日本財団 図書館


(4)木の不思議発見 〜木を「蒸す(むす)」? 木が「曲がる」?〜
(1)実施日:平成15年9月21日(日曜日)
(2)実施場所:セミナールーム(事前学習)、
復元船「サン・ファン・バウティスタ」前 東ウイング広場
(3)所要時間:約2時間程度(13:30〜15:30)
(4)参加人数:15名
(5)実施目的:木造船の優美さの中には、それが持つ曲線美がある。この曲線美を作り出
すための造船技術として、木材を蒸すことで柔らかさを出し曲げていくというものがある。この一見「硬い」木材が蒸しあげることで「柔らかく」なる。この木の持つ特性を体験的に学ぶことを目的とする。
 
 
(6)実施内容:
1)事前学習
 セミナールーム内で、当ミュージアム学芸担当から(1)木材の素材としての特徴や、(2)木材の利用手段や用途についてなど、当ミュージアム所蔵の木材標本などを使用しながら概説をし、体験学習の導入とする。
2)体験学習
1. 使用器具
復元船「サン・ファン・バウティスタ」外板整形用大型蒸し釜(木製)一式
木材湾曲整形実験台1式
実験用木材「杉材(45×210×4100)」2枚
キリン(移動式大型万力)2丁 等
2. 実験準備:
開始約4時間前から、ボイラーで蒸気を充満させた大型蒸し釜の中(釜内温度約100℃)に、実験用木材2枚を入れ十分に蒸しあげておく。
3. 実験:
1. 内部の温度を約100℃に保った大型蒸し釜自体に外側から参加者に直接触れさせ、木材の性質のひとつ「断熱性」を体験する。
2. 十分蒸しあがった実験用木材を、木材湾曲整形実験台にセットし、参加者2〜3名ずつで、手で木材を曲げたり、ねじれさせたりさせ、木材の特性を体感させると共に、復元船「サン・ファン・バウティスタ」建造の際、この特性を活用して外板の曲線的構造を作ったことを理解させる。
 
 
(7)講師
当ミュージアム講師:施設船舶課長 ?島利昭
船舶担当 茂木 隆・芳賀 亨・山田登志雄
学芸担当 渡邊直樹
 
(8)所感
 当初、参加者不足が懸念される状況であった。しかしながら、体験学習の現場で来館者がその実施状況を見て参加希望することが多くなり、少ないながら参加者を確保することができた。学校では出来ない体験(実験)であるため、参加者の取り組みは、「楽しみながら学ぶ」という当ミュージアムの趣旨を十分満たすものとなった感がある。
 
(5)第3回 クラフトマン船(シップ)講座 〜海からの贈りもの・・・流木で作ろう〜
(1)実施日:平成15年9月21日(日曜日)
(2)実施場所:セミナールーム
(3)所要時間:10:30〜14:00
(4)参加人数:午前・午後 計20名
(5)実施目的:目の前に広がる大海(うみ)の向こうから流れ着く流木などを使い、
絵付けなどをしながら作品製作に取り組み、日常生活の一コマに海の香りを添えることを目的とする。
 
 
(6)実施内容:流木に着色したり、針金などで組み合わせたり、
参加者の随意でオブジェを製作する。また木片を利用して、コースターや額縁などを製作する。
(7)講師
外部講師:「工房めりけん」 高橋 政夫 氏
 
 
8)所感
1)当初、参加者不足が懸念される状況であった。しかしながら、当日会場をミュージアム館内のセミナールームへ変更することによって、来館者がその実施状況を見て参加希望することが多くなり、まずまずの参加者を確保することができた。
2)実施に当たって、参加者が子供が多かったため、一般の参加者がその中に入る際にためらいが見られた。今後、実施に当たって参加者を区分して(例えば、子供を中心とした家族向けと一般の参加者)参加しやすい環境を設定することも必要かと思われる。
3)体験学習終了時、今回の参加者の保護者から、「次回はどのような体験学習が企画されているか」との問い合わせを受けた。参加するまではなかなか反応が大きいとはいえないが、参加してみての反応や効果は十分かと思われる。このことから内容設定は必要十分と考えられるため、広報の手法を工夫する必要がある。







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