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(8)金谷大井川川越し太鼓チャレンジチーム(かなやおおいがわかわごしだいこちゃれんじちーむ) [静岡県]
−プロフィール−
 平成10年に発足し今年で5年目になる知的障害者のチームです。「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ」と歌われる大井川、その川の両岸島田市と金谷町そして少し遠方の浜松市の仲間23名で活動しています。
 週に1回金曜日の夜1時間の練習がとても楽しみです。バチを握り力一杯練習に励む、太鼓の大好きな仲間たちです。はじめは上手くコミュニケーションがとれなかったり、太鼓より他のことに気をとられたり、指導する側もされる側も0からのスタートでした。練習の会を重ねる毎に打ち解けあい、時に笑い声も響き合う練習風景となってきました。
 今年4月には、川越し太鼓発足30周年記念公演があり、オープニングを飾りました。元メンバーや友達も応援に来てくださり、また「もっとチャレンジチームの演奏を聴きたかった」という嬉しい感想も頂きました。そして、今回も演奏できますこの障害者大会、発足した翌年から参加でき大変励みになっています。
 
出演者
代表者 和田 光則
江塚  渡  山内 大佑
塚本 敦也  山内  学
増田 芳宏  萩原  学
酒井 勝則  有馬 和之
永井 和宏  松本 正人
井上  武  園田 康貴
大石 純音  斉藤 悠希
岡崎真知子  青嶋 明美
鈴木久美子  立石 友子
山河 亮子  中田小百合
鈴木美枝子  小林 彩桂
持塚 香代  塚田 利恵
小玉恵美子  武田ひろみ
倉島慎太郎
 
 
 
 
−実践報告−
 平成10に発足し今年5年目のチームです。残念ながら練習に来られなくなった方もあり、うれしい事に新たに仲間になった方ありで、現在23名で活動しています。
 週1回1時間の練習を楽しみに、そして精一杯頑張っています。初めは叩けなかったリズムが出来るようになり笑顔がこぼれ、一生懸命叩いて汗が流れ、そして仲間の人達と曲を演奏していく満足感、なにより自分たちの演奏を待っていてくれる人達がいることがうれしいです。
 まだ、叩ける曲数も少なく、また保護者・指導者の方達のたくさんの援助を必要とする私たちですが、焦らずゆっくりの亀さんでいいから、立ち止まることなく歩いて行きたい。
 
−プロフィール−
 「ろうあ者も頑張れば太鼓が打てるはず」そんな思いで昭和62年7月、耳の聴こえない仲間が集まりました。和太鼓の勇壮な響きを何とか自分たちで表現したいと伊予三島磐座太鼓保存会の指導を受け、3年間基礎練習を受け、平成2年5月、伊予三島福祉会館落成式にて、初舞台を踏みました。この様子は広く全国に紹介され、私たちの良い思い出となっています。その後、グループに名前を「磐座太鼓ろうあ部会・鼓龍会」とし、県内外へ出かけて太鼓を披露しています。
 私たち耳の聞こえない者にとって、音を合わせることは大変難しいことです。しかし、私たちは目で仲間のバチの動きを追い、身体で太鼓の響きを感じながら音を合わせています。この太鼓の活動を通して、私たちの社会参加の機会が広がり、聴覚障害者に対する色々な意味での理解が深まることを願っています。
 
出演者
代表者 玉井 慶次
石川 康文  加地 保則
村上 章夫  後藤 美紀
 
 
 
 
−実践報告−
 私達、鼓龍会は毎週木曜日夜7時30分から10時まで伊予三島福祉会館地下の「ろうあ者訓練室」で自主的に練習しています。現在、メンバーは5名、男性4名、女性1名です。皆力を合わせて頑張っております。
 一年間に5〜9回の出演依頼があります。主に福祉関係の行事に出演する事が多いのですが、他にも地域の祭りや、小中学校での交流演奏などもあります。特に学校での交流は、一緒に太鼓を叩いたり、手話を知らない子供達が、一所懸命身振り手振りで話しかけてくれたり、事前に覚えた手話の歌を披露してくれたりと、楽しく交流しています。子供の時から手話に触れ、私達聴覚障害者について少しでも理解してもらえると良いと思います。







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