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控え目の若い瞳に化学賞 福島 氏家三佐子
 
筋道を通す涙の瞳がきれい 茨城 船橋 豊
 
振り上げた拳やさしい瞳に負ける 和歌山 堀端三男
 
一家言持った瞳に裁かれる 愛媛 門田澄江
 
身の丈の答えを風の瞳にもらう 岡山 大家八郎
 
半眼の菩薩へすがる数珠の音 福岡 小池一恵
 
辛抱をしろとダルマの瞳に射られ 栃木 横地耕児
 
嬰児百態瞳の中の童話たち 東京 成田孤舟
 
やさしさが瞳に宿るボランティア 沖縄 大田かつら
 
仏像の瞳に心覗かれる 和歌山 福重美子
 
信念の抗議瞬きなどしない 東京 印牧さくら
 
逆境に耐えた瞳は濁らない 熊本 大野さつき
 
耐え抜いた瞳たしかな明日を抱く 東京 石川雅子
 
あの時の瞳信じて今がある 石川 浜中鉄嶺
 
しあわせは温い瞳が待つわが家 香川 河合美絵子
 
ふるさとを埋める瞳の聴診器 北海道 姫宮遊子
 
満場の瞳あつめるあと一人 大阪 藤田 保
 
瞳見て交す握手に嘘はない 鳥取 岸本宏章
 
笑ってる瞳で鬼になりきれぬ 香川 多田芳子
 
清純な瞳が鬼の肝を射る 秋田 南 一幸
 
手術医のプラス志向の瞳に賭ける 茨城 綿引順菊
 
愛子さま二億のひとみ和ませる 新潟 小林三代子
 
眺望に瞳を凝らす瀬戸の丘 東京 草場 昭
 
親の嘘澄んだ瞳に責められる 香川 宮武テイ子
 
泥んこの瞳に残す未来地図 北海道 岩渕弘子
 
何もかも吸いこみそうな子の瞳 東京 土屋一紀
 
また一人光を抱くアイバンク 東京 竹内祝子
 
子の瞳親の仕草を見て育ち 香川 中村和子
 
写経する瞳に仏宿ってる 三重 小山太一
 
日和見の瞳も混じる多数決 香川 徳田かず子
 
義理と見栄捨てた瞳がやわらかい 千葉 楯 良山
 
輝きの瞳未来の絵図を秘め 長野 堀 松白
 
子らの瞳へ優しい地球残したい 沖縄 吉野綾子
 
立ち直る瞳を保護司受け止める 広島 弘兼秀子
 
自宅介護嫁の瞳に癒される 長崎 岡 智英子
 
あの時の瞳に負けて五十年 山口 古川艸子
 
八月忌澄んだ瞳に裁かれる 新潟 市村姫子
 
人柄を瞳が語る温か味 千葉 矢部寿男
 
戦争の大義つぶらな瞳に問われ 東京 野口節子
 
砂嵐瞳も濁る敵味方 兵庫 室田隆司
 
ものを言う瞳で貰う演技賞 東京 中田克昭
 
あどけない瞳に心洗われる 新潟 渡辺推歩
 
ご慈悲ある瞳で判事非の諭し 千葉 及川竜太郎
 
将来の夢を秘めてる子の瞳 山口 松前貞子
 
赦せないこともゆるして澄む瞳 富山 新畑ひろし
 
荒れた日の澄んだ瞳に救われる 愛知 鬼頭照苑
 
真実を瞳が語る人間味 山口 杉本和子
 
抱いた子の瞳輝く鯉のぼり 香川 西尾三重子
 
噂より澄んだ瞳を信じよう 兵庫 大栗智恵子
 
ぞうさんの瞳の様な人と住む 大阪 石堂潤子
 
初舞台袖で師匠の瞳が潤む 神奈川 中谷幹夫
 
なぜなぜと無垢な瞳が困らせる 広島 沖野佐和子
 
頂点を目指す瞳にある活気 山口 石田 純
 
地を這った瞳でドラマ組み立てる 千葉 鈴木楽子
 
母の瞳にボクが映っている安堵 東京 宇都幸子
 
信念の瞳きらきら入社式 香川 津川秀子
 
写経する老いの瞳に悔いはない 香川 山根つた
 
あふれ出る母乳へ嘘のない瞳 北海道 大橋政良
 
抱いた子の瞳に姿勢正される 香川 山路恒人
 
目が合うと澄んだオーラに縛られる 栃木 松本一空
 
御仏の瞳に嘘を見抜かれる 香川 宮内泉都
 
山男純な瞳で会釈する 東京 松田きよね
 
迷いから抜けた瞳が澄んでくる 長野 石田一郎
 
花の芽も子の瞳も明日を抱いている 東京 齊藤由紀子
 
一生涯消えぬ瞳の中の人 新潟 皆川綾子
 
アフガンもイラクも子等の瞳はきれい 和歌山 福井桂香
 
少年の瞳を捨てぬベレー帽 和歌山 那須ひさし
 
ボランティア澄んだ瞳に癒される 東京 林 博子
 
晩学の瞳凛々しく燃える画布 長野 曽我秋水
 
難民の群れにつぶらな瞳の子 新潟 三宅得三
 
赤ちゃんの瞳にママの夢が住み 東京 長瀬煕実
 
保育器の瞳は国の宝です 茨城 平野 肇
 
仏像の瞳に懺悔したくなる 愛媛 合田悦子
 
立ち直る兆し瞳が澄んでいる 秋田 大石一粋
 
ひたむきに生きて男の澄む瞳 福井 藤田一郎
 
赤ちゃんの瞳神秘な湖である 岐阜 武藤敏子
 
さわやかな風になりきる子の瞳 熊本 太田黒尚之
 
言葉には出せない事を瞳が喋る 新潟 浅野ミイ
 
寝たきりを拭けば瞳に宿る謝意 大分 江口正尚
 
立ち上がる勇気をくれた子の瞳 秋田 佐々木良可
 
正論の燃える瞳に魅せられる 新潟 三膳喜之介
 
正直な瞳会話が光り出し 茨城 軍司百合江
 
アザラシの瞳が暗い世を癒す 千葉 高橋英男
 
宇宙博夢に輝く児の瞳 静岡 塚本夢迷人
 
戦火止み瞳輝く裸足の子 香川 川口徳夫







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