、更に小胴に合わせ自分の好きに打てる即興性にある。私は秩父屋台囃子の責任者として正しい太鼓の打ち方を後世に伝えたいと願っているこの頃である。
 
(高橋氏と城南中学校の生徒)
 
〜新たに評議員2名を選任〜
<運営委員会>
 第18回運営委員会が6月12日に開催され、
「北海道道南支部の開設」
「新潟県支部の開設」
が承認されました。
<評議員会>
第11回評議員会が6月16日に開催され、
「2002年度事業報告及び決算」
を報告し、承認されました。
<理事会>
 第12回理事会が6月16日に開催され、次の事項が承認されました。
「2002年度事業報告及び決算」
「評議員の選任」
 任期満了に伴う第4期評議員の選任について諮ったところ、全員異議無く可決、承認されました。新任の評議員については次のとおりです。
・吉田博一氏[三井住友銀リース(株)特別顧問]
・浜田麻記子氏[(株)P.R.D会長]
「支部開設」
 北海道道南支部、新潟県支部の開設が可決、承認されました。なお、支部の詳細については、下記のとおりです。
 
 このたび、新たに財団法人日本太鼓連盟の北海道道南支部、新潟県支部がそれぞれ開設いたしました。これで、36都道府県に39支部が設置されたことになります。
 
財団法人日本太鼓連盟北海道道南支部
太田 義高 支部長
(鯨神太鼓代表)
 
 
 この度の「北海道道南支部」設立にあたり一言ご挨拶申し上げます。当支部は北海道14支庁のうち胆振(いぶり)・日高・渡島・檜山・後志の5支庁から構成されておりますが、分かりやすくご紹介しますと本州に向かった太平洋と日本海の荒波に面する支部であります。何分弱小支部ではありますが、北海道という北国の風土を生かし、様々な活動を推進したいと考えておりますのでご指導ご鞭撻宜しくお願い申し上げます。
 
<加盟団体11チーム・会員数190名>
 はやぶさ太鼓、鯨神太鼓、橋本流室蘭和太鼓會、室蘭太鼓衆風鼓、登別太鼓、幌別鉱山渓龍太鼓、厚真魂打太鼓、恵山太鼓保存会、郷土芸能函館巴太鼓振興会、砂原権現太鼓保存会
 
<事務局>
事務局長 櫛引 秀明(橋本流室蘭和太鼓會)
Tel. 0143-43-2333
 
財団法人日本太鼓連盟新潟県支部
小泉 光司 支部長
(新潟万代太鼓神流会会長)
 
 
 平成15年度より皆様の仲間に入れて頂いた新潟県支部でございます。十数年前より加入勧奨を受けておりましたが、内部諸事情により延び延びになっておりました。私も県連立上げから関わっていましたので、昨年の理事長再任を機に、何とか(財)日本太鼓連盟への加盟を考えておりました。ことある毎に会議で検討しておりましたが、この度大方の賛同を得ることができ、加盟の運びにいたりました。諸先輩団体におかれましては、新生新潟県支部に対し、今後共ご指導ご鞭撻の程お願い申し上げ、加盟のごあいさつといたします。
 
<加盟団体9チーム・会員数319名>
分水太鼓、越後見附太鼓、飛燕太鼓振興会、須弥山太鼓保存会、越後親不知太鼓、寺泊太鼓、十日町大太鼓雪花会、新崎樽ばやし連、新潟万代太鼓神龍会
 
<事務局>
事務局長 田村 功 Tel. 025-275-3942
 
〜第17回日本太鼓全国講習会・第16回日本太鼓支部講習会〜
 
(公認指導員更新研修会)
 
<第17回日本太鼓全国講習会(静岡)>
 第17回日本太鼓全国講習会が6月28・29日の両日、静岡県支部が主管となり静岡県御殿場市国立中央青年の家にて行われました。講習会には地元静岡県をはじめ、全国23都道府県から315名が参加しました。この受講者数は、2002年2月に愛知県で開催されたときの339名に次ぐ多さでした。
 開講式では当財団の小口副会長、主管団体である静岡県支部から和田支部長より挨拶がありました。
 一流の講師により、2日間にわたって厳しい指導が行われ、受講生たちは、真剣な眼差しで太鼓に向かっていました。講習終了後には技術認定試験(学科、実技)が行われました。
○専門講座
三ッ打太鼓講座 講師 島田 将嘉氏
ゆふいん源流太鼓講座 講師 長谷川 義氏
大太鼓講座 講師 山内 強嗣氏
○基本講座
総合指導 講師 古屋 邦夫氏
3級基本講座 講師 安江 信寿氏
4級基本講座 講師 若山 雷門氏
5級基本講座 講師 松枝 明美氏
講師 羽土 聡氏
 技術認定員検定の結果は次の通りです。
1級検定 34名受検 31名合格(6名認定)
2級検定 62名受検 46名合格(20名認定)
3級検定 52名受検 51名認定
4級検定 42名受検 41名認定
5級検定 72名受検 72名認定
 
第2期公認指導員更新研修会を開催(静岡)
 第2期公認指導員更新研修会が第17回日本太鼓全国講習会に併せて行われ、静岡県をはじめ全国から55名の公認指導員が参加しました。
 参加されたことにより、公認指導員の皆さんは、指導者の必要性や指導方法のあり方の重要性について再認識されていました。また、全国から参加した仲間との、交流を深める姿も見受けられました。
○研修内容
指導者としての心構え (講師 小口 大八氏)
基本打法の指導法 (講師 古屋 邦夫氏)
(講師 景山 道隆氏)
太鼓界の現状と今後 (講師 小野 巽常務理事)
太鼓について (講師 茂木 仁史氏)
 
<第16回日本太鼓支部講習会(長野)>
 第16回日本太鼓支部講習会が長野県支部主催により、5月31・6月1日の両日、長野県諏訪市文化センターにおいて行われました。
 講座は3・4・5級基本講座が設けられ105名の受講生が参加しました。
○基本講座
総合指導 講師 古屋 邦夫氏
3級基本講座 講師 安江 信寿氏
4級基本講座 講師 三浦 一浩氏
5級基本講座 講師 松枝 明美氏
講師 渡辺 洋一氏
講師 富治林 浩氏
 技術認定員検定の結果は次の通りです。
3級検定 24名受検 24名認定
4級検定 23名受検 23名認定
5級検定 58名受検 58名認定
 
3,144名が資格を取得
 2003年7月現在の公認指導員・技術認定員数は以下の通りです。
<公認指導員>
特別2名、1級24名、2級62名、3級114名、総数202名
<技術認定員>
1級18名、2級70名、3級331名、4級561名、5級1962名 総数2942名
 
期日:2003年9月20日(土)・21日(日)会場:亀岡市交流活動センター
講座:3級・4級・5級(基本講座)、かつぎ桶太鼓講座(専門講座)
申込先:(財)日本太鼓連盟京都府支部 支部長 富治林 浩 Tel/Fax. 0774-88-5313







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更新日: 2020年3月21日

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