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やらない?予防接種
・多くの人がワケチンは危ないものと思っている?
 
麻疹ワクチンに関するアンケー卜
(大阪堺市保健所)
 
・予防接種に関する情報
広報及び母子手帳などの行政機関から得ているとの回答が最も多かった。
 
・麻疹ウクチン接種率
1歳6ヵ月児健診対象児は73%、3歳児健診対象児では90%であった。
 
 
・麻疹ワクチン未接種児の保護者においてもその多くは麻疹ワクチンの有効性、必要性を認めている。
 
・麻疹ワクチンは必要ではないと回答した保護者は5名(0.2%)であった。
 
・アレルギーや痙攣等をもつ児への麻疹ワクチン接種に関する対応は、医師間でも必ずしも統一されたものではないことが、接種を控えていることがある。
 
・麻疹ワクチンよりも他のワクチンを優先して接種している場合が認められた(きまり優先)。
 
やる?予防接種
 
予防接種は子どものためだけのものではありません
 
院内感染の予防、学校・園などの感染予防としてのワクチン接種
 
 本人が感染・発症するのはもちろんの事、発症前から病原微生物を排泄している場合があり、医療・教育関係者などの場合は、感染発症すると生命を脅かす可能性のある患者や子どもたちに感染させてしまう危険性が高い。
 
*自分が病気になってはいけない
病気の運び人になってもいけない
 
 
予防接種法
・定期1類
DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)
ポリオ、麻疹、風疹、日本脳炎
・定期2類
インフルエンザ(高齢者)
・結核予防法 BCG
・任意接種
 
 
・予防接種の目的は同じなので世界中、同じように行われている?
 
・予防接種の目的は同じなので世界中、同じように行われている?
 
種類、回数、接種方法、タイミング、
費用負担、責任負担
連絡方法(周知の方法)
接種を行う場所
 
世界中統一された方法、というわけではない
日本での予防接種が絶対に正しい、とはいえない
外国での予防接種が絶対に正しい、ともいえない
 
予防接種
・多くの国では、感染症予防に関する国の方針として、予防接種の方法を決めている
 
・その国の感染症の状況
・その国の医療事情
・その国の財政事情
 
世界でほぼ共通の予防接種
・Expanded Program on Immunization (EPI Vaccine)
 
BCG、ポリオ、DPT、麻疹(B型肝炎)
 
予防接種の連絡
・日本 保健所、市(区)役所などからの連絡母子手帳配布
 
・海外 個別にホームドクターなどとの相談
→積極的に行かないとできない
途上国型
連絡が来るところもある
 
米国など:予防接種を済ませていないと学校へ入れない
 
予防接種と学校など
・日本 特にない
 
・海外 予防接種を済ませていないと学校へ入れない国が多くなっている
(学校保健法など)
 
海外で行われるその他のワクチン
・MMR
・ヘモフィルスインフルエンザ(Hib)菌
・肺炎球菌
・黄熱
・コレラ
・髄膜炎菌
・腸チフス
・狂犬病
・・・・
 
どうしたらいい・・・???
・EPIワクチンは原則どこでも必要
・接種のタイミングなど、多くは個別の問題
・効果、副反応のことも含めて早めに相談を!
かかりつけの医師
保健所、市(区)役所など
地元の医師会
病院の小児科(ワクチン外来)
検疫所
 
・予防接種は、決められているからやるものではありません
 
・予防接種は規則を守るためにやるものではありません
 
・子どもを感染症からあらかじめ守るために行います
 
・そのためには、効果・副反応など、バランスよく考える必要があります







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