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(2)静岡県立静岡北養護学校(しずおかけんりつしずおかきたようごがっこう) 北龍太鼓(ほくりゅうだいこ) [静岡県]
−プロフィール−
 静岡県立静岡北養護学校の北龍太鼓は、平成5年度に同好会としてスタートし、平成9年度から部活動として位置付けられました。
 4月に新入部員を加え、1年生2名、2年生6名、3年生5名の計13名の部員で活動をしています。他の部活と兼ねている生徒もいて、練習時間が十分確保できているとは言えませんが、その分集中して練習を行っています。
 まだまだ拙い演奏ではありますが、舞台に立つ時は、「かっこいい演奏をしよう!」を合い言葉に頑張っています。
 
出演者
代表者 向井 剛
酒井 友美  堀越 隆祐
杉山 美豊  小林 尚樹
真野 義徳  谷川 陽一
石原 啓太  鈴木めぐみ
石谷 桃子  木村 吉宏
望月 太郎  近藤 由基
 
 
 
 
−実践報告−
 僕たちの静岡北養護学校では授業の他、高等部の部活動で和太鼓に取り組んでいます。今日ステージに立つ僕たちは、高等部の生徒です。音楽部で「北龍太鼓」に取り組んでいるメンバーです。高校生になって初めて和太鼓に触れた部員がほとんどですが、みんな和太鼓を演奏することが好きです。サッカーや陸上などの他の部活動とかねている部員もいるので、活動時間は、週2日、1回30分と短いけれど、集中して取り組んでいます。活動内容は、体操、基礎練習、曲の練習です。曲を覚えて、みんなと合わせることは難しいけれど、うまく合うと気持ちが良いです。今まで、学校の夏祭りや北養祭、静岡市のイベントなどで演奏してきました。人前で演奏するのは緊張することですが、「かっこいい演奏をしよう。」を合言葉に頑張っています。
 今日は今年の4月から取り組んできた「北龍招来」という曲を演奏します。この曲では太鼓の演奏だけでなく、振りにも挑戦しました。みんなで気持ちを一つにして、北龍太鼓の象徴である龍がこの会場におりてくるような演奏をしたいと思います。
 聴いてください。
 
−プロフィール−
 私たち、「和太鼓ちんどん」は、平成4年に結成された肢体不自由障害者の和太鼓グループです。和太鼓を通じ感性を研き、障害者の自立と社会参加を目的として活動をしています。現在は小学生から社会人までのメンバーで、月2回の定期練習と地域社会との交流演奏を中心に活動を展開しています。
 「自立生活国際サミット会議」・「ハワイ州ボランティア会議」での2回の海外演奏の経験で私たちは「夢」・「希望」・「努力」・「勇気」・「自信」・「感謝の心」等、多くの感動とさまざまな事を学び得ることができました。いろいろな所での太鼓の演奏活動がリハビリや心身の療育に寄与し、精神的・体力的にも成長を促しています。
 これからも、「和太鼓ちんどん」は、太鼓を愛し、皆様と共に喜びと元気の種まきが出来れば嬉しいです。
 
出演者
代表者 高橋真由実
青木  浩  竹節 広志
黒沢 絵美  小山 匠子
小林 弘征  浦沢奈々恵
西沢 哲史  西沢  寛
松林奈津美  高橋 健一
越 美紗希  長尾 一輝
小岩 秋彦  児玉 昌也
竹内 美佳  小林  充
 
 
 
 
−実践報告−
 私達、「和太鼓ちんどん」は今年で結成12年目を迎えました。
 月2回の定期練習と地域社会との交流演奏を中心に活動する中で、「もっと強く太鼓が叩けるようになりたい!」「先輩のようなソロを打てるようになりたい!」「いろいろな種類の太鼓に挑戦してみたい!」など、メンバー自らが目標をみいだし、指導者の方々の協力を得ながら、意欲的にとりくむ姿が見られるようになってきました。
 また、「バチにテニスのラケットに使用するグリップテープを巻いたらどうか!?」とメンバー数人が試みたところ、手のひらとバチがうまくフィットし、以前より力強い音が出せるようになったり、バチを握る手の動きが大きくなったという効果もみられています。
 「楽器を身体の障害にあった使いやすい物に工夫していく」ということも改めて勉強になりました。
 指導者が私達のために作ってくれたオリジナル曲も増えて、「またいつか、『自主公演』を開きたい!!」という夢も膨らんでいます。
 これからも、「和太鼓ちんどん」は皆で打つ太鼓の響きを大切にし、いろいろな活動を通し学び、将来的な夢に向かって展開していきたいと思います。







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