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シンポジウム
シンポジウムの進行について
〈東京開催〉 平成15年11月2日(日)日本薬学会
 
シンポジウムの時間配分(案)は次のとおりです。
 
13:40 メンバーの顔合わせと打合せ(1F会議室C)
  (会場は14:30〜14:40まで講演Iの後の休憩時間に入っている)
14:40 コーディネーターによるシンポジストの紹介及び進め方についての説明
14:50 シンポジスト(1)による提案(各20〜30分)
15:15 シンポジスト(2)による提案
15:40 シンポジスト(3)による提案
16:05 休憩
16:15 コーディネーターと各シンポジストとの話し合い。必要により前半の補足説明及びフロアーとの意見交換
16:55 コーディネーターによるまとめ
17:00 終了
 
子どもの生活リズムと家庭生活
コーディネーター 猪股 祥(湘南福祉センター理事長)
シンポジスト    鈴木 洋(鈴木子どもクリニック院長)
    太田百合子(こどもの城小児保健部管理栄養士)
    伊藤眞理子(川崎市立千年保育園看護師)
 
子どもの生活リズムと家庭生活
猪股 祥(湘南福祉センター理事長)
 
プロフィール
 
 昭和34年より社会福祉法人湘南福祉センター勤務、現職理事長・平塚保育園園長。
平成12年厚労省児童福祉施設等評価基準検討委員会委員。
 
子どもの生活リズムと家庭生活
−小児科医から見た子どもの生活リズムの問題点−
鈴木 洋(鈴木こどもクリニック院長)
 
プロフィール
 
1949年 愛知県に生まれる。
1975年 信州大学医学部卒業
1975年 東京大学医学部小児科入局
一般小児科学、小児麻酔学、小児神経学を中心に研修、研究する。
1979年 東大医学部小児科助手
1980年 総合母子保健センター愛育病院小児科
新生児学、小児保健学を中心に学ぶ。
1990年 東京都墨田区にて「鈴木こどもクリニック」を開業
 
 1996年から2年間毎日新聞に「ぞうさん先生の子育てトーク」のエッセイを毎週連載。また、育児雑誌、NHKなどテレビにて子どもの病気、子育てについて愛育病院在職中から発信する。2000年からは保育士向けの雑誌にも子どもの様々な事柄を小児科医として執筆する。他に10年前より年に1ヶ月ほど医療事情の悪い海外に行き医療調査並びにその地に長期滞在している日本人の子どもたちの健康相談をしている。今までに20カ国以上訪問している。
 
<はじめに>
 小児科医として28年生になった。多くの子どもの多くの病気を診てきた。同時に多くの親とも接してきた。この期間の四半世紀は子どもの成長と同じように多くの変化があった。診ていた子どもが大人になり結婚して子どもを連れてくるようにもなった。700gで生まれた超低出生体重児の未熟児が二十歳の記念に携帯メールで挨拶もしてくれた。医療は確実に進歩して死亡する子どもは少なくなってきた。生まれる子どもは社会問題になるほど減少してきた。子どもが少なくなればじっくり子どもを診れるかと思いきや反対に小児科医の減少が小児医療に新たな問題を引き起こしている。小児救急の問題は今小児科医が直面している一番の問題である。重症患者が増えたのではなく親の生活様式の多様化が大きな原因のようだ。リズムとしての人間生活がなくなりその結果、小児救急の問題の一因となっている。小児科医から見た子どもの生活リズムを考えてみたい。
 
1. 親の受診態度から見た生活リズム
 
2. 共働き、保育園から見た生活リズム
 
3. 生活リズムの基本は睡眠覚醒リズム、その発達を考える
 
4. 子どもは生活習慣をどのように習得していくか
 
5. 海外訪問から学んだ子どもの生活
 
子どもの生活リズムと家庭生活
太田百合子(こどもの城小児保健部管理栄養士)
 
プロフィール
 
 現職:(財)児童育成協会 こどもの城小児保健部技術主任
 聖心女子専門学校非常勤講師
 昭和58年3月東京家政大学家政学部栄養学科管理栄養士専攻卒
  58年4月新潟県田宮病院栄養課勤務
  60年10月(財)児童育成協会 こどもの城小児保健部
 妊婦から子どもたちの幅広い子育て支援を行っている。「小児保健クリニック」で栄養相談を行いながら、集団指導として太りすぎ児童のための教室や離乳食講座などの運営、指導者向け講習会などの企画を担当している。研究テーマは小児肥満と幼児食である。
 NHK子ども向け番組や育児雑誌などでわかりやすい栄養指導を心がけている。
著書:
保育ライブラリ子どもを知る 小児保健 北大路書房 共著2003年9月
これで安心 幼児食大事典 成美堂出版 監修2003年7月
見なおしてみよう間食 少年写真新聞社 単著2003年7月
離乳食大百科 ベネッセコーポレーション 編集協力2002年8月
ベビーシッター講座/社団法人全国ベビーシッター協会編集中央法規 共著2002年10月
子どものからだと心 身近なQ&A 中央法規出版株式会社 共著2001年9月
解説版それでいいよだいじょうぶ厚生省 母子衛生研究会 編集2001年3月
子どもの栄養・食教育ガイド 医歯薬出版株式会社 共著2001年7月
こどものダイエット 女子栄養大学出版 共著2000年1月
保育保健の基礎知識 日本小児医事出版社 共著2000年11月
児童・生徒の食生活 (社)日本小児保健協会 共著2000年11月
よい子の食生活 (社)日本小児保健協会 共著1998年9月
幼児食の基本 日本小児医事出版社 共著1998年11月
幼児食大百科 ベネッセコーポレーション 編集協力1997年3月
子どもがわかる栄養の本 企画室 栄養指導1993年9月
 
I. 現代の子育てと食事の実態
1. 夜食
 
2. 欠食(朝食抜き)
 
3. 外食
 
4. 孤食
 
5. 惣菜利用
 
6. 栄養補助食品
 
7. 肥満
 
II. どのような支援が必要か
1. おやつの与え方
 
2. 簡単にできる献立
 
3. 本音で言える食の実態
 
4. 地道な食育







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