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保育界(平成15年12月号)

 事業名 保育活動の推進
 団体名 日本保育協会 注目度注目度5


保育時評
心の居場所
筒井 桂香
 
 子ども達がより良く育つためには、子ども達の心の居場所が必要です。子どもの心の居場所である保護者の心が安定するためにも、私達保育士のサポートが必要だと考えます。
 「友だちが遊んでくれない、保育園いやだと言うんです」とお母さんがとても心配そうに話かけてきました。私が見ているAちゃんは、友達とままごとごっこをするのが大好きな明るい子だと思っていました。「そうなんですか。お母さんAちゃんが友達にのけ者にされているようで心配なんですよね」と受容しながら話を聴きました。お母さんに共感的理解を示しながら傾聴して行くと、次々に話を始めました。自分がどの様に育ってきたか、育ちの中での自分自身がいい子であったこと。また思春期に自分の思いを親にぶつけて否定され悲しかった事。私は愛情をもらって育てられなかったため、自分の子どもの子育てが分からず、いつも自信がなく不安であった事を、吐き出すように話をしました。子どもが保育園を嫌がるのは、親自身が不安で苛々していることがきっかけで、子どもが不安なのかも知れない事に親自身気づき始めました。
 カウンセリング学習以前の私は、ともすれば表面的部分をみてアドバイスを言っていました。それで問題が解決する場合もありました。しかし最近では、主訴の奥があるように感じられます。先日の新聞にも、この七年間に六倍もの心療内科が増えたという記事を目にしました。様々なストレス要因で保護者が苛々し、子どもたちの育ちに影響があることは言うまでもありません。
 このお母さんが帰り際「先生、とってもすっきりした。なんか心が軽くなった感じ」と笑顔で帰られました。
 まだまだ問題は解決した訳ではありません。最終目標は子どもの心の居場所作りだと思っています。時間的にも拘束され、自分自身積極的にスーパービジョンを受ける等、課題は多く感じられますが、マスコミで悲しいニュースをみて心を痛めるより少しでもお母さんの心の居場所、子どもたちの心の居場所作りのお手伝いが出来ればと願い相談を受けている日々です。
(徳島市・もとしろ保育園副園長)
 
 
 
平成15年11月29日 児童福祉法の一部を改正する法律が施行
=保育士証の交付を開始・登録事務処理センター=
 平成十三年十月二二日、児童福祉法の一部を改正する法律案が国会に提出(津島雄二、根本匠議員ら九人の提出者、二五人の賛成者)され、十一月二六日に可決・成立した。長年この問題にかかわってきた橋本龍太郎自由民主党全国保育関係議員連盟会長の後押しにもよるものだった。
 「保育士登録事務処理センター」は、都道府県知事の委託を受け本年十一月二九日に本法が施行されることにともない、登録申請手続きが整った人達に対して「保育士証」の交付を開始した。
 法律施行、そして保育士証交付にあたり、議員立法提出者からのお祝いが寄せられた。
 
 保育士のみなさま、ついに保育士国家資格制度が動き始めました。三〇年来議論を続けた待ちに待った仕組みの導入です。心からお喜び申し上げます。
 第一次小泉政権ができた直後、平成十二年から十三年にかけ、待機児童や認可外施設の事故の問題などから保育が大きな議論となりました。当時は評論家や経済学者など保育の現場を全く知らないような人たちまで、「改革」という名の下に、長年地域で培った保育関係者の信頼を損なうような議論を行い、政権に影響を与えようとしていました。
 こうした状況に危機感を覚え、子供のしあわせを第一に考えるべきだと思った我々与党関係者が急遽集まり、保育について集中的に議論を開始したのは通常国会も終盤の六月半ばでした。自由民主党から根本少子化問題小委員会委員長、そして鴨下、塩崎、田村の各議員、公明党から福島厚生労働部会長のほか江田、青山の各議員、そして保守党からは井上政調会長(当時)が参加してくれました。
 
衆議院議員
津島 雄二
 
 我々は、厚生労働省雇用均等・児童家庭局の協力を得るとともに、日本保育協会など関係の団体から幅広く意見を聞き、(1)認可外保育施設監督強化、(2)保育士の国家資格化、(3)児童委員法の制定を柱とする児童福祉法改正案をとりまとめることとし、その年の九月に予定される臨時国会に提出することを決意したのです。なかでも、長年関係者が待ち望んだ保育士の国家資格化がわずか三か月ほどの集中的な議論で法案として結実したのは、参加してくれた若手議員の努力と彼らを後押ししてくれた地域の保育関係者、日本保育協会などの熱意によるものであり、心から感謝いたしております。
 これから保育士の業務は広がり、地域での新たな活動も期待されます。また、それだけに責任も重くなります。私も、国会議員という立場で、子供のしあわせのために尽力されるみなさまを応援してまいります。
 
衆議院議員
井上 喜一
 
 我々が二年前に国会に提案し、議員立法として法制化した保育士の国家資格化が、いよいよスタートします。
 議員立法提案者の一人として、新たに保育士証を手にする皆様に心よりお慶び申し上げます。
 保育士の国家資格化は、保育関係者の念願であり、三十年前から議論を経て今回の大改正となったところであります。その施行に当たり、準備にご苦労された関係者の皆様方に対し、厚く御礼申し上げます。
 少子化対策、なかでも保育は内政の最重要課題の一つであります。引き続き、内閣の一員として、我が国の次世代を担う子どもを巡る課題に取り組んで参ります。
 
 悲願の保育士の国家資格制度の施行、心からお祝い申し上げます。
 二年前、当時自民党少子化問題小委員長の私は、津島先生や、与党の関係議員とともに、保育士に対する国民の厚い信頼を守り、保育サービスを向上させる政策について、徹底的に議論を重ねました。そして、議員立法により児童福祉法を改正し、保育士を国家資格として制度化しました。
 今この施行を迎え、改正法案提出責任者として、国会答弁を行ったことなどが鮮やかに思い起されます。また、当時我々を支えてくれた日本保育協会をはじめとする保育関係団体の方々、準備に当たられた関係者の方々のご苦労に対し感謝申し上げます。
 社会や家族のあり方が変化する中、引き続き、次世代を担う貴重な財産である子どものしあわせを守るために、皆様と一緒に尽力して参ります。
 
衆議院議員
根本 匠
 
 
衆議院議員
福島 豊
 
 平成十三年夏、認可外保育施設での死亡事故が相次ぐ中、我々は、政府の対応を待たず、児童福祉法改正に向けて走り出しました。
 それから二年。準備期間を経て、このたび、保育士の国家資格化の実現となります。これにより保育の専門性・重要性の認識が強まり、専門知識のない者が保育に従事することによる児童の死亡事故などの悲しい事態が避けられることになります。また、保育士の業務が大きく広がり、地域全体が保育士の現場となります。
 新しい保育士証を手にした皆さんの姿を思い浮かべながら、私も子供たちの幸せのために全力を尽くして参りたいと考えております。
 
 二年前、悪質な認可外保育施設への対応、地域における子育て支援の推進が叫ばれる中、我々は、短期間でしたが集中して熱い議論を交わし、特に保育サービスを拡充するための具体策について検討し、議員主導で児童福祉法を改正することとなりました。
 その柱が、保育士の名称独占化・国家資格化であり、三十年来の課題の解決でもありました。
 その準備を整え今、いよいよ保育士の新制度の施行となります。新制度においては、保育士は保育所だけではなく地域での子育ての要として位置付けられ、更なる活躍が期待されています。
 私も地域で皆様方の活躍を更に支援して参りたいと考えております。
 
衆議院議員
鴨下 一郎
 
 
衆議院議員
塩崎 恭久
 
 保育士の資格が法定化され、その施行を迎えたことお祝い申し上げます。
 二人の息子たちが保育にお世話になった親の一人としても、人を扱う仕事の大事さは十分に認識しています。一昨年の児童福祉法の改正に当たっては、保育士の登録制度を設け専門職としての位置づけを確固たるものにするとともに、保育所の整備を進めるため公設民営の規定も設けました。日本には保育所が不足する地域と、一方で少子化の影響を受ける地域があります。未来を担う子どもたちにとって、保育士制度の施行が保育の向上につながることを喜ぶとともに、保育の必要な子どもたちのためさらに制度の充実を考えていかなければならないと思っております。
 
保育士証が交付(郵送)されるまでおおむね2か月です
※書類の不備が多いこともあり、しばらくお待ちいただくことがあります。
 
 保育士制度の施行おめでとうございます。
 平成十三年の議員立法の際には、保育士の資格が法定されていなかったことに驚きの声が上がり、本当に手当が遅れていたと感じたことを覚えています。国会審議では、私が保育士制度について答弁に当たったのですが、反対があろうはずがなく、むしろその向上を問われたことが、懐かしく思い出されます。
 その後、保育をめぐり規制改革や一般財源化など様々な議論がおこっていますが、保育の担い手である保育士の方々が、保育に対する期待に応えていけるように、真剣に議論し、揺るぎない保育制度にすべく努力して参りたいと考えております。
 
衆議院議員
田村 憲久
 
 
衆議院議員
江田 康幸
 
 十一月二九日、一昨年公布された児童福祉法の一部改正法が最終的に施行され、いよいよ保育士国家資格制度が全面的に動き出しました。この日、待ちに待った保育士証が発給され、すでに多くの方々のお手元に届いているかと存じます。与党議員の一人として本法改正に携わった喜びを、改めて感じております。
 この日を境に、保育士の業務が広がり、また経過措置はありますが保育士証を持たない人が保育士を名乗ることができなくなります。みなさまへの期待はますます大きくなります。また、同時に責任も重くなっていくでしょう。私も、国政の場で、地域で子供や家庭を支えるみなさまを全力で支援してまいる所存です。
 
 「十五年十一月二九日までに登録申請をしなければ今持っている保育士資格は無効になってしまう・・・」という噂について、センターに問合せが多く寄せられますが、それは間違いです。
 また、そのために提出いただく書類に不備が多く、特別チームを設けて補正処理をしておりますが補正にかなりの時間がかかります。再度確認をお願いいたします。
(センター)
 
保育士証を手にする根本議員(登録事務処理センターで)
 
法施行後3年間は登録猶予期間・現在保育士として保育所等に勤務している方







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