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4. 広報事業
1)英文宣伝印刷物の作成・配布
 予約センターの役割、全加盟宿泊施設の案内、予約手続及び加盟宿泊施設の種別説明、海外からの予約申込書からなる英文宣伝印刷物「Directory of Welcome Inns」(添付資料(2))をJNTOの海外事務所(ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、ロスアンジェルス、トロント、ロンドン、パリ、フランクフルト、北京、香港、バンコク、ソウル、シドニー)及び(社)日本観光協会の台湾事務所を通じて、27,500部を海外で配布した。国内では、各カウンター及び本部より12,500部の配付を行った。また、205カ国の在外公館へ発送し、情報提供に役立てていただくようお願いした。
 本年度は経費負担制度を導入し、加盟宿泊施設の広告掲載をスタートした。広告を掲載したのは、130軒で、ほとんどが初めて広告版下を作成する施設だったため、版下の提出が遅れた上、校正に時間がかかり、当初10月完成予定が12月末まで遅れてしまった。
 
 当財団独自のサイト(http://www.itcj.or.jp)を引き続き公開(添付資料(7))し、その中でウェルカムイン加盟施設の紹介、予約受付を行っている。昨年度に引き続き、国際観光振興会のサイトに通年リンクしている。
 
・中国のビジネス雑誌「Walker China」2003年10月No.14
「4800元の長崎旅行はまだ高い 課題が残る日本ツアー」(添付資料(8)
・観光経済新聞 2003年7月5日
「国際観光サービスセンター効率化へ運営刷新 宿泊予約やTICを充実」(添付資料(9)
 
 
a. 加盟宿泊施設のデータベース
 加盟宿泊施設情報の検索・更新と外国人旅客による加盟宿泊施設の利用状況を把握するため作成している加盟宿泊施設関連情報データベースを維持し、変更情報については更新するとともに、新規加盟の宿泊施設の情報を新たに加えた。
 
<加盟宿泊施設データベースの概要>
○加盟宿泊施設のデータベース(添付資料(4)参照
 平成16年3月31日現在270軒の宿泊施設情報を記録。予約窓口での予約斡旋業務に活用すると共に英文宣伝印刷物「Directory of Welcome Inns」の編集・発行に利用。
 
○日・英文併記アクセス地図(添付資料(5)参照
 予約が成立した外国人旅客に当該の宿泊施設の地図を提供し、容易に到着できるよう配慮している。加盟宿泊施設270軒分のアクセス地図を記録保存している。
 
b. 斡旋実績のデータベース
 予約成立時に発行する予約確認書(添付資料(3)参照)をもとに予約を斡旋した外国人旅客の訪問地、施設、人数、国籍、延べ宿泊数、支払額、予約取扱箇所等のデータベースが作成できるようになった。これを斡旋実績の統計作成に利用している。
 
<斡旋実績データベースの概要>
○宿泊地   ○国籍別構成 ○年齢別構成 ○宿泊施設 ○宿泊日
○支払い額 ○性別構成
 
 ウェルカム・インデータベースに記録した外国人宿泊客のデータを分析し、利用実態を「予約斡旋状況」として取りまとめた。当予約センターの活動の参考にするだけでなく、この報告書を希望する加盟宿泊施設へ配布し外国人旅客の受入れに対する問題意識を喚起するとともに、国際観光振興機構海外観光宣伝事務所等の広報に協力していただいている諸機関に配布する予定である。
 
 利用者の嗜好や、特性を掴むことを目的として、平成12年度から成田空港、関西空港、東京及び京都の各カウンターで予約申込をした利用者にアンケートを行っている。平成15年度の結果は以下の通り。
 
(1)その宿泊施設を選んだ理由:平成15年度の選んだ理由は、「和風」がトップとなった。
 
(2)旅行期間:旅行期間は、年々長期化しているのが分かるが、1週間以下が依然として多い。
 
(3)JNTOのサイトを訪日前に見たか:若子ではあるが、年々訪日前にJNTOのサイトを見た率が高まってきている。
 
(4)ウェルカム・インのページを訪日前に見たか:ウェルカム・インのサイトを見た率も若干ではあるが年々高まってきている。
 
(5)何回目の訪日か:圧倒的に初来日の外客の利用が多い。







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